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野やぎのエッセイ

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エッセイ・創作エッセイをまとめました。
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#沼落ちnote

10秒でたのしいが消費される時代に、20年以上も切ないジャックスカードのCM「パンとカメラ」が好きすぎるから人生を6分だけくれ。

切ないは、時を越える。 コンテンツの消費は年々速くなっていく。SNSを開けばすぐに10秒でたのしい。一瞬で目を惹くエネルギッシュな画がずらり並んでは、文字通り高速で流れ過ぎ去っていく。 たのしい、エロい、ハイカロリー。炭水化物山盛りのようなコンテンツは濃厚で刺激的だ。 ひと口限り、味見で満足の一過性コンテンツにどっぷり浸かって無作為につまみ食い。ただスマホのスクロールに身を任せて流れていくのは確かにたのしい。たのしいのだが、でもたのしいだけだ。 先月、いや一週間前のトレンド

甘くないレモンサワー最速王決定戦(渋谷編)

甘くないレモンサワーが好きだ。そしてお酒の提供は早ければ早いほどよい。 それこそ至高。唯一無二。究極の居酒屋の条件。 そのふたつがあればもう、いらない何も捨ててしまおうである。最高の一杯を探し彷徨うマイソウル。イントロは長いが、たったふたつだけあればラブがファントムする。居酒屋のすべてはそこに濃縮されているのだ。(個人の感想です) たとえば、よいお寿司屋さんはかんぴょう巻きが旨い。手間がかかるのに利益が少ないかんぴょう巻きに、こだわってていねいに手を入れられているイコー