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【異国の地で文化体験と英会話】ひとり旅 in Hawaii⑥しみじみ異国を感じる夜編
ハワイオアフ島初日 すっかり日も沈みPM7時
ワイキキからアラモアナ往復2時間足が棒になるまで歩いた帰り道、たまたま飛び込んだABCストアで親切な店員さんに助けられた。初めてのローカルとの英会話もひとりでの買い物も達成できた。
しかし、翌朝のビッグイベントへの備えはまだ十分でない。
朝7時アラモアナビーチ集合。
ピンポイントの場所までは確認できなかったが近くまでは下見できた。これだけの距離があるならバスが現実的な手段かなと考え、ホテルのフロントでバスでの行き方を聞いてみることにした。
英語を話したがる日本人と日本語を話す外国人
ジャケット姿がビシッと決まっている年下に見えるフロントマンに唐突に声をかける。疲れ切っているのと余裕がないの合わせ技で間髪入れずに英単語を並べて捲し立てた私は、
「・・・落ち着いて。大丈夫ですか?日本語でもOKですよ」とにこやかに言われて我に返る程。
ハワイのワイキキが日本人観光客に人気なのは昔からだけど、その理由の一つに日本語の通じやすさがあるだろう。
日本語が通じるから安心して海外旅行を楽しめる?
確かに安心感はある。それでも海外へ行くならその土地の言葉を使い、その土地の食べ物を楽しむことが相手国への敬意でもあると考えている私から見ると、日本語使いたいなら国内旅行でいいと思うのだが。(日本で素敵な場所は数知れず)
逆のパターンを考えてみる。
日本で知らない外国人に英語やスペイン語や何語か分からない言葉で話しかけられてもよくわからないが、変な日本語Tシャツや武将の格好やアニメのイラストを身につけていたり、カタコトでも日本語で話しかけられたとしたら好感を持ち、もっとコミュニケーションを取りたいと思うかもしれない。
しかし、海外にやって来ても日本語が通じる場所で寝食をし、日本語が通じる乗り物で決められた範囲内を移動し、日本から持参したレンチンご飯を頼りに過ごすという、日本コミュニティ内に留まり続けている人たちも一定層いる。
それを可能にさせる仕組みの発達と、そういう旅を求める層。需要と供給がマッチしているから仕方がないけれど、これこそ日本人がいつまでも英語話せない、対等に扱われない大きな要因ではないかと感じた。
当然同じホテルスタッフでも日本語の話せる人と話せない人がいる。話せる人の方が職場内のポジションや給与は高いと推察できる。外国語を話せることはキャリア上の武器になる。だから必死に日本語や他の外国語を勉強している外国人は多い。
ということで、カタコト英語を続ける抵抗勢力の私と日本語で案内してくれるホスピタリティ精神溢れる彼。
彼はまず地図を取り出して現在地と目的地を説明してくれる。裏面にはバス案内。彼自身は普段バスを使わないのだろう、詳しいことはわからない様子。すると彼は自身のスマホを取り出して調べてくれたのだ。スマホ画面を見ながら、何本かあるアラモアナ行きのバス番号に◯をつけてくれる。
コンビニ店員さんといい、ホテルマンといい、自分が確信持てないことは曖昧なままにしないですぐ確認してくれる。やっぱ親切!
お礼を伝え、ようやく部屋へ帰宅した。
マジで疲れた〜〜〜〜〜
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日本の醤油味もいいけど、これはこれでアリ◎
明日に備えて今日は早めに寝るんだ。
時差ボケを治すには早めに寝て十分な睡眠を取ることが必要だ。
ご飯の後はお風呂に入ろう。
しかし、初めての異国の地はそんなに甘くなかった。
お風呂に入りたいだけなのに・・・
リッチにバスタブ付きのお風呂。
シャワーヘッドも固定ではなく調整できるタイプ。
お湯を溜めながら夕食タイム。あまりの疲れに一度腰を下ろすと立ちがることが困難。
おっと!すっかり忘れていたとバスタブを見に行くと、結構たっぷりのお湯がなみなみと溜まっている。
日本のようにある程度まで溜まると自然に流れる洪水防止穴は空いていない。
危機一髪!
ではさっそくお風呂に入りましょうと服を脱ぐ。
うん?シャワーのスイッチは?
全裸で気付いたけど、レバーはひとつしかない。
そのレバーを持ち上げると蛇口からお湯が出る。
レバーは下向きから180度時計回りで真上まで回すことができ、これで温度調整できることはわかった。
シャワーは?
シャワーヘッドを持って触ってみる。
円形の外枠を回してみる。右へ、左へ。
何も起こらない。
困った。シャワーからお湯が出ない。
お湯を出す方法がわからない。
どうする?
こんだけやっても出ないって故障??
フロントへ電話して聞くか???
でも部屋まで来てもらってお世話になるとチップとやらを払わなければならないらしいし・・・避けたい。
!
そこで思いついた私は走って部屋に戻り、スマホで検索してみる。
「海外 ホテル シャワー使い方」
すると日本人による写真付き解説を探し当てることができた。
バスルームへ戻って蛇口付近を確認すると同じ仕様だ。
蛇口の上に出っ張りが付いている。この出っ張りを上に引っ張った状態でレバーを上げると、、、
シャワーからお湯が出た〜〜〜〜!!!(泣)
異国の地 人知れず夜 焦る全裸
(ハワイの心の俳句)
よく見ると壁に細かい英文がたくさん、何やら書いてある。
「バスタブのお湯は自動では止まらないので溢れさせて故障させたら罰金!」的な内容。
、、、怖すぎるから!!
海外でお風呂に入るだけが、これだけ時間と労力を費やす一大イベントだったとは。。恐れ入りました。
ようやくお風呂に入れて温まってさっぱり。
上がってからドライヤーで髪を乾かそうとして、コンセントプラグが2本とその下にもう1本棒状のものがついていて、さらに赤と黄色のボッチがついていて、何これ!?怖っ!!!どう使うの???って頭濡れたままその場でしばらく奮闘した話はもう割愛させていただく。
この後も眠たい目をこすりながら細々したことをやっていた。
翌朝の持ち物、チップの準備とかいろいろ。
初めての海外旅行で、初めての知らない土地で、わからないことばっかりで、絶対的疲労と緊張感と時差ボケで体が極限状態であろう初日夜、なぜ私は休むこともできずにこんな大変な状況になっているのだろう・・・!(泣)
呪いたい、知らずに軽いノリではしゃいでいた過去の自分を。
ただただ呪いたい。
そんなことを思う憂鬱な夜。
正直この旅は失敗したとこの時は思っていた。
明けない夜はない! がんばれ私(泣)
次回は、朝のSUPとビーチで老人との話
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