一度きりの人生

「1度きりの人生だし結婚という選択肢があるならそれも経験してみたい」

どこで見たのか思い出せないのに頭からこのワードが離れず気になってしょうがない。

人の結婚観に物申したい訳ではない。

ただ、普段から疑問に思っていたことがこれをきっかけに浮き彫りになった。

私はそもそも自分の人生を一度きりと思っていない。

いや、確かに一度きりなんだけど。
死にたくない！とかじゃないし、その事実はある程度飲み込めてるんだけど。

なんというか、「人生一度きりだからこうしよう！」っていう考え方がない。

動き出すフットワークを待ち合わせてないとか、そういう熱量が高い人が苦手だとか、
色々言い訳じみたものは準備できてるんだけど。

それを大きく上回る理由として、わたしの根底にある考え方がかなり影響している。

それは、人は同じ人生を繰り返す、という考え。

生まれ変わっても同じ人生を歩む。これは決定事項で、変更は効かない。

その見方でもう一度冒頭の一文を見返してみる。

「1度きりの人生だし結婚という選択肢があるならそれも経験してみたい」

今の私の人生において、

もし私が結婚しなかったとしたら、
来世の私もその道を選ぶし

もし私が結婚したら、
来世も来来世も意地になって結婚すると思う。

腑に落ちなかった一文が、勝手な過大解釈と無駄なスケールを持たせることで、すとんっと落ちた。

一度きりの人生だからと、大きな選択に自らプレッシャーをかけないで

来世も来来世も同じ道を選ぶんだから、この道も間違ってないんじゃん？って

そう思ったらちょっと生き易くないですか。

そんな話でした。