131のわ 考えがまとまらない件
小さい頃から夢想癖があるせいか、考えがまとまらずあちらこちらに飛び回る。暑いは途端にあるきっかで一つの考えにとらわれて、まわりの声が耳に入ってこなくなる。
だから打ち合わせの時は、いつも話がどこに向かっているのか分からなくなる。これは大変困る。
考えをまとめたくないわけではない、でも人よりも何倍も寄り道をしないと答えに辿りつかない。
この傾向は数年前に病気をして脳の腫瘍を手術をしてから顕著になったように感じている。考えを巡らせいる時は、半ば言語化されないイメージを巡らせているような気がしている。以前はそれをもう少し早く言葉にできていたはずだけど、手術のせいでその力はかなり落ちてしまった。
ノーム・チョムスキーが提唱した普遍文法は、あらゆる言語に共通する基本ルールのことであり、日本語とか英語とかスワヒリ語とかの言語以前のものとしてすべての人に生まれながらに備わっているらしい。
僕は病気のせいでとりわけ物の名前や言葉がすぐに思い出しにくくなってしまったのだが、その時に言いたいことのイメージは明確に頭の中にある。ということは普遍文法は損なわれずに残っているということだろうか。
それは僕がもしかすると言葉を覚える前の幼児の状態に強制的に近づかさせられたということだろうか。だとすると誰にでもできる体験ではないので少し面白い!
でも言語化できず考えがまとまらないことは、僕の元々の特徴だったような気もする。病気でそれがより目立つようになっただけかもしれない。あまり手術のせいばかりにはしないほうがよさそうだ。
いや、何にせよ考えがまとまらないのは、いろいろ人に迷惑をかける。
これからは、まとめます!がんばります!(新見)
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