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DIY スケートボード ミニランプを作った話

オリンピックでスケートボードが採用される時代になり幸栄に思う1スケーターです。(フリースケートをしています)

どんな分野でも何かを極めるとこのようなフレーズを聞くかと思います。

「マイ〇〇〇があれば」

スケーターの場合はマイスケートパークになります。
今から10年前、社会人になりたての私は工具の1つすら無かったのにミニランを作ろうと決心しました。今思うと私は根っからのDIYerだったのかもしれません。本記事がミニランプを作ってみたい方の参考になればと思います。

近所のスケートパーク

まずはどんなランプを作りたいか構想を練ります。そのために近所のパーク巡りをしてランプの構造を勉強する所から始めました。
高さ・幅・長さ、アールをどうするか等々。色々検討する点があります。

計画
Google Sketchup

大雑把な構想をより正確にする為にCADを使って寸法や必要部材を確認します。初めてSketchupを使いましたが案外何とかなるものですね。むろん初めての大掛かりなDIYだったのでsketchupの使い方1つとっても無駄が多かったと思います。

掃除前
掃除後

続いて設置場所の掃除です。我が家はゴミだらけのガレージを掃除してランプを置くことにしました。掃除だけでも2日間かかりました。

ホムセンで資材購入

作りたいランプが決まったらホームセンターへ。
大雑把に言うと
・2×4 たくさん
・ラワンランバーコア(側面用)
・NFボード(滑走面)
・単管(コーピング)
・ビス、アンカーボルトなど
を買いそろえる必要があります。我が家のランプは
H=1,200  W=3,600 L= 4,000程で当時は滑走面にNFボードを2枚張りしていました。そのスペックで材料費は13万円程だったと思います。2024年現在だと1.5~2倍近くかかると思います。

NFボード50枚
2×4
ラワンランバーコア

資材購入は北陸ではお馴染みホームセンタームサシで。当時は配送サービスを商品代+1,500円で出来ました。1人で積み下ろしするとなると相当時間がかかりますが配達+積み下ろしを1,500円と言うのは破格ですね。今思うと人件費度外視なサービスで客からするとありがた過ぎます。(2024年現在ではトラックレンタルサービスのみ 店舗によりけり)


アール書き出し用台
アール切り出し

ここから本格的に作業開始です。まずランプの肝となるアールの切り出しです。画像の通りきれいなアールを描くため台を作成してカットしました。

重ねてケガキ

しかしこの台の出番は1回限り。その後は1枚目の板を基準に重ねて線をひき切り出していきます。

サイズ合わせ

切り出したアール面は全て底面合わせで固定しアール面を削り合わせます。当時はインパクトドライバ先に削り用ペーパーを取り付けて磨いていましたが今なら迷わずトリマーのコロ付きビットで仕上げますね。


ビス打ち
骨組み完成

アールが出来れば早速組立します。アール面を固定した際に下穴を開けるとまとめて出来ます。ただしここで穴位置を間違えていると全ての板に余計な穴が開くことになるので念入りに確認が必要です。

コーピング穴あけ
コーピング穴あけ2

コーピング穴あけです。鉄の穴あけにはポンチは必須です。

骨組み終盤
コーピング取り付け

骨組み、コーピング取り付けも完成。完成間近!と逸る気持ちを抑えつつ作業工程に抜けが無いか確認を念入りに。

滑走面貼り付け
滑走面貼り付け

NFボードとは廃プラスチックをリサイクルして作られた板です。とても柔軟性があり屋外使用も可能なのでランプに適した材料です。と書きましたが12㎜厚もあるので体重を乗せてやっと曲がるような物です。下記の様なベルトを使って癖をつけてあげると作業しやすいです。

完成

1日10時間程、計4日間、計画は1ヶ月程で何とか完成しました。
工具も合わせて総額15万円程でした。もっとコンパクトな物で良いなら当然費用も抑えられます。いきなりミニランプはハードルが高いと思われる方はクォーターランプを作ってみるのも良いと思います。

スケート好きでマイランプを作りたい!という方の参考になれば幸いです。
スライドショーの動画もあるので是非見て頂けたらと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。


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