【ひとり旅in Hawaii13】 英語は魔法のようなもの 帰国編
ハワイ4日目。最終日の朝も爽やか!
10時のシャトルバスまで限られた時間を楽しもう。
ホテルにお迎えが来るまで
まずは昨夜のぞいたABCストア38号店へ散歩がてら出かけて、お菓子やロンTなど追加のお土産を買った。出発前にのんきだけど、この素晴らしき38号店を昨夜見つけてしまったので仕方ない。
「マラサダ」という丸いドーナツがショーケースに売っていたので買ってみる。お菓子やフルーツばかり食べていて、ハワイらしいスイーツを食べていなかったのでちょうどよかった。
ゆっくりしている時間はないので、用を済ませたらホテルへ。
フロントで毎朝サービス提供されているホットコーヒーをカップにいただき部屋へと戻る。さっさと飲みたいのだけれどコーヒーあっつくてなかなか進まず。パッキングは昨夜途中まで済ませてるから、あとは朝使った洗面道具や散らかってる衣類を片付けないと。なんやかんや時間かかる。
終わるとなると寂しいものである。初日はシャワー使い方わからないし、掛け物シーツしかなくて寒いし、最悪〜!と凹んでいたけど、4日も過ごせば我が家のように居心地よくなっていた。たった4日間なのにめちゃくちゃ濃い日々のおかげで、満足感しかない。ありがとう、ワイキキマリア✴︎
9時30分 支度を整え、フロントでチェックアウト。理解するまでに多少時間かかったけど、チェックイン時にクレジットカードを提示しているのでキーの返却だけでよい。
そのまま横のロビーで、他にも同じように荷物を抱えてお迎えを待つ人々に混じって待たせてもらう。入り口横にはスーツケースがたくさん並んでいてスタッフが管理している。どうやら本日からの宿泊客の荷物。一方、本日出て行く私たち。同じ空間に出会いと別れが共存している光景をボーッと眺めながら、待つ。
たまに入り口が開いておじさんが顔出すと、誰かの名前を呼びながらこちらに近づいて来る。待っていた人たちが一人、二人と連れ立って出て行くのを見送るうちに一人残ってしまった。10時5分前、居ても立っても居られずに外に出て待つことにする。クヒオ通りは今日も車やバスで賑やか。髪の毛ボサボサになるくらいの強風も心地よい。
が、時は過ぎれどロバーツハワイの車は来ない。一度フロントの日本人女性が「よければ中で座って待ってもらっても大丈夫ですよ」と声かけに来てくれた。「大丈夫、最後のハワイの風を感じているので」久々の日本語会話は懐かしさと安心感に包まれる。
10時15分、ついに待ちに待ったお迎えがやってきて心の奥で安堵。黒人のぽっちゃり体型オッチャンに名前を確認されてすぐにスーツケース2個を運んでくれる。車内はすでに数人が乗っている。別のホテルを2箇所巡り満員となってから、ようやくスピード上げて空港へと走り出した。最後の街並みを目に焼き付ける。
空港で最後の英会話
11時。出発3時間前に早くも空港着いてしまったが、早めに保安検査を済ませてお土産をゆっくりと選ぶことができた。レトロな雰囲気のかわいいお店で、パッケージがおしゃれなマノアチョコレート、ドライフルーツ、パイナップルキーホルダー、ホヌのデザインに一目惚れ保冷バッグ、ポストカード等を買い足して、余ったドルをすべて使い切れた。
出発1時間前、ABCストアで買ったマラサダを食べるため、スタバでホットコーヒーをテイクアウト。でもここはアメリカ仕様、Sサイズなのにデカイ!コーヒーブレイクといきたいとこなのに熱すぎて飲めん!同じ過ちを繰り返す女。ふわふわのマラサダはポンデリングのようで美味しい。悠長にしてたら残り30分ほどになっていて慌てて搭乗待合で待つため、冷めることを知らないコーヒーを舌ヤケドしながら一気飲み。
夜発便の行きはガラガラだったのにどこから湧いてきたんだ?という程、待合室が人でごった返している光景に驚く。その中で、小型スーツケースを前に座る一人の外国人女性が目に付いた。60代くらいだろうか。日本航空機に外国人の姿は珍しい。その隣の隣に座り、しばらくスマホをいじってから話しかけてみた。
彼女はハワイにずっと在住で初めて日本へ行くそうだ。兄弟が住んでいるので中部国際空港へ着いたら兄弟宅へ、さらに電車で京都、東京へと観光予定で10日間の旅とのこと。私は初ハワイ5日間と伝えるとめちゃ驚かれた。
「Have a nice trip!」一足先に搭乗口へと向かう彼女との別れ際、サラッと自然に英文挨拶が口から飛び出した。この、とっさに言えるというのがポイントで、下手な英語でも懲りずに積極的に使い続けていたからか、少しは成長したなと感じられた瞬間だった。
今回の旅で得られたもの
今時便利なテクノロジーのおかげで英語を使えなくても海外旅行はできる。でも、英語を使えると国籍を越えて赤の他人と瞬時に生きたやり取りができてしまう。パッと世界が広がる。これは魔法のようなものだ。
当時の思いをそのまま再現するため、空港で書いたメッセージを掲載。
順番が来てようやく機内へ。帰りも隣は空席でのびのび。行きは少しでも寝ることが目標だったけど、帰りは映画を英語音声で楽しむことを目標に、初見のオーシャンズ11、レインマンなどを画面下の日本語字幕を機内パンフレットで必死に隠しながら観た。ほぼ聴き取れないけど、人物の表情や動き、物語の展開でなんとなーく話の筋は見えてくるので、細かいことを気にしなければ意外と楽しめることがわかった。
映画鑑賞→フライト情報→写真整理→食べるを繰り返しながら、約9時間かけて無事中部国際空港へ着陸。荷物を受け取り、名鉄特急に飛び乗る。
たった4日前に来た道を逆に辿るだけだけど、全く違う新しい自分がそこにはいた。
駅に夫が迎えに来てくれた。
嬉しい。自由に好きなことをさせてもらえて本当にありがたい。
ありがとう ただいま!
私の旅は始まったばかり