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古今小大、夢々


「私の最後の大きな夢」
森雪之丞先生が、新作ミュージカルの告知動画のメッセージを何度見てしまいました。先生の言葉の力なのだろうか。

この1フレーズでたくさん受け止めた。
夢は大小あり、そして夢はたくさある。
そして先生は、60才にして大きな夢を3.4年はかけて成し遂げようとしている。
「ミュージカルの醍醐味は歌が残る事」というフレーズにも取り憑かれ観に行き、先生に全力で話仕掛ける事ができました。
作品「怪人と探偵」に触れるの事は失礼させていただきます。

私達の時代は、夢は大きい夢を一つ。それは就職先を表したと思う。
そして隠すべきものと思っていた。
大人になったら隠さなきゃいけないから、中1に「夢を書きなさい」に、最後にと思って、“歌手”とかいた。
私はみんな歌手になりたいに決まってると思っていた。けど、隠しているんだと。そうやってみんな生きてくんだと。
そしてタテマエの夢を幼稚園の先生だの看護婦さんというなのだと。
みんなの言うことを信じてなかった。
私も、小学校の先生、幼稚園の先生、保育園の先生とした。
ことにより児童教育学科音楽コースに合格する事により気せずして、ピアノを習う事になる。

だから、就職すると夢はなくなるのだと思っていた。すると

この詩にあるように28才の母は、童謡を書きたいという日記を見つける。母は49歳で大学に行き、弟が8年かけて大学行ってる間に卒業する。今も新聞投稿やら、何やら書いている。こちらも気せずして私と一緒。
就職した事のない私はすっからかんになるかと思ったらそうでもなかった。

最近の子達は、夢がないとは聞いていた。このnote で、その悩みの心情を読ませていただき心の動きを辿れた。
うちに若い娘が二人がいるが、この親に育てられたせいか、上は夢があって「私は私の道をいく」と何かに爆進している。
下は、「私は正しい生き方をする」と大爆進し、「私は私の道をいく」。参考にならないと思う。

下の娘とYouTubeを見てると「この子達は何か夢があって向かってるのかなぁ」と聞くと、「目の前のやりたい事をしていくだけなんだよ。マツコ(デラックス)が言ってた『それもいいね』と」
なるほど、それもいい。 
大きい夢の数も、小さい夢の数も自由で、バランスも取る必要もなくて、一つひとつやってこう。
映画で、末期にやりたい事を書き出して、やって消してくってのが、よくある。
今は、そういう感覚でいいんだと、49歳のおばさんは、思春期の中学生のようだと自分でいいながら、趣味三昧、夢三昧です。まだ49やで、この先長い。どうやって生きるかってね

ごめんなさい。詩に夢も憧れもありません。できる事をしよう。書き出すしかない。書き出す努力してる。結構苦しい。でも、一生書き出す覚悟はできた。最期までお付き合いいただけますか?