久しぶりにコーチの仕事した話
先日、2泊3日の合宿で
指導させていただいた話を書こう。
現在、京都のとあるジュニアサッカーチームに
アドバイザー?的な立場で関わらせていただいてまして。
とある保護者の熱意と並々ならぬ強い想いで
今年の年明けにそのチームは産声をあげた。
その名は「FC Divertys」
「もっと上手くなりたい!」
っていう高い志をもった子どもたちが
入団しているチーム。
チーム活動は週末のみ。
平日は何かしらのスクールにで練習している。
サッカー経験のあるお父さんコーチたちや
様々なスペシャリストが指導していて、
京都の中でも一際変わったジュニアチームだ。
今回は夏休みということもあり
2泊3日で短期集中的に指導してほしいと
頼まれていた。
前置きはここまでにして、
直接子どもたちへ指導するのは約半年ぶり。
コーチのグループLINEで経過を共有しているものの、現場で観ていない分キチンと把握できているとは言い難い。
なので、僕としては「これまで指導し、積み上げてくださっているコーチの皆さんの土台にしっかりと沿うように指導する」という想いで、できる限り子どもたちの能力を引き出せるようすべきことをしようと。
その上で、90分 x 4コマという短期集中的な成果を目に見えるカタチで示す必要もあり、比較的難易度の高い仕事になる。
合宿1日目 「把握と確認」
半年ぶりに指導する上で、とても大切なこと
それは、「子どもたちの現在地を確認する」
これがないと適切なメニュー構築ができない。
そのためチーム全体で共有できていること、
子どもたち個々の課題等を把握するための
それらを浮き彫りに確認する
ゲーム形式トレーニングを実施。
どんなことを確認するのか?
シンプルにいうと
「何ができて、何ができていないのか?」
ゲーム形式のトレーニングはいくつか用意。
具体的に何を注視していたのかというと
・テクニック・スキルはあるのか?
・ある局面での判断はどうなのか?
・どんな解釈をしているのか?
・何が見えてて、何が見えていないのか?
・判断の優先順位は?
・彼らの発想や行動、そして能力が縛られていないか?
ゲーム形式のトレーニングは、ぜひオススメしたいところだけど、チームのために伏せてさせておきます。
すいません🙇
ゲーム形式のトレーニングは全部で5つ。
これらのゲーム形式は、それぞれのテーマを浮き彫りにしてくれる。
合宿2日目 把握した上で、短期集中トレーニング
「守備」の練習というより、彼らが好きな攻撃のために各自必要な「ボールの奪い方」を中心にトレーニング。
あくまでも目的は「ボールを奪う」こと。
そのための方法と手段を体得。そして、徐々に判断を伴う実践的なゲーム形式で子どもたちの理解の実行度を確認していく。
最終的に、トレーニング成果を確認する意味で、前日に行ったとあるゲーム形式のトレーニングをシメに行う。
明らかに成果が目に見えて現れていくと、ゲームが拮抗していく。
自然に本気度が高まり、様々な強度が上がっていく。
最終的には両者引き分けで終わった。
半年ぶりに指導してみて感じたこと
「指導って楽しいし、シンプルだけど奥が深い。」って思った。
楽しいなって思える部分は、目に見えて子どもたちが変化し、成長していくこと。
育成年代で指導する部分って、基本的にはホントにシンプルなことしかない。これを難しく指導しちゃう指導者が多いみたいだけど、実際はとてもシンプルで単純なことを指導している。
けど「奥が深いなぁ」って改めて思ったのは、「伝え方」と「習得させる方法」のこと。
結局のところ「面白い!」や「楽しい!」とか「なるほど!!」がベースにないトレーニングは意味がないというか、子どもたちの理解や体得していくスピード(これを”浸透”と呼んでいる)を明らかに妨げてしまう。
さらに、「成長を見逃さない」さりげなさが必要。
大抵の大人は「そんなことくらい」の成長を当たり前だと思っていて褒めるなんてことはしない。
子どもたちは、必ずと言っていいほど、いろんな失敗をする。その失敗を成長への向けていくために、1ミリでも成長した瞬間を褒めることってとても大事なこと。
それに子どもたちは基本「任されたい」んだって再確認できた。
この「任されたい」っていう欲求の裏を返すと「出来ないかもしれないけど、信じてほしい」っていう気持ちの表れだったりする。
で、コーチには、ライセンスや経験ももちろんだけど、やっぱり「あのコーチに教わりたい!」って思わせられるかどうかだって思う。そう思っている子どもたちは、自然と聴く耳をもっているし、訊いてくるから、「おい!話を聞け!」なんて注意することなんてない。
だからこの2日間の指導で感じたことを、チームのコーチの皆さんにはもっと噛み砕いて伝えたいと思う。
指導者の満足度なんかよりももっと大事なのは、「子どもたち自身の満足度」どんな練習でも「あ〜楽しかったぁ〜」とか「もっとやりたい!」っていう気持ちを持たせて終われることもとても大切なこと。
半年ぶりに指導の現場に立ったけど、シンプルに幸せだった。
自分は「指導する」のが好きなんじゃなくて、「成長していく姿を見届ける」のが好きなんだなぁって思った。
思うままに綴ったから、なんか全然まとまってない…。
絶対読みづらいと思うし、「結局のところ何が言いたいん?」ってなってしまっていたらすいません💦
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございます!