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「書きたいもの」と「ウケるもの」の違いとどう戦うか

「書きたいもの」「ウケるもの」のどちらを優先すればいいのか……そんな悩みがよく寄せられます。そもそも「書きたいもの」を書きたいように書いて楽しめばいいのですが、そうはいってもまるで評価されないとピュアに楽しむのも難しいものです。しかもそんなふうに楽しめたら躓いていないので、このマガジンの購読者にもなっていないでしょう。また、「これが書きたいんだ!」と思えたらそれを書けばいいのですが、迷いなくそう思える領域にたどり着くのも簡単ではありません。

ですからこれを読んでいる人の中にも、「書きたいもの」と「ウケるもの」の問題で悩んでいる人は多いかと思います。なので今回はその問題で悩んでいる人を対象とした記事を書いてみました。

ただ、最終的に何をどう選択すべきかは人それぞれです。そのためマシュマロちゃんがここに書くのは、効率が良さそうな道です。ですから悩んでいる人のうち、効率の良いアプローチを楽しめる人や、結果を出すために頑張るガッツがあるのに頑張りどころがわからない人に向けた記事と言っていいでしょう。一方で迷いのない人には、全く不要な記事でしょう。

現状と現実を混同しないこと

あなたは「書きたいもの」と「ウケるもの」が違うことに悩んでいるかもしれません。ですがそれはあなたの現状でしかありません。「書きたいもの」と「ウケるもの」が一致する場合なんて現実にはいくらでもあります。つまり、現状は「変えようのない現実」というわけじゃないんです。

そのため、もし「書きたいもの」と「ウケるもの」の二者択一を迫られているように感じているならば、一旦落ち着いて考えてみる必要があります。ベストは両立じゃないのか? 両立を諦めるのは合理的か? と。

あるいは自分が望む結果が得られないことの言い訳として、「『書きたいもの』と『ウケるもの』は常に違うものだ」という考えを大事に持っている人もいるかもしれません。いや、そういった臆病な自尊心と尊大な羞恥心を抱えている人はむしろ大量にいるでしょう。しかしそういう人にこそ言いたいです。まだあなたは言い訳が必要なほど挑戦していないはずです。十分な挑戦をしているなら一定の答えが見えているでしょうから、ここで悩むことなんてないはずです。だからひとまず両立を目指して挑戦してみましょうよ。それでこそクリエイティブってもんですよ!

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