
いかにして文章を読みやすくするか② チャンク
の続きです。
今回は「読者のメモリをどう管理すればいいのか」について書いていきます。
チャンク
読者のメモリを管理するということは、情報のチャンク数を意識するということです。
チャンクとは、情報のひとまとまりのことです。チャンクという言葉にはその意味しかないので、どういう単位でまとめるかについて明確な決まりはありません。
ただここでは、言及対象となるもの・状態で一つのまとまりとして考えます。たとえば「リンゴは赤い」という文章があれば、チャンクは「リンゴ」と「赤い」で2つとします。チャンクに通し番号をつけて文を書き換えると、「リンゴは赤い」は「1は2」になります。
チャンクの単位が厳密である必要なく、こんな風に考えるとざっくり把握していればOKです。ですが、一文一文のチャンク数が多いのか少ないのかはしっかり把握する必要があります。チャンク数の多寡を把握することこそが、メモリ管理において重要だからです。
チャンク数を考える
そこで次に、例文を見ながら文章のチャンク数を考えていきます。たとえばこんな文章があったとします。
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