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夫婦のはなし。

夫婦で過ごしている時に

二人ともまだお互いに
こうして「体」を持って生きていて

一緒に旅をしたり
映画を見て感想を言い合ったり
ご飯を食べたり
おしゃべりしたり
触れ合えたり

そんな時間が
なんて尊くて
貴重なのだろうと
泣けてくる時がある。

どちらかが死んだら
もう二度と味わえない、 
なんていうことのない日常。

元気に歩いて朝スタバに向かう
夫の後ろ姿を玄関で見送る。

ああ、あんなに元気に自分の足で歩いて
振り返って、ニコニコしてわたしに手を振ってくれる。

夫がまだ生きている。奇跡だなあ。うれしいなあ。

今日も夫と一緒にいられて夢みたい!と毎日思う。
お互いに体を持って一緒に過ごせるって、すごいことだ。

きっと、どちらかが死んだら「夫が(妻が)生きてたなんて、なんて夢みたいな日々だったんだろうな」と思うだろう。

どちらかが病に伏したり死んだりしてから
気づくんじゃなくて

お互いにまだ元気に生きている今
この日々の尊さに気づけていることが
とても幸せだなあ、と思う。

夫や妻とも
友達とも
お父さんやお母さんとも
子供とも
ケンカしがちな彼氏や彼女とも
会社の同僚や上司とも
こうしてネットで繋がっているあなたとも

いつかは会えなくなる時が来る。

悔いのないように、
でも媚びることもなく

まっすぐな私で、一緒にいよう。


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