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はじめてのCD

こんにちは、伊波です。
書きかけの記事について「これ出そうかな~迷っちゃうな~こまっちゃうナ~デイトにさそわれて~」みたいな事を思ったり思わなかったりしていたら、公式さんからお題が降りかかってきたので乗っかってみたいと思います。
「はじめて買ってもらったシングルCD」「はじめて貰ったアルバムCD」「はじめて買ったシングルCD」「はじめて買ったアルバムCD」といった感じでだいたい覚えているので、それらのエピソードについて書いてみたいと思います。

はじめて買ってもらったシングルCD

◆Fight!/高橋由美子◆

買ってもらった年齢がいまいちはっきりしてなくて調べてみたら私、当時9歳でした。若いな。

今ではすっかり女優さんとしての活動がメインになった高橋由美子さんですが、このころは歌にドラマにと活躍するトップアイドルの一人でした。当時は「20世紀最後の正統派アイドル」と呼ばれていたとか、何とか。
しかし当時の私はそんなことなど知るわけもなく、当時放映されていたアニメ『魔神英雄伝ワタル2 超激闘編』の主題歌としてこのCDを手に取り、親に購入してもらったのです。
この時のシングルCDと言えば8cm CDで、中のプラスチックを折ったら二つ折りにして小さくできる!というケースに入っていました。40代以上の皆さんはきっと懐かしさで震えている事でしょう。9歳の私はそうやって折るのが正しいものなんだと思い、ためらいもなく下のプラスチック部分をへし折ってしまいました。今となっては後悔しています、すごく。小さくしたところでいいことなんて何もないんですよ、ええ。

んで、このCDジャケットの高橋由美子がまあかわいいったらありゃしないんですよ。満面の笑みで。気になる人は「Fight! 高橋由美子」でググってみんしゃい。ひゃあ!ってなるから。

肝心の曲は、と言いますと……「Fight!」はタイトルからイメージできるように、アッパーなポップチューン。子どもの時なんてノリの良さが楽曲の良し悪しに直結するみたいなところがありましたから、即名曲入りですよ。
一方のカップリング曲(c/wって略しましたね)は「虹の彼方に」。こちらは“あなたの心と 私の心が/ひとつになる時 おおきな虹になるの”という大サビ前のフレーズにグッときていた記憶があります。今思うと、小さい時から転調好きかよ、と。へへへ。

どちらの曲も、口ずさんでいる体で熱唱していた記憶もあります。はい。

はじめてもらったCDアルバム

◆MY LITTLE LOVER/evergreen◆

時は流れて95年。少年イハは14歳になっていました。
その時にはTVアニメからFMラジオへと主戦場を変え、朝5時から7時までラジオ ⇒ 学校 ⇒ 17~18時ごろ帰宅しラジオ ⇒ 夕飯 ⇒ ~24時までラジオ、みたいな生活をしていました。土日ともなればそこから学校がなくなりますから、朝6時から18時くらいまでずっとラジオ、夕飯食べてまたずっとラジオ、みたいな生活をしていた記憶があります。

んで、当時の平日夜の19~21時まで、沖縄ローカルの「ポップンロールステーション」という番組があったんです。沖縄の平日夜はこの番組!と断言できるくらいの人気番組。DJはハーフの男女がペアになり、曲紹介の時は本場モノの英語でカッコよく、おたよりを読んだりフリートークの時は英語に日本語にうちなーぐちまで入り乱れる軽妙さが魅力でした。
この番組の中で、週替わりで最新の注目曲をレコメンドするコーナーがありました。洋楽が多かったような記憶があるのですが、その時かかったのは日本語の曲でした。

“悲しみのため息 ひとり身の切なさ/抱きしめたい 抱きしめたいから Man&Woman”

かわいらしいんだけどオトナ感のある女性ヴォーカル。ほとんどイントロ無しで始まるポップな楽曲に、一瞬でハートを鷲掴みされました。そして少年イハは思ったのです。「この曲、売れる……!」と。おこがましい。
「Man&Woman」でセンセーショナルなデビューを果たしたMY LITTLE LOVERはその後「白いカイト」「Hello, Again~昔からある場所~」と立て続けにシングルを発表して一躍人気ユニットへ。そして満を持して発表された1stアルバム『evergreen』はオリコンチャート初登場で100万枚を突破するビッグセールスを記録するのでした。

そのいっぽうで少年イハは、お金がありません。家が貧しかったわけではなく、ただただ個人的にお金を持っていなかったのです。当時は帰り道に自販機でジュースの1本でも買えればそれで十分、学校の近所にあった沖縄そば屋でとりそばをたまに食べられたら大満足という、無欲な少年だったのです(多分)。
そんなある日、どういう話の流れだったかは忘れましたが、同級生のJ1くんと「最近聴いているミュージシャン」の話になりました。そこで何気なく「マイリトルラバーのアルバム欲しいけど買ってなくてねー」と話したのです。するとJ1くんがこう返してきました。

「あ、それ持ってるよ!もらう?」

……もらう?ですと?アルバム1枚、3,000円ですよ?中学生で3,000円、大金ですよ?それをあーた、もらう?って軽く言っちゃう?言っちゃうの?マジで?色々考えた(気もする)少年イハはこう答えます。

「マジで?!もらう!」

うーん、軽い。いや、この時は半信半疑でした。そう、半信半疑でした!(言い聞かせるように)
そんな思いをよそに、J1くんは後日、あっさりと『evergreen』を私にくれたのでした。マジ感謝しかねえ。リスペクト。

はじめて買ったシングルCD

◆ウルフルズ/そら◆

ウルフルズが自身のキャリアで初めて映画の主題歌(『ガメラ2 レギオン襲来』)を手掛けたことで話題になった一曲。c/wなしのワンコインシングルとしてリリースされました。確かこの曲、何よりも「500円で買える!!」ということに衝撃を受けて買った記憶があります。
無味乾燥な記憶であいすまぬ。

はじめて買ったアルバムCD

◆TOKYO No.1 SOUL SET/Jr.◆

我ながら、初めて買ったシングルや買ってもらったシングルからの飛躍がすげえなと思っています。はじめに白状しときます、はい。

TOKYO No.1 SOUL SETは3人組のヒップホップバンド。時に文学的とも評される詞と、BIKKEさんのポエトリーリーディングにも通じる、語りかけるようなラップが注目されました。
ソウルセットとの出会いは、NHK-FMのラジオ番組「ミュージックスクエア」でした。私が好きなミュージシャン/バンドのほとんどはこの番組を通じて知ったと言っても過言ではなく、動画であげている「ヤード」という曲を初めて聴いたときは「なんだこれはー!」とひっくり返りました。
当時家からいちばん近かったCDショップでアルバムを偶然見つけ、半ば衝動的に購入。この時少年イハはしっかり3,000円払える人になっていたんですね、よかったよかった。
その時に、このアルバムが“江戸屋レコード”なるレーベルから販売されていることを、そしてこのレーベルがかの名ギタリスト・Char氏が立ち上げたものだと知り、「おおーーーーあの、あのCharがーーー!すげーーーー!(本当はよくわかっていない)」と感動しましたよ。いい思い出。

おわりに

出揃ったCD群を改めて見てみると、私の特徴がよく出ているような、そんな気がします。どういう事なのかは、お読みいただいた皆様でそれぞれに想像してほしいなと思います。肝心なとこ丸投げかよ。

記事内で書いた「ほぼ一日中FMを聴いていた中学時代」「ミュージックスクエアとの出会い」などは改めて記事にしたいなぁ。
それでは本日はこれまで。

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