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明日があるって保証はない

1.必ずいるタイプの人


『明日やればいいや』が口癖だった人がいたとする。かつての仕事場にもいたのだが、そういう人の共通点は全てにおいて後回しにする癖がついている。『やっておけば良かった』という振り返りも苦手なタイプっていう共通点があり、メール(連絡)のレスポンスも遅いのが特徴。

かつての会社にいた同僚なのだが、いつも同じ仕事を与えるとスタートが圧倒的に遅いのがそのタイプ。そして「早くやれ」って言われてから始めるので、期限がぎりぎりに迫ってしまい完成度も落ちてしまう。


2.よく学校で言われたこと

学校で「プリントを配ったら最初に名前を書く」って言われていたことがある。そういうタイプには、まずこれを仕事で実践させていた。名前を書くという作業が入ることで、内容を理解してみようという興味が沸いてくることがあるからという理由。

明日の朝一番にやろうと思う仕事があるなら、明日の朝一番に取り掛かれる準備をして一日を終わること。これを習慣化するだけで、仕事の効率が格段に上がることが実感できる。


3.子育てにおける勉強(宿題)も同じ

「宿題やりなさい」「今やろうと思った」そんなやりとりに効率も何もありはしない。いつ何時からやろうと思うのであれば、その時間にスタートできるように準備をさせる。ノートを開く、教科書を開く、筆記用具をそこに置く。さあやろう、と思った時に雑念が入らない準備をしておくのである。これが幼少期からできていると、始まるまでの時間、始めようと思っている時間が劇的に短縮されることになる。

ゲームやスマホに洗脳されている生活、なかなか嫌なことに取り掛かれないトラップがたくさんある生活。だったら嫌なことの準備だけはいつもしておくこと。明日の朝やろうと思うのなら、明日の朝にやれる準備をして一分で始められるようにしておく。それだけで生活習慣は一変するはず。


ブエノスアイレスの夕陽


4.明日があるさ

そんな歌もあるけれど、そんな保証もないという現実。でも今まで明日が来なかったこともないから今を生きている。やりたいことはやらなきゃ損、そう思うけど本当にやりたいことが、スマホやゲームなのかどうかを自分で見極める力を備えるためにも生活習慣を変えていきたい。

「やっておけば良かった」この言葉が一番嫌いな言葉で、そう思う前に今からでもできることを考えておくことの方が重要。それが遠回りなのかどうかよりも、今やりたいと思うことに一歩でも動いていくということが後回しにしないという事だから。後ろを向いて「やっておけば・・」と考えるのが無駄な時間で、全力じゃなくても一生懸命じゃなくても、そっちを向いて生きることが誰にもできない経験を見逃さないための初動なんだと思っている。


5.これからなのか、今ココなのか

そう思うだけで立ち位置が変わることもある。全く触れてもいない「これから」と、名前を書いただけなのに「今ココ」と言える状況。スタートしているかどうかの違いだけど雲泥の差とも言える。

努力がいつも報われるわけではない、でも結果の影には必ず努力が存在する。成果報酬だけで今からやることの負荷価値を考えるのではなく、「今ココ」が胸を張って言える生き方にこれからも拘ってみたいと思う。

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