怒りというもの

怒りはサンスクリット語で"ドヴェージャ"
その言葉には"嫌悪" "憎悪" "悪意"も含まれ
アーユルヴェーダでは怒りは"病気"だと言っている

だいたい怒ると言うのは自分の思うようにならないから怒るのであって
それは自我(エゴ)が肥大化し他者を矮小化して見る慢心・驕りも共に現れている
エゴが強く心が怒りに支配される傾向が強いと
五感の感受作用が総て鈍く狭くなり、見るもの総てが赤鉄色に見え
正論さえ聞く耳も持たなくなり
自分の殻に閉じ籠った、まるで牢獄のような狭い世界に住み続ける

インド哲学の共通の目的は"自我(エゴ)の克服"と言うことが出来るけれど
せめて怒りの毒を撒き散らさない人間になりたいもの

怒りは暴力や戦争を生み
貪りも争いと苦しみを生む
そして、どちらも自身の心と身体を焼き、病の源となる

怒るのは自分の知恵の足りなさを認めるようなものです。by 孫 正義

Kerala Traditional Ayurveda Research Institute
(旧アーユルヴェーダ研究所GOLA)
アーユルヴェーダスクール Tantra(日暮里)
http://www.kerala-ayurveda.jp

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