徒然日記 自分を掘り下げて気づいたことと一人称について
10月になりました。空気に秋の香りが混じってきましたね。夏と秋の入り混じった気候がメンタルをジリジリと削っております。
私ずっと、「夏が一番好き」って思ってたんです。夏生まれで暑さに強くて寒さに滅法弱くて海が大好き。だから夏が一番好き。子供の頃からどの季節が一番好き?と聞かれれば、「夏!」と即答してました。
でも、最近自分のことを上から見るみたいなことがあった時に、ふと思ったんです。
「夏、そんなに好きか?」
それでよくよく考えて自分に問いかけてみたんですよ。「本当に貴女は夏が好きなの?」って。
「いや・・・・・・正直一番じゃない。今も昔も」
そんな返事が返ってきました。衝撃です。子供の頃からそう思っていた自分からのその言葉は、私の脳みそに雷を落としました。なぜ、今まで気づかなかったのか。
いや、見て見ぬ振りをしていたのだと思います。もっと言えば蓋をしていた。ここにも、幼少期の父からのトラウマがありそうです。
(過去の徒然日記に幼少期のことを少し書いています)
そこでもっと掘り下げてみました。
夏生まれなんだから暑さに強くて寒さに弱い
→夏生まれは関係無い。というか暦の上では自分の誕生日からは大体秋になってるから、暦上は秋生まれなのでは?
海が大好き
→それはその通り。でも本当は海洋恐怖症の気がちょっとある。底の方の岩とか、浮いてる葉っぱとか見ても怖いと思うし、海の中で生き物を見ると怖くて心臓バクバクする。
なんで夏を一番好きって思ってた?
→肌が元々黒くて、日焼けするとさらに真っ黒になるせいか周りから、「あなたって夏が好きだし似合うよね」とずっと言われてきた。あとたぶん人に見せてる性格的に夏が一番それっぽいんだと思う。特に父親からは、夏は素晴らしい!海で泳ぐのは素晴らしい!とずっと言い聞かされていたから、逆らえなくて自分もそうだと思い込んだ。
じゃあ一番ほっとする季節は?
→秋。涼しいし、食欲復活するし、夜長の読書最高だし、キンモクセイの香りがするし、なんとなく空気がゆったりになるから。
以上の点から導き出したのは、「本当は秋が一番好きじゃん」という結論でした。
本当はずっと、自分が一番調子のいい時期って秋だったんだと思います。なのに、そういう心と体の声を無視していた。抑圧された心の声って、幼少期のトラウマや思春期のトラウマが多いほど数が増えるんですよね。
その中の1つに、「自分の好きな季節の認識のズレ」があった。それにようやく気づけてスッキリとした気持ちです。
あと、天の邪鬼な性格も災いしていたのでしょうね。秋を好きって言う人って多いイメージがあるので、みんなと同じは嫌だみたいな。
でも、自分は秋が一番好きなんだと認めたら、胸のつっかえがひとつ取れた気がしたんです。また、自分の本当の気持ちに気づけたんだなと嬉しく思いました。
さて、「ズレ」ついでにここでもうひとつの「ズレ」の話を。
私の記事やコメントで、「おや?」と思った人がもしかしたらいるかもしれない。私が使う一人称について、違和感を持った人、居ますか?
そんな細かいところ気にしてないし見てないから!自意識過剰か!
とかそういうことは言わないでください。これでも本人はかなり本気で悩んでるんです。
というのも、私はSNSを始めてすぐくらいからずっと、「僕」という一人称を使ってきました。もう8年?何年?
それは、当時の夫氏のあまりにも酷い束縛と独占欲のせいでそうせざるをえなかったから。これはネットだけではなく、リアルでもです。
ちょっと異性のアカウントと話せばぶち切れて大暴れ。どんな理由でも異性と連絡を取れば大暴れ。私としては結婚してる時点で他の異性を異性として見る感覚が無いし、何より娘を産んだばかりでそれどころじゃなかったんですよ。夫氏はキレるだけで家事育児なんか放棄してましたからね。
娘は何をしても寝ない子で、文字通り全く眠れず、乳腺炎は繰り返すし、毎日死と隣り合わせの気持ちで子育てと家事に追われていました。精神的にかなりおかしかったと思います。
そんな中、事件が起こります。私が大学時代にとってもお世話になっていた先輩から久しぶりに連絡が来て、お互いの状況を報告し合っていたところ、夫氏がこっそりその先輩の連絡先を削除していたんです。先輩だけじゃなく、他の異性の連絡先も。何もやましい会話なんて無かったのに。
流石にキレました。こっそり勝手にやられたことがまず悲しかったし、自分だって女性がいる飲み会には行ってるし何度言っても家事育児はしないし家のお金は盗むし借金作るし辞めたって言ってた煙草は隠れて吸ってるし何様なん!?とブチギレです。
その時の私の唯一の吐き出し場所がSNSだったので、それを制限されそうになったのは本当に不快でした。夫氏はすぐに逆ギレするし、こっちは何年もまともに眠れてないしでもう大喧嘩です。でも、「あたしとしては離婚も考えてる」と言うと、当時の私の剣幕から本気度が伝わったようで急にしおらしくなる夫氏。
謝られても消された連絡先は帰って来ない。
謝られても過ぎた時間は帰って来ない。
謝られても産後の恨みは来世まで。
離婚は踏みとどまりましたが、夫氏に、「夫と父」の自覚を持たせるため、必死で「育成」しました。本来ならこれは夫氏の両親の仕事ですが、夫氏の両親も毒がつく親御さんなので割り切りました。
それでも私は怖かった。夫氏の独占欲と束縛をどうにかしないと、また繰り返す。でも、今の自分にできることなんてあるのか?こっちはホントにそんな気無いのに。相手がそうなるかもしれないってキレられても困る。
回っていない頭で出した結論が、「一人称を僕に変える」でした。男性って、そういう「変わった子」を本気の恋愛対象から除外するよなって思ったんです。思ったんですよ。その時は。
なので私はその時から一人称を「あたし」から「僕」へと変えました。リアルでもです。
そりゃあもうリアルでもネットでも色々と言われましたよ。
「女なのに」
「ネット民アピール?」
「オタクアピってんの?」
「キモっ」
「恥ずかしい」
「その一人称で子供の前に立つというのは常識を疑いますね」
「母親なのに僕とか頭おかしいんじゃないの」
もうごりっごりにみんな削っていくんですよね。でもお陰で目的である、異性からのアプローチは無くなりました。
最近はそれが当たり前すぎて何も考えなくても「僕」と出てしまいます。もう癖ですね。
必死の夫氏育成の甲斐あって、今ではほぼ改心した夫氏。独占欲も束縛も言ってこなくなりました。
それでもね、やっぱり今まで色んな人から言われた言葉っていうのは深く深く刺さっていて、一人称をどうしようってずっと迷子なんです。
もう何年も「僕」を使ってきたから、知ってる人と話す時に急に「あたし」とか「私」に戻しても違和感あるし、かと言ってそもそも「僕」っていう一人称に自分が一番しっくり来てない。でも他にしっくり来る一人称が無い。
自意識過剰だと思います。自分でも。だからまずビジネスの場では「私」を使おうと心がけるようになりました。
今、父と一緒に色んな企業さんの元へ行ってお仕事をしていますが、製造業の会社さんなので男性ばっかりです。その中で「僕以外」の一人称を使うのはまだ怖いのですが、そこは割り切ろうと。もうモテるような年齢じゃないですし。
そして、SNSも仕事と思って「私」を使うようにしてみようと思い、まずはnoteの中で一人称を「僕」から「私」に少しずつ変えています。慣れません。やっぱりどこか気持ち悪いです。
こんなに一人称で悩むなんて思ってなかった。最近の一番の悩みかもしれない。
子供の時は異性から見た目のことでずっと虐められていたのに、大学生になったら急に異性からアプローチされまくって、可愛いってチヤホヤされて、たぶんすごく怖かったんだと思います。だから、そもそも一人称うんぬんより、異性に対しての不快感や恐怖心が心の底にあるんじゃないかなと。
それでも夫氏と結婚したのはそんなこと自分でも気づきもしなかったし、夫氏は何度振っても本当に熱心にアプローチしてくれて、中学生時代にお互い一目惚れしていたという事実も相まって、この人ならと思ったんです。
(その時のことは、またどこかで)
結婚当初は失敗だったかなと正直思いましたが、今はやっぱりこの人と結婚してよかったなと思えます。私の夢や活動を馬鹿にしないで心から応援してくれていますし。
今、私は一人称迷子です。配信やプライベートではやっぱり「僕」と言ってしまいます。もう上手に使い分けられるようにメンタルを持っていくしかないかなと思っています。
こんな私ですが、それでも変わらず付き合いを持ってくださる優しい人がいると信じて、これからも活動していきます。
どうかどうか、これからもよろしくお願いいたします。
ここまで長々となりましたが、最後まで読んでくださって有難うございました。
もしよければ、付き合いついでに初月無料のメンバーシップも覗いてやってくださいな。
秋大好きー!!綺麗なお姉様も大好きー!(そういうとこだぞ)
まつかほ
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