映画「空飛ぶタイヤ」はB級モンスターホラー映画にすべきだった。

暇つぶしにと軽い気持ちでドラマなどでは
当たりも多い池井戸潤原作の空飛ぶタイヤを
観てみることに。

トキオ長瀬さんは、顔面パンチ力が強く
観ているだけで暇が潰せる!良い感じ
と、説明過多なよくある邦画のせいもあり
適当に見てても内容も分かりやすい前半。
それが、長瀬家族のシーン辺りから雲行きが変わる。

嫁が深田恭子。
これが第1の問題。
アホそうすぎる、半沢直樹の嫁が上戸彩
と、全く同じがっかり感。
女を顔と体で選ぶタイプかい!
なら、お前は男としての魅力半減やからな!
と、我慢して見続ける
すると、出る俳優出る俳優
スカッとジャパンの面々、もうコントに見えてきました。
いくら暇つぶしとはいえ後悔はしたくない。
なんとか原作の力で引っ張ってくれ!
と、思う中盤あたりはほぼダイジェスト。
そろそろ八方塞がりになってきた長瀬サイド、、
奇跡を起きてくれ!と思うと都合よく起こる奇跡!
死にそう、そして復活!

3分程度で繰り返される苦楽のリフレイン。
予想通りすぎる逆転劇の連発に
辟易としてきたところで
やっと終盤

ここで、最大の問題が!
この映画はクソ映画です。
人命を軽視する自分大好き会社人しか出てこないクソ映画確定です。

映画冒頭、空飛ぶタイヤの餌食になった罪もなき犠牲者が被害を受けた場所に
長瀬とディーンがやってくる。
対峙する加害者側、当事者の2人。
イケメンおっさん長瀬&ディーン。

人の命というものを見つめ、新たに気づき
動き出したはずの2人が、その場所で出した答えが。

なんと、カッコつけあい合戦!を始めてしまう。
なにそれ?
どういう感情?
子どもを残し罪もなく死んでしまった母親に
イケメンっぷりを見せつける意味とは?

お前とはもう、会いたくない。
俺もな。

じゃない!
死んどんねん、そこで。
2人ともそこに来る意味は弔いちゃうんかと。
弔え!カッコつけんな!
やるなら、サ店でやれ!

スタバ行け。

そして、見上げる先には青空 ジ エンド。
なんやそれ!

もう、ラストシーンは見上げた空から
キバとベロをダランと伸ばした空飛ぶタイヤモンスターが、このイケメンおっさんを食い殺し
そして、街に繰り出していくホラー映画にした方が
見る人を幸せにするのではないかと
頼むからタイヤ降ってきて
こいつら殺してくれんかな、って思うラストでした。

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