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ドキドキ!初の企業実習~職業訓練生と専門学生の企業実習を行いました~

このたび、ノベルワークスは初となるインターン(企業実習)の1ヶ月間での受け入れを行いました。
大学生のインターンは随時実施していますが、インターンといってもアルバイトに近いのです。

今回は学校のカリキュラムの1つとして、1か月間企業に訪問し、現場でのお仕事を学ぶといったもので、その企業にノベルワークスは協力させていただいてます。学校側から直接依頼されているので、こちらも気を引き締めなければいけません。
実習は1ヶ月でしたが、その取り組み内容などご紹介したいと思います。

受け入れの想い

今回はハローワークでの職業訓練生2名、
学校法人・専門学校HAL大阪の情報処理学科から3名 を受け入れました。

なんせ初の受け入れのため、どんな実習内容にしようか非常に悩みました。
ただ、折角なので、
・何を学びたいのか
・そもそも夢や目標は?
・どんな就職先を希望しているか
などヒアリングしたうえで出来る限りそこ沿った内容の課題を用意し、実習に取り組んでもらえればと思い、あえてカリキュラムを決めませんでした。
また、学びを得て帰ってほしい。学校では学べない企業らしい内容にしたい。そんな想いで企業実習がスタートしました。

職業訓練生の実施内容

今回は「AIプログラマー」学科からの受け入れでした。
この学科のカリキュラムは、学習モデルを作ったりと、職業訓練でもこんな最先端な技術が学べるなんて(しかも無料)本当に良い時代です。。

ヒアリングした結果、以下の取り組みを行うことに。

O氏:
AIというよりも現場の上流工程(設計書作ったり)から下流工程(開発)を経験してみたい。との事だったので、弊社の開発チームと一緒に、自社サービスの設計書の作成から開発までを行ってもらうことに。

M氏:
M氏は自身でもKaggleを使ってみたりと独学していたため、折角なので弊社がメインで利用しているAWSのAIソリューションを活用し、車種識別の画像解析システムの構築にチャレンジしてもらいました。

HAL大阪の専門学生の実施内容

3名の内、2名はフロント開発寄りのお勉強をしており、1名はデザイナー志望でした。
学校では主に、JAVA、PHPを利用した開発だったため、こちらもAWSやクラウドサービスを利用したサーバーレスな開発に取り組んでもらい、新しい学びにしてほしいと考えました。
こちらもヒアリングの結果、以下の取り組みを行うことに。

I氏・S氏
AWSを使ったサーバーレスなジャンケンアプリの開発と自社サービスの改修
Y氏:
弊社サイトのデザインリニューアル2サイト

折角の実習だったのですが、コロナの状況もあり、週1回の出社、他はリモートでのお仕事をしてもらいました。

その代わり、出社時と退社時にはslackで挨拶することをルールとし、夕方にオンラインミーティングを行うことで、少しでも企業実習感が出るように心がけていました。

ただ、週1回の出社も絶対ではなく、出社したかったら事前に言ってね~と伝えていたところ、ちらほらと「この日出社してもいいですか?」と言ってくれた学生もいて、来たくなる会社の雰囲気になってる!というのが分かってちょっと嬉しくなってたりもしました。

初日、オリエンテーションの後社長みずから専門学生にAWSの概要説明を行います。
初めて知るサービスに目をキラキラさせながら、社長の話を聞いていたのが非常に印象的でした。

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1ヶ月もあっという間。
最終日は成果発表会とし、この1ヶ月で学んだことを発表することを最後の課題としていました。
インプットしたらアウトプットする。これ絶対。

皆それぞれ資料にまとめたのを発表した後、開発画面を実ながらレビューや振り返りを行いました。

最後に、皆の感想です。

感想

職業訓練生 O氏
・何が一番難しかった?
kintoneのAPI、javascriptをしっかり理解できてなかったので、APIが入ってくると雰囲気が変わって見えて、分かり辛かった。
基礎を調べて、なんとなく分かりだすまでが難しかった。
・一番学んだことは?
Python以外で業務のコードを書くことがなかった、なんとか動くものは作れたのはよかった。
APIに慣れた、これから新しいことをするのに取り組みやすくなったのは良かった。またjavascriptも初めて使った。
思ったようにはいかなかったが、APIの見方などだんだん分かってきたので、この知見を今後に生かしていければいいと思う。

ソースコードレビューやテスト項目の作成までサポートしてあげたかったが、そこまで出来なかったのが私達の反省点ですが、初めての言語に振れ、良いキッカケ作りになったのではと思います。

職業訓練生 M氏
・何が一番難しかった?
kintoneが難しかった(笑
APIがそもそもどうやって提供されているのか??RESTAPIなど取得にも色々取得方法があり難しかった。
・一番学んだことは?
AWSのサービスを沢山使った、触れるようになった点は良かった。
機械学習、アプリケーションにして提供するまで出来たが入力側の実装ができなかったのが悔しい点。
またAWSの可能性を感じた。AWS SageMakerを使っていろんな学習ができるのがとても良いと思った。

1か月は、研修や指導はあえて行いませんでした。自分達で調べて勉強してもらうことで、ググり力も鍛えてほしかったからです。良い勉強の機会になったはず。
またAPIの利用やマイクロサービスの利用は今後伸びてくるはずなので、今後の力になると思います。こちらも良いキッカケを与えることが出来たかな?と思います。

専門学生 I氏
AWS は難しかったけど、調べると色々でてきてなんとか出来た。
就職作品でAWSを絡めたものを作りたい。
また実際の現場レベルでのシステムを見て、自分の知識不足を思い知った。
CSSを勉強し直そうと思った。
一ヶ月を通してインターンは楽しかった。
専門学生 S氏
AWSは分からないことが多かったけど、面白く楽しかった。
ローカルでしか動かしたことなかったものが、クラウドで動かせることを知ることができて、勉強になった。
この一ヶ月間で学んだことを今後に活かしていけるよう頑張ります!!
専門学生 Y氏
普段はHPやアプリなど、一般ユーザーが使うものが多かったため初めてシステムのデザインを行った。
ビジネスユーザーが使うサイトを考えるのはとてもいい経験になった。
貴重な経験が出来、たくさんのことを学べました。一ヵ月ありがとうございました。

皆それぞれ、新しい知識を身に着けてくれたこと、またこれからの学びに繋がったようで、嬉しい反面ホっとしました。

折角の機会なので、失敗を恐れず新しい事にチャレンジしてほしい。
仕事って楽しいんだなと感じてほしい。
だから私達も真剣に向き合って、どうやって教えれば、新たな学びになるのだろうかと常に考えていました。
学生よりも、企業側の私達のほうが学ぶことが多かった、そんな専門学生の初インターンとなりました。

彼らの今後の活躍に期待しつつ、いつかまた一緒にお仕事が出来る日を楽しみにしています!
1か月間ありがとう!素敵な出会いに感謝

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