厨二病もここまでくれば最高やん!
小説家になろう発の作品です。いわゆる『なろう系』ってやつ。なろう系はアニメになるたび、『はいはいチートね』『ハーレムマジウケる』『いつもの(笑)』『主人公魅力ねーのに何故モテる』『女キャラの頭おかしい』『都合良すぎ(笑)』と読んでもなさそうな読んだところで読解力のなさそうなネットでしかイキれない方々がAmazonで批評家気取って☆1つけていくんですよね。
だが、しかし!
厨二病もここまでくれば最高やん!
ワイがこの記事を読んでくれた人たちおよびAmazonとかで己のストレスのはけ口として☆1つけて難癖つけてるアホ以下の奴らに訴えていきたい!
ん? ワイも似たようなことしとるって?
うるせえ黙れ。黙ってワイの愛を受け入れろ!異論はコメントでやられたら傷つくので程々によろしく。
さて、今回取り扱っていくライトノベルは……
史上最強の大魔王、村人Aに転生する
現在アニメ大好評放送中のあの作品です!いやぁ〜面白いですよね。
【固有魔法(オリジナル)】【固有技能(スキル)】
これぐらいはまだ普通ですね。
《九重発動》
さて、これは何と読むのでしょうか?
正解は《ナイン・キャスト》です。第一巻の後半のバトルにて主人公アード・メテオールくんが披露してくれた多重発動魔法ですね。
爆炎。雷撃。氷刃。土塊。衝撃。閃光。瘴気。鉄杭。闇衝。
以上、九つの攻撃魔法が一斉に放たれるという規格外の能力。いやぁ、本当に凄いですよね。
が、しかし! 主人公は元大魔王なのでもっと凄い能力を持っているという。
《《孤独なりし王の物語(プライベート・キングダム)》》!!!!!
某〇ラグスレイヴ並みに長い詠唱の後に発動することが可能な元大魔王である主人公アード君の固有魔法です。
どんな感じかというと、まあ、中二だよな。これ。
としか言いようがないですね。
いや、だってさぁ……
勇魔合身!!!
ですよ。ちなみにこれ第四形態まであるからな。気になる奴は原作読んでくれ。
さて、このラノベが厨二病であることは大体わかりましたよね。では、どんな話なのかをざっくり説明しましょう。
【どんなお話?】
敗北が知りたい―—大魔王として畏れられ、その人生をおおよそ全うした彼は三千年後の未来に村人として転生するものの、魔法の力が劣化した現代では元・大魔王ヴァルヴァトスことアード・メテオールはあまりにも規格外すぎて……
みたいな感じですね。ちなみに最新刊まで読んで思ったのですが、敗北が知りたい、はそんなに意味ないというか……むしろ、敗北という名の絶望を知ったもう一人のアード・メテオールなら登場します。
アニメは5話までは視聴してますが、正直、原作より良くなってる方だぞ!
原作が面白くない、というワケじゃないんですけど、アニメだと原作通りにしすぎると視聴者側がついていけないんじゃないかという配慮をしてくれたんだと思います。だからこそのあの第一話! 原作通りだとアード君とイリーナちゃんの出会いはツンデレのツンどうしたよ!? というレベルの早さでイリーナちゃんはアード君のお友達になるんでなぁ……
流れを解説すると。以下の通り。
魔法の修行をするために山へ向かうアード少年→イリーナちゃんが魔物に襲われそうになっている→アード少年が魔物を撃退→「あ、あんたを友達にしてあげるっ!」
早いな。堕ち……じゃなくて、デレ早いな。という、なろうあるある展開ですね。
で、何やかんやで二人は魔法学園へ入学。これもまたあるある展開。
さらにアード君に対し、敵対心をむき出しにしてくる噛ませ犬(cv柿〇徹也)さんが登場→決闘→当然の如くアード君の勝利!
これもまたあるある展開。
そんでもって、もう一人のヒロインであるサキュバスのジニーちゃんですが、いじめられっ子がアード君とイリーナちゃんとの出会いによって自信を持てるようになる感じはほぼ原作通りですが、アニメの方が最後にアニオリ入れたことにより彼女が本来持っている芯の強さがうまく出ててよかったです。
原作だと腹黒ヒロイン化するのが早い気もするしwww
正直、第一巻に関してはAmazonレビューでも最初は☆1でしたが、最後まで読んで☆3に変更しました。
理由としては、最後のバトル描写が作者が本当にやりたかったことなのではないかってぐらいに厨二全開だったからです。
あ、そうそう。アニメから入った人に言っておくと、アニメではヒロインたちの布面積が増えてます。
どういうことかというと、第一巻の最後でイリーナちゃんが謎組織に連れ去られるわけですが、その時のイリーナちゃん……全裸なんですよ。
ジニーちゃんの夜這いに関しても、あんないい感じのベビードールなんて着てません。裸リボンなんですよ。
昨今、アニメの影響でうちの息子がうちの娘が~~という、クソ苦情という名のテメェの人生がうまくいってないからアニメとか漫画ラノベに全部責任おっ被せて自分は悪くないと逃げている親としての責任放棄していらっしゃる方々が無駄な二酸化炭素をゴミと共に汚ねぇ口から排出しているせいでセンシティブとか規制とか本当にクソくらえですね。お前らのせいで原作通りにしたほうがコスト削減につながりそうなのに無駄なコストがかかってんだよ。わかったなら、自分の息子および娘がうまく育ってくれないのをアニメや漫画・ライトノベルのせいにすんなよ。ちゃんと子供と真正面から向き合って話を聞いてやれ。それぐらいできんだろ。クソが。
いやぁ~~・・・本当に・・・
規制とかセンシティブってクソですね☆
ここまで言っておいて何ですが、私、そんなになろうには詳しくないんですよね。この展開あるある、みたいなことを書いてしまいましたがw
ただ、今までのなろう系だったら、アード君って二人のヒロインに好かれてるわけだからもうちょっとエロハプニングに慌てたりしてもよさそうなんですが、大魔王としての前世があるせいなのか、この主人公ヒロインたちに対してずっと父親目線なんですよね。
特にイリーナちゃんに対しては。
そういう部分が今までのなろう系主人公と違ってて面白いんじゃないかと感じました。
ただ、この可愛い二人に対して、何故ああいう感じだったのか―—に関しては、最終巻読んだら納得しました。彼にとってのメインヒロインは最初っから彼女だったんだなぁ、と。
アニメに関しては、どうやら3巻までのようですが、私としては3巻以降の展開は結構ハードな上に作画コストとか声優さんを新たにキャスティングしなくてはならなくなる上にそもそも最低でも2クール分使わないと難しいと思うので、二期はないだろうな、と。
ただ、この作品を最終巻まで読んで思ったのは——
真の主人公はイリーナちゃん
です。この物語はアード・メテオールの物語であり、彼の親友であり彼の【自主規制】でもあるイリーナちゃんが主人公として覚醒するための物語だったのではないか、と。
【最後に】
ライトノベルに対し、中身スッカスカとおっしゃる方がいるようですが、そもそもエンタメに何を望んでいるのか、と。
それに私は思うのですよ。
どんな形であれ物語を完結させることができたのであれば、それでいい。
と。週刊漫画雑誌とかでも人気が出ずに打ち切られてしまう作品があります。引いていた伏線を回収できずに終わった残念な作品もあれば、どんな形であれ無理矢理に終わらせた作品だってあります。それでも、広げた物語という名の風呂敷を包んで終わらせたのであれば、それでいいんです。
終わったことは寂しいですが、読み終えた後に何も残らないというのは——読み手である貴方自身が物語を楽しもうとしてないからではないでしょうか。
社会の荒波の揉まれて疲れているのは分からなくもないですが、そんな時こそバカバカしい厨二病作品にハマって楽しめばいいんですよ。
他のアニメファンを語るリア充どもはランキング上位の作品を視聴しては得意気になっていらっしゃるようですが、アニメ好きなら作画崩壊どころかシナリオ崩壊してるような地獄を視聴してこそだよなぁ。
周りに合わせるな! 自分にとっての【面白い】は人の数だけあればいい!
以上。
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