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2020年の18枚

今年も残すところラスト1日。コロナでライブに行けずライブ配信を視聴したり、在宅勤務でのバックミュージックにお世話になったりと、音楽との付き合い方にも変化のあった1年でした。そんな印象深い2020年の18枚はこちら!

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上左:ENERGY/Disclosure
コロナ禍の閉塞感漂う中、突如ドロップされた5年ぶりのニューアルバム。UKの新進気鋭のラッパー・Slowthaiが「Please don't fuck up my high(頼むから俺のハイを邪魔するな)」と繰り返す「My High」は、アルバムコンセプトの根幹となったファンキーなヒップハウス。

上中:R.Y.C/Mura Masa
ポストEDMからロックテイストのサウンドに舵を切った2ndアルバム。「No Hope Generation」は、若者の未来への不安を代弁した、心地良さと憂鬱さが入り混じったノスタルジックなロックポップ。

上右:Charli XCX/How I'm Feeling Now
ロサンゼルスの自宅での隔離生活にエネルギーを受け、わずか2ヶ月弱で完成させた4作目のアルバム。「Forever」は、Charli XCXがコロナウィルスによって一時的に離れてしまった、自身の恋人に向けたシンセポップのラブソング。

中左:What We Drew 우리가 그려왔던/Yaeji
Charli XCXとの共演でも話題となった、NYを拠点に活動する韓国人アーティスト・Yaejiの最新ミックステープ。アニメーションMVも話題になった「Waking Up Down」は、浮遊感のある新生代のミニマルハウスポップ。

中中:Featuring Ty Dolla $ign/Ty Dolla $ign
Post MaloneやAnderson .Paakほか、錚々たるアーティストを客演に迎えた3作目のアルバム。特に目を惹くのが、Kanye West、FKA twigs、Skrillexを迎えたリード曲の「Ego Death」。90年代のハウスクラシック「Free(by Ultra Nate)」やヒップホップクラシック「Dance for me(by Queen Latifah)」等、各所にサンプリングが散りばめられていて文句なしの楽曲。

中右:After Hours/The Weeknd
メルセデス・ベンツのCMに起用され、TikTokでも80年代風のインストが使われまくって大ヒットした「Blinding lights」が収録されている4thアルバム。11月に発表されたグラミー賞候補に一切ノミネートされず、本人が不満を露わにしたニュースも記憶に新しいですが、個人的には今年、圧倒的存在の作品。

下左:Hot Pink/Doja Cat
ピンクのジャケットが印象的なDoja Catの2ndアルバム。ミッドテンポのディスコソング「Say So」は、TikTokでダンス動画がバズって、ビルボードチャートでもTOP5入りを果たしました。個人的に今年のNo.1キャッチーソング!

下中:BUBBA/Kaytranada
精緻なドラムプログラミングが光るKaytranadaの2ndアルバム。Pharrell Williamsとのカリビアンファンク「Midsection」やTinasheとの疾走感溢れる「The Worst In Me」等、聴きどころ満載でした。

下右:PARTYMOBILE/PARTYNEXTDOOR
Drake率いるOVO SOUNDの実力派ラッパーPARTYNEXTDOORの3rdアルバム。Rihannaの3年ぶりの新曲「Believe It」が収録されていて話題になりましたが、個人的にはDrakeとのスムースな「Loyal」をヘビロテしてました。

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上左:Please Excuse Me For Being Antisocial/Roddy Ricch
"イイ、ウウ"と発する本人の声ネタが特徴的な「The Box」が大ヒットして、デビューアルバムが全米初登場1位を獲得した、2020年のNo.1ルーキー。メロウなスムースラップ「High Fashion」にもお世話になりました!

上中:Revenge of the Dreamers III:Director's Cut/Dreamville & J.Cole
JコールのレーベルDreamvilleに関わるアーティストが集結したコンピレーションアルバム第3弾。特に、Ari Lennoxの「Bussit」のチルで官能的な世界観に惹きこまれまくりでした。

上右:The Album/Teyana Taylor
アルバムのタイトル、ジャケットのメインビジュアル、客演アーティスト、楽曲、どれを取っても、ブラックカルチャーや黒人女性であることが色濃く反映されている3rdアルバム。Erykah Baduがゲスト参加した「Lowkey」は、「Next Lifetime(by Erykah Badu)」がサンプリングされた贅沢なソウル曲。

中左:KIKI/Kiana Lede
90's〜00'sのブラックミュージックの雰囲気が漂うデビューアルバム。「Have You Ever(by Brandy)」をサンプリングした「Honest.」、「So Fresh,So Clean(Outkast)」を引用した「Mad at Me. 」他、見逃し厳禁な楽曲多数デス。

中中:A Muse In Her Feelings/dvsn
Drakeの「One Dance」等を手掛けるプロデューサー・Nineteen85とシンガー・Daniel DaleyからなるR&Bデュオの3rdアルバム。本作からは、「Nice & Slow(by Usher)」をサンプリングした「Between Us 」を強く推薦します!

中右:It Is What It Is/Thundercat
自身とFlying Lotusの共同プロデュースで完成させた4thアルバム。リード曲の「Black Qualls」は、80年代を代表するファンクグループSLAVEのSteve Arringtonに、若き天才Steve Lacy、ラッパーや俳優等の様々な顔を持つChildish Gambinoが加勢した豪華すぎるファンクソウル。

下左:What Kinda Music/Tom Misch & Yussef Dayes
天才ドラマー・Yussef Dayesとのコラボアルバムで、Tom Mischの新境地が垣間見れる意欲作。「Nightrider」は、西海岸ヒップホップのようなレイドバック感のある楽曲。

下中:no songs without you/HONNE
2年ぶりに発表されたロンドンのエレクトロポップデュオ・HONNEの新作ミックステープ。アルバム表題曲のリードシングルは、愛と友情について歌った、シンプルで温かい雰囲気の楽曲。コロナ禍で、より心に沁みました。

下右:strobo/Vaundy
「東京フラッシュ」がとにかく鮮烈でした。シティポップを基調としたメロウなサウンドに、キャッチーなコード進行、気だるい雰囲気のクールなボーカル、MVの世界観等々‥‥。日本人アーティストでは、今年1番聴いたアルバムになりました。

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