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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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2022年4月の記事一覧

隈 研吾『新・建築入門 ――思想と歴史』

☆mediopos2722 2022.4.30 建築とは何か 建築を問うことは 人間の主体を問うことでもあり …

KAZE
2年前
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吉田 健一『昔話』

☆mediopos2721 2022.4.29 吉田健一の語りは 繰り返され繰り返され 何度繰り返されても 飽き…

KAZE
2年前
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松樟太郎『語尾砂漠第1回 だョ』((2022年4月21日) (「みんなのミシマガジン」より…

☆mediopos2720 2022.4.28 日本語の魅力は 「語尾」にこそ詰め込まれているということで 「…

KAZE
2年前
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島村一平「モンゴルの仏教とシャーマニズム」/島村一平『憑依と抵抗』

☆mediopos2719 2022.4.27 モンゴル人はもともと シャーマニズムを信仰していたが 一七世紀…

KAZE
2年前
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中村昇『ルドルフ・シュタイナー 思考の宇宙』

☆mediopos2718 2022.4.26 著者の中村昇は 「ルドルフ・シュタイナーとの長いつきあい」につ…

KAZE
2年前
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阿部 重夫『異端 モンタノス派/初期キリスト教 封印された聖霊』

☆mediopos2717 2022.4.25 かつてキリスト教に モンタノス派という異端があり 六世紀には姿…

KAZE
2年前
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松岡 正剛『電子の社会(千夜千冊エディション)』/ダニエル・コーエン『ホモ・デジタリスの時代:AIと戦うための(革命の)哲学』」

☆mediopos2716 2022.4.24 電子の世界は 高度なテクノジーが生み出した 世界だといっても いってみれば「道具」にすぎない 「道具」すぎないにもかかわらず あまりにも便利な「道具」なので いまや「道具」のほうが主体になりつつある感もある とはいえ 少し注意深くみればわかるように 「道具」にはそれを与えるものがあり 与えるものはそれを通じて それを使う者を「管理」しようとしている アナログに近いメディアもそうだが 電子の世界のメディアたちも 管理する者

山口 謠司『てんまる 日本語に革命をもたらした句読点』

☆mediopos2715 2022.4.23 以前から日本語表記の 「てん(、)まる(。)」が いつ頃からど…

KAZE
2年前
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ウォルター・R・チンケル『アリたちの美しい建築/地下に広がる「アリの巣」の驚異の…

☆mediopos2714 2022.4.22 アリの巣の形といえば ガラス板などで作った箱にアリを入れて 巣…

KAZE
2年前
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山内 得立『意味の形而上学』

☆mediopos2713 2022.4.21 意味とはなんだろう 意味がある ということの前提には 意味がな…

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2年前
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河本 英夫『ダ・ヴィンチ・システム/来たるべき自然知能のメチエ』

☆mediopos2712 2022.4.20 レオナルド・ダ・ヴィンチのデッサン(素描) とくに水のように動…

KAZE
2年前
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中沢 新一 (編) 『東洋の不思議な職人たち』

☆mediopos2711 2022.4.19 本書『東洋の不思議な職人たち』は 平凡社の東洋文庫のなかから引…

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2年前
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星野太「食客論❼味会」 (『群像5月号』)/九鬼 周造『「いき」の構造 他二篇』

☆mediopos2710 2022.4.18 「味会」という言葉は 九鬼周造『「いき」の構造』の終盤に 二回…

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2年前
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チャールズ・ファニーハフ 『おしゃべりな脳の研究――内言・聴声・対話的思考』

☆mediopos2709 2022.4.17 考えるということは 内なる声(内言)にょって 自分自身と対話するということだ 自分自身といっても ひとりであるとはかぎらない その「声」は じぶんのそれに似ていることが多いが ほかにもたくさんの自分が登場する ひょっとしたら自分ではなさそうな者も そこにはさまざまな声で登場してくる まるでポリフォニーのように そしてときには変幻する舞台の上で リアルタイムで演じられるように それらの対話には 言葉によるものもあれば 必ず