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美味いお店が人手不足だなんて

先日、行きつけのお好み焼き屋さんの入り口に、張り紙がしてあった。何かなと思って読むと、「深刻な人手不足のため、5席のみのご案内とさせていただきます」と。

5席というと、たぶんお店のキャパの半分以下だ。「嘘やろ?」と思った。お店に入ると、従業員1人でホールを切り盛りしていた。

そのお店のごはんは、凄く美味しい。休日はいつも満席。「食べたい」と思っている人がたくさんいるのだ。にもかかわらず、それを提供できる状況にない。凄く、もったいないなと思った。

世の中には、ものやサービスを売りたい人がいっぱいいる。そして、なかなか思うように売れないケースのほうが多いんじゃないだろうか。

僕は昔ゲームを作っている会社で働いていたのだけど、面白いゲームをつくることと同様、多くの人にお金を払ってもらうことが簡単でなく、とても泥臭い側面があることを思い知った。

一方で、お金を払って利用したいお客さんがいても、人的なリソースがないから諦めざるを得ない場合もある。ニュースでしょっちゅう「人手不足」という言葉を耳にしていたが、初めてこれを身近に感じたのだ。

こんな美味いお店なら、自分が助けに入らせてほしいよと思ったくらいだ。ついでに美味しいお好み焼きを焼く技術を習得できるんじゃないか、と企んだりなんかして。そうすれば、「お好み焼キング」を名乗れるぞ…!

あ、そう言えば、あのお店はお好み焼きを客が焼くスタイルだったな。


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