卵巣嚢腫と私⑦ フラフラとMRI検査へ

境界悪性…
S先生がポロッと言ったその言葉が気になったのにショックのあまり突っ込んで聞くことができずに帰宅した私。
もちろんそこからMRIまでの間iPhoneを抱えてネット検索の日々でした。私が診断された粘液性嚢胞腺腫は境界悪性の可能性が少なくないだの何なら長年経過観察をしていたのに悪性に転化してしまっただのと震える情報が満載。
それまで良性以外の可能性を疑っても見なかったのでしまいには通っていた婦人科の先生まで恨めしく思う始末。
主人にはもう検索するのやめろと言われてました。

そんなこんなでいよいよMRI検査の日。
検査にあたっての注意事項をあまり言われなかったのでこちらも検索して出発。
ノーメイク、スポーツブラ、金具なし服。
バッチリ!と思っていましたが上下共にお着替えさせられました。(他の若いお嬢さんとかは下だけとかだったけども)

順番を待つ間も良くない結果のことばかりぐるぐる頭を回ります。境界悪性…悪性…

名前を呼ばれいざ機械の中へ。音がうるさいのはうるさかったですが我慢できないほどではなかったです。動かないでと言われるとモジモジしたくなるのは何でだろう?
目をつぶって言われるとおりに呼吸し終了。
造形剤は使いませんでした。

終わった後は画像がS先生の元へ送られているので診察。
怖い…怖いよ!診察室の前で待ってる間もあたまぐるぐるしてました。
そして診察へ。
S先生「中身はやっぱり粘液ですね。7cmくらい。みぎの卵巣で膀胱の上に乗っかっちゃってる感じかな。腹腔鏡手術で取りますね。」
❓境界悪性って話はどうした?今回は聞かねば!
私「先生前回境界悪性かもっておっしゃってましたよね。お腹見てみて術中迅速検査で悪かったら開腹になりますよね?我が家は障がい者がいるのでそれだったら初めから長めに手術予定組んでもらった方が楽なんですけども」
S先生「?ああ。可能性の話ですよね。MRIを見た限りでは限りなく良性の可能性が高いので腹腔鏡手術でとってしっかり病理に回してそれからまて考えたほうが良いですよ。悪いものの所見は今のところないので」
❓言っただけって事?うわーん!相当ダメージ受けてたのに!
S先生「急ぐ手術ではないので半年後に予定入れましょう。手術1ヶ月前に説明と術前検査に来てください。説明はご主人といらしてくださいね。」
私「はあ。それまでは通って様子見たりしなくて良いんですか?運動とかやっちゃいけないことありますか?」
S先生「なにもなければ来なくて大丈夫です。制限も特にありません」


はぁー。とりあえず今の時点では悪いものではなさそうでした。しかも半年弱何も気にせず過ごしていいとな。
私の睡眠時間返して!と思いながら診察室をあとにしたのでした。
主人や親にLINEで知らせるとやっぱりみんな心配してくれてたみたいでホッとしたと言われました。

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