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スーパービジョンって何か凄そう~ケアマネ見聞録~


前書き

大学で社会福祉援助を学んでいる時に
やれバイスティックだの、直接援助、間接援助だの
色々な言葉が出てきたんですが、その中でも「ボヤっと」教わった単語が
「スーパービジョン」です。
僕の中では「ソーシャルアドミニストレーション」と同じくらい意味不明単語の一つでございました。

それではみなさん、手始めにこれらの言葉、大きな声で力強く叫んでみてください。

相手のロボットやら怪獣やらが爆発しますから。

しませんけど。

いやでもそれくらいボヤっとしてたんです。
スーバーバイザーとかスーバーバイジーとか
双子のロボットか何かかと()

ところで、私が入っているオンラインサロンがあるんですが
そこで「テーマ」と「コンセプト」の違いについて述べられていました。
テーマとは「目指す主題」で
コンセプトとは「主題を構成する固有の答え」と。
ほほうなるほど。(のぶりん独自解釈を含めていますw)
で、似たような言葉で「ビジョン」という言葉が出てきました。

某経済学者さんもリーダー論の中で
「リーダーはビジョンを示せ」と言ったことをおっしゃっていました。

ビジョンってなんでしょう。
Microsoft bing さんによると
「将来のあるべき姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来図。未来像。」
だそうです。なるほど~そうなんですね~

スーバービジョンとは

社会福祉援助で言うスーパービジョン(以下SV)っていうのは福祉援助技術や考え方の一つで

「気付きを与えること」

が主な目的になっています。
で、SVの対象者は所謂クライエント(=支援を必要とする人)ではなく、支援を行っている人・支援者となります。
ケアマネとか相談員とかですね。

スーパーバイザーは気付きを与える人
スーパーバイジーは気付きを得る人。
ですからバイザーが先輩とかベテランのワーカーやケアマネ、大学等の講師といった方々が行います。
バイジーは誰でも当てはまりますね。支援の中でモヤモヤが残る、うまくいかなかった等の方が対象となります。

SVにはいくつかの技法があり(個人SV、ピアSV、セルフSV等。岩間モデルや奥川モデル等提唱者による技法の違いもあります)
先日の主任介護支援専門員の研修では「グループスーパービジョン」を教わりましたが、何度か演習を行って、なんとなくわかったような、わからないような。

ただ目指すところは、バイジーがなんとなく違和感を感じてたりうまくいかないなあ、って思っている部分を
言語化やイメージを高めることによって気付きを与え、今後の支援に役立ててもらうこと。
例えば間違いを指摘したりとかやり方を否定したりとかそういうコミュニケーションはとりません。

あ、そういうのパワハラ会議っていうんですかね?

事例検討及びパワハラ会議との違い

事例検討というのを経験された方もいらっしゃるかもです。ケアマネさんが大好き(反語)なプランチェックはこっちになるかと。
ある事例に対して、具体的にああしたらこうしたら、とアイディアを出し合う感じの場になると思います。
「〇〇サービスを利用するようにしては」「〇〇制度の利用を検討してみては」「ご家族の支援がもう少し得られないですかねえ」等です。
具体的な助言や指摘が出てくることが多いかと思います。

SVはちょっと違います。
例えば「この場面ではこういう視点も考えられるのではないか」とか
「利用者のこの点は強みだと思うし、この点に気が付かれているのは素晴らしい。」とか。
バイジーの思考や行動の癖だったり
気が付いたら援助の方向性が違う方向にいっていたり
自分でも気が付かない可能性に気が付けたりとか
いろいろです。何というかいろいろですw

つまり、みんなで意見を出し合っていくうちにカスミが晴れて、バイジー自身が気付きを得られることを目的としています。
あ、マジです。

気合を入れる

ところで主任ケアマネさんとか管理者さんとか
気が付けばパワハラ会議してますから気を付けた方がいいですよ。
彼らに与えるのは反省の機会ではなく
「気付き」です。
では今日も張り切っていきましょう!
「スゥゥゥゥゥゥパァァァァァァ…
ヴィッジョォォォォォン!」

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