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「普通そうしない?」ができない

ども、のざるです。

「普通そうしない?」
「見たらわかるでしょ」

ついつい言いたくなる言葉じゃないですか??

例えば、玄関に履きたいサンダルが転がっています。

ちょっと遠いです。

こういう時はどうします?

1.足を伸ばす
2.手を伸ばして取る
3.誰かに取ってと頼む
4.誰かの靴を踏み台にして取りに行く

とまぁ、こんな選択肢がでてきそうですよね。

「普通そうしない?」
「見たらわかるでしょ」

そう言ってしまう人、いるんじゃないでしょうか。

しかし!次女はどれもでてきません。

「靴が届かない!」と、立ち尽くします。

どうしていいのかわからなくなるんです。

「いやいや、届かないから取ってって言えばいいじゃん」とか、「自分で取りに行けばいいじゃん」って思う人がほとんどでしょう。

それができません。

周りに助けを求める。どうして欲しいのかを伝える。

それが言えません。

本人はサンダルをとって欲しい、取りたい、とは思っています。

ただ、言葉の発達が未熟なので、伝え方がわかりません。言いたくても、なんて言えばいいのかわかりません。

そこで、「どうして欲しいの?」とか「なんて言えばいいの?」と促してみます。

「えー...わかんないぃぃぃ!!!泣」

そうやって、俯いてしまう事が多々あります。

さらに、この光景を見た時にどうすれば取れるか、履けるのか、本人はすぐに思いつけません。

ひっくり返ったまんまのサンダルを、無理矢理に履こうとします。

ひっくり返したり、並べ替えたりすればすんなり履けるのに、それができません思いつきません。

「どうやったら履きやすくなるか見たらわかりそうなもんだけどね」

見たらわかる、ということができません。

こうやって、本人が戸惑うひとつひとつの物事に対して、どうすればいいのかをじっくり教えてあげる必要があります。

そしてゆっくり、ゆっくりと、本人なりに理解していきます。

少しずつ、少しずつできるようになってきました。

支援級に入ったおかげで、メキメキと成長しました。

「これがない、これが欲しい、私はこうだった」

先生に自分から伝えることもできるようになりました。

まだまだ発達途上ですが、ひとつでも言葉や行動や発想力が上がっていくのが見えた時、成長を感じます。

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