マシュマロ見習いが感想を語る第二弾
マシュマロ見習いがみなさんの作品を読んで感想を語る企画、リニューアル後第二弾です!
リニューアル以来二次創作が解禁されました。これにより、これまでの全文掲載スタイルから作品のリンクのみを貼る形にいたしますので、感想を読む方は作品を事前に読むことをお勧めいたします。
また、主観が入ることを避けるため、未読、未視聴の作品であっても、あえてそのままみなさんの作品を読み、感想を語っています。ですので、「知らない人がみるとここに注目するんだな」「こういう感想を抱くんだな」という視点で楽しんでいただけますと幸いです。
作品はこちらから!
今回の作品はオリジナルでした!
全体を読んでの感想ですが、まず、すごく読みやすくて面白かったです!
魔法使いとか、魔法使いのいる国のお話はどうしても設定を綿密に練る必要があって、しかもそれをそれとな〜く読者に伝えないといけないと思うので、見習いからすれば難しそうだなあとなってしまうのです。
でもこの方のお話は、前面にだす設定と、おそらくそうでないと作者の方が考えた設定の塩梅がちょうど良くて、置いてけぼりになることもなく、かといって情報過多になってしまうこともなくてすごく読みやすいと感じました。
弟子の子は一人称からして男の子なのかな? と思ったのですが、師匠の方は何も情報が無かったことが、余計に魔法の掴めなさというか、ミステリアスな感じが出ていて世界観に入り込みやすかったんだと思います。
そこから師匠と弟子の押し問答が始まって、今度は世界観が分かった気がしました。もし作者の方の意向と違ったら申し訳ないのですが、このパートってギャグっぽいなと感じて、これだけ平和な感じということは、2人がいるこの世界は割と平和なのだろうな、と。
魔法は戦争のためとか争いのためとかそういうわけではなさそうだな、でも「結界」などの魔法があるってことは昔はそういうのもあったのかな? と感じました。
弟子がどうして師匠に惹かれるようになったのかが師匠との出会いから丁寧に描かれているので弟子の気持ちにも感情移入できましたし、他にもたくさんの素敵な人に出会ったことで人を思う気持ちが生まれたのだなあと納得もできました。
なんというか、本当に弟子はよかったねえという感じで、両親に愛情をもって育てられ、尊敬できる師匠がいて、年の離れた兄のような存在まで……。本当によかったねえ……。
以下引用です。
ジャックが手にしている封筒には、鮮やかな青色の封蝋が施してある。
この方の小説は比較的心理描写が多く、風景や情景の描写は少ないのではないかと思うのですが、それでもこうやってたまに世界観を覗かせる描写があることで世界に入り込みやすくしてくれているな〜と感じました。
蝋を垂らして封筒に封をするの、魔法っぽくて素敵ですね〜〜。青色というのもなんだかミステリアスで素敵です!
また引用しますが、
それでも僕は知っている。
僕を指導するときの真剣な眼差し、出会った日の強い瞳、白くて温かい手、そして、弟子入りの日のはにかんだ笑顔。
きちんと手入れすれば存外に綺麗な、黒い艶髪。
ここ、アツいですね〜〜……! 師匠と過ごした年月を感じさせます……。ここのアツさが、時間軸が戻って結界解除に挑むところに繋がって「うおお〜がんばれ〜〜!!」という気持ちにさせられちゃいますね。
師匠が本気で追い出すつもりがないことにもほっとしました。ちゃんと弟子もかわいがられていますね。
あと、個人的に師匠が八つ当たりを認めるところが素敵だなあと思いました。誠実な人柄や面倒見の良さがとても表れていると感じます。弟子が好きになってしまうのも頷けます。
2人が一年後にどうなるかは、弟子の望む関係になったとしても、ならなかったとしても素敵だと思うのですが、とにかく2人の関係性はとても素敵でなんだか少し憧れてしまいました。
最後にはなんだか羨ましささえ感じさせられてしまうくらい素敵なお話でした! 今回もありがとうございます!
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