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うつ病。10年以上いまも続く。-1-

『何が起きた??』

2011年10月。
日本で未曾有の大震災発生から約7ヶ月が経過したころ、私の心身に不調が表れた。

当時、東京の会社で働いていた私は徐々に脳の機能が低下していきました。「いつも出来ていた事ができない。」ことごとく出来ない。デスクワークをしていると、急に電源が落ちたように気力がすとんとなくなる日が数日続き、業務量で言うとたぶん平常時こなせていたものの3分の1程度がやっと出来るイメージ。

そんなことが1週間くらい続いて、微熱も出始めた頃、異変は音もなくやってきた。

朝目が覚めると「声が出ない…」。

妻は初め私がふざけていると思ったようだ。
結婚して、ひとり暮らしをしていた中野区野方から、2人で暮らすため大田区に引っ越してから約8ヶ月、付き合ってから3年少々、お笑い芸人のネタやふざける事が多々あった私をいつもそばで見てきた彼女でさえも、それが事実であることに気がつかなかった。

「声が出ない…」。メールで伝えるとその苦しさから涙が出てきた。悲しみか、悔しさか、それとも恐ろしさか、当時の感情は思い出せないけれど、振り返るとおそらくそれは戸惑いの涙だったと思う。

なぜ、どうした?なにが起きた???

崩壊が始まった。

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