声は高いと安心感を与えるが、低いと権威や説得力を与える。じゃあどちらを選べばいいのかって話
『僕は安全ですよ!』
『あなたのことには従います!』声は高い方がいいのか、低い方がいいのか。
個人的には声が高い女性の方が好み、という男性諸君は多いと思いますが、女性目線では声が低い男性の方が好み、という意見も多くあります。
いわゆる恋愛系の話であればその傾向に則っていればいいのでは・・・と思ったりしますが、ビジネスにおいてはちょっと話が変わってきますよね。
タイトルでも書いていますが、
・高い声は安心感を与える
・低い声は権威や説得力を与える
というのは、感覚的に理解しやすいところではないでしょうか。
【イギリスのスターリング大学による実験】
大学生を対象にインタビューを実施したところ、インタビュアーによって態度が激変したという結果があるようです。
・防犯責任者
・主任教授
・一般人
それぞれタイプが違っていて、強面タイプから優しげなタイプまで分かれていたようなんですが、はっきり実験結果として傾向として出たのが下記。
・自分より格上だと感じた場合は声が高くなる
・自分より同格、または格下と感じた場合は声が低くなる
ちなみにこの実験結果、僕も過去を思い出すとたしかに心当たりがあるな・・・と思いました。
昔働いていた苦手な上司には声が高くなるわ心臓の鼓動も高くなるわでしたが、気を許せるような上司や同僚には声が割と低くなりがちだったなー、と。
無意識のうちにどうやら
『僕は安全ですよ!』
『あなたのことには従います!』
といったような信号を出していたのでしょう。
【相手とのポジション確認に使える】
上記の実験結果をベースに考えていくと、ビジネスの相手や会社の同僚はもちろん知人から恋愛対象の異性まで、現在どういう関係性にあるのか見極められるかもしれません。
たとえば初対面の商談相手の声が途中から低くなった場合はもしかするとあなたのことをナメてかかりだしているのかもしれませんし、逆に声が高くなった場合はなんとか話をまとめるために媚びてきているのかもしれません。
会社の同僚の場合も、自分に対してのトーンと他の人に対してのトーンを聴き比べてみると面白い結果が出るんじゃないでしょうか。
上司とか部下とかはっきりした関係性がある場合は別ですが、もっとグラデーションが強い関係性の場合は気にしてみると新しい発見がありそうですね。
【じゃあ声は低い方がいいのか?】
簡単にいえば声は低い方がマウントを取りやすい、という話なんですが、じゃあ結論として声は低い方がいいのかというとそこはまた難しい。
これは正直、状況や相手によって使い分けるものなのでしょう。
ジャパネットたかたのかつての高田社長のように、エンドユーザーに畳み込むように話すセールストークは、あの独特の声の高さから安心感を感じさせたでしょう。
もし低い声で話していたらジャパネットたかたの成功は無かった、少なくとも高田社長が名物社長になるようなことはなかったんじゃないかなーと思いますし。
反対に、エンドユーザーに対してではなく取引先や自社の社員たちを中心にマネジメントしていくような人であれば、低い声を出して自らの権威性を強く打ち出していく方がいいかもしれません。
安心してもらえるキャラクターか、支配的に影響力を出せる人物を目指すか。
自分が目指す人生の方向性で基本方針を固めて、そのうえで場面で多少使い分けるのが良いのではないでしょうか。
ちなみに、大成功をおさめている社長やCEOといった人々はもっぱら低いピッチの声が多いんだそうです。
経済的成功、ビジネス的成功が全てではないですが、自分もやっぱり成功したいんだ!という人は強そうな相手にも負けずに低い声を出すことを意識した方が良さそうですね。
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