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夏だからってはっちゃけていい訳がない。

毎月行ってる総武線沿いにあるネイルサロン。

ネイルのデザインではなく、いつも担当してくれてるお姉さんと話すトークテーマを考えながら向かった。

マンションの一室で営業しているそこは来店を知らせるためインターホンを鳴らす。

「ネイルしにきた」というより「友達の家に遊びにきた」感覚に近い。

毎回楽しげで怪しげで殺伐としたポップな話をしているので記録に残しておく。



1.日本のラブストーリーの共感性羞恥


「日本人同士のラブストーリーが見れないんだよねぇ〜〜、なんか恥ずかしくなっちゃって」

ええー、そう?と画像フォルダからネイルデザインを探しながら相槌を打った。

あんまりないなあ、その感覚。
と思いつつも、自分の感覚フォルダから似たような経験を探してみる。

「あ、でも前にドラマみてて歩道橋のど真ん中でチューしてて、『そんなとこでしないでしょ』って冷めちゃったことはある」

「あー、それかな?いや、んンー、うん、それかも。」

それは絶対違うときの相槌やん。

そもそも、ドラマとか映画を考えながら見るのが間違ってるよねっていうので終わった。
何も考えずに見るのが一番素直に感動できるわ。


2.ドウブツの話

人って動物なんだな、と思う瞬間があるという話をした。

これだけ色んなこと考えて、気遣って、複雑な作業して、まともなふりしてたって

いざ、と言うときは動物そのもの。
逃げ足の速さとか、空腹の果てにダンボール食うとか、夜の営みとかね。
終わった後に感想聞かれて(その時点で萎えるんだが)「なんかドウブツって感じだった」って答えたら引かれたことあったな。

「え、ヘタクソだったってこと?笑笑」

結局そっちの話で盛り上がった。
私らが一番ドウブツだった。


3.苦手な人

「苦手な人にも優しくしないといけないのかなぁ、」

そんなことないよ、とは言えないのが悲しいかな。
苦手な人にも優しくしなきゃと思うけど、それができないんだよね、そん時どうしてる?という割と真面目な相談だった。

「んー、第三者がいれば優しくできるかな。苦手な人って多分嫌いな人予備軍じゃん。その人のせいで自分の人柄の評価が下がるのが嫌だから、優しくしてるって感じ。」

私の全く優しくない回答に対して、「え、すごい。この考えなかったわ」って言ってくれた貴方は充分優しいよ、、、、。


4.夏が嫌いな理由

夏ネイルだあ〜なんて浮かれてながら、帰り際に水切りくらいの感覚で爆弾投下した。
「でも夏ってあんま好きじゃないんだよね」

さっきまであんなに夏に浮かれてたの恥ずいじゃん、って最もなツッコミを受けた。

夏って、「夏なんだしバカになろうよ⭐︎」みたいな輩が増える。
夏の暑さにやられてとか、夏だから許してとか、夏のせいにして、とか夏側も困るくらい免罪符切りまくってる。

夏だろうが冬だろうが常識に四季は関係ねえんだよ!!!!!?!
常識は年中無休保っとけっ?、?!

っておもうんよねって言ったら

間違いない、あったかくなると変な人増えるから気をつけな、って、忠告してくれた。


また来月遊びにくるね!

少しバカになった爪になって、サロンを後にした。

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