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2022年10月の本棚

10月に読んだマンガをまとめました。


チェンソーマン 12 / 藤本タツキ(集英社)

クラスに馴染めない少女・アサの人生は”戦争の悪魔”通称”ヨル”と契約したことで一変する。悪魔の目的は学校に潜んでいるチェンソーマンを見つけ出し、戦争を引き起こすことだという。ヨルの真の狙いは何なのか、アサの奇想天外な学園生活の行方は、呑気な日常を過ごすデンジの願いは叶うのか。待望の第二部は開幕から最高に面白い。アニメも最高!チェンソーマン最高!!


正反対な君と僕 2 / 阿賀沢紅茶(集英社)

夏祭りやお家訪問、文化祭とキラキラしたイベントが目白押しの第2巻。「君と僕」というタイトルなだけあって、二人の関係が進む時は谷くん側の心の動きが発端になっていたりします(毎回ではないけど)。鈴木もちゃんと気持ちを言葉にして吐き出してえらい。同じ感覚を共有できた時のあの感じ、もう言葉にならない程好き。

主人公二人の下の名前も判明したり、山田と西さんの恋?の行方も気になるし、ますます楽しみな作品です。


ルリドラゴン 1 / 眞藤雅興(集英社)

いたって普通の女子高生・青木ルリは、ある朝起きると頭に角が生えていた。父親がドラゴンで、自分が人間とドラゴンのハーフだということを母親から告げられ、次第には火を吹いたり、放電したり、自身にドラゴンの体質が表れ始めてしまう。戸惑いながらも周囲の人の協力でなんとかやっていける、のか…?

ファンタジー要素を用いながらも、根底にあるのは「多感な時期におけるコンプレックスとの付き合い方」みたいなリアルで地に足付いたものだと思いました(1巻時点)。これからどんどんドラゴンになっていくのかな。

個人的にはルリのCVが小見川千明さんなのがかなりグッドでした。1ページあたり3〜4コマしかないのも、サクッと読みやすくて良いです。ただ、週刊連載は現在、作者体調不良で休載中。お大事にです。


ラーメン赤猫 1 / アンギャマン(集英社)

舞台は猫たちが営む「ラーメン赤猫」。アルバイトとして面接にやってきた人間の社さんは、戸惑いながらも個性豊かな猫(と虎)に囲まれて、楽しさややりがいを見出していく。猫たちが、猫のはずなのに人間味があって働きぶりもリアルで面白い。ちゃんと「おしごとマンガ」している。こんな職場で働きたい。

ジャンプ+でインディーズ連載から始まり、先日晴れて通常連載に昇格されたそうです。めでたい(何が違うのか分かってない)


ダンダダン 7 / 龍幸伸(集英社)

邪視に憑依され、「らんま体質」になってしまったジジを24時間体制で監視したり、モモがメイド喫茶でバイトしたり、邪視に対して圧倒的に強くなりたいオカルンが修行のために夜の学校に忍び込んだり。

邪視編結構引っ張るな。ジャンプラの連載と結構差が付いてるからもっとサクサク単行本出てもいいのよ。


アオのハコ 7 / 三浦糀(集英社)

県予選で敗れた格上の同級生ライバルと練習試合で再び対戦することになり燃える大喜。そんな大喜を攻めまくる雛。そして先輩としての余裕を見せるかのようにいつも通りに振る舞う千夏先輩。文化祭で何か進展してほしいところ。


あかね噺 3 / 末永裕樹・馬上鷹将(集英社)

学生落語大会「可楽杯」に寿限無一本で挑む朱音。現代風にアレンジした改作落語や演技力重視の劇場型落語で場を盛り上げるライバルたちに対して朱音は基本に立ち返るシンプルな戦術で魅せる。結果は次巻に持ち越し。因縁の阿良川一生がどんな反応を見せるのか、見ものです。


SPY×FAMILY 10 / 遠藤達哉(集英社)

TVアニメも絶好調の人気作。〈黄昏〉の過去が描かれたり、ヨルがデズモンド夫人と接触したり、多少は話が進んだかな?あとがきでも触れられていたけど10巻でこの進行具合はなかなかヤバいと思うんだが。


ショーハショーテン! 3 / 浅倉秋成・小畑健(集英社)

笑-1甲子園予選が開始。実力を発揮し手応えを掴んだ実力派【シュプレヒコール】や舞台の空気を一変させる規格外の【きらめき製菓】などライバルたちに対抗する畦道と太陽の【天頂片道切符】は笑いの大波を起こせるのか!?


ハイパーインフレーション 5 / 住吉九(集英社)

帝国を揺るがす贋札計画も最終段階に突入。ハイパーノートを創り続けるルーク、少数精鋭のレジャット、そしてまたしても裏切るグレシャム。嵐の夜が明ける時、笑っているのは果たして誰か。めちゃくちゃに思えてちゃんと熱くて面白い。


光が死んだ夏 2 / モクモクれん(KADOKAWA)

光とすり替わった別のナニカが放つ不気味さを前にしてもなお、光を放っておけないよしき。”混ざっていく”感覚が気持ち悪すぎるし、お風呂の怪異みたいなのも怖かった。割とちゃんと怖い。


きみのご冥福なんていのらない 4 / 松尾あき(秋田書店)

夏休みを満喫して寮に帰ってきた篠原ちゃんとゾンビの小野。ここまで篠原に対して一途な好意を向けてきていた伊吹先輩の感情は遂に限界を超え、良くない方向に振り切ってしまう。二人の関係を知った先輩を前に、小野はどう動くのか。盛り上がってきた感じ。


ゴゴゴゴーゴーゴースト 3 / 蛭塚都(KADOKAWA)

ウシロに憑く正子を祓おうとする羽柴という青年。自分の過去と二人を重ねて、幽霊と人間は相容れないと説得する羽柴を横目に、今日も恨みを晴らしまくるウシロ。遂には憎きゆー先輩への恨みを晴らすべくコンタクトを取ろうと試みる。不穏な空気はあれどいつものノリで恨みを晴らしていく巻だった。


弱虫ペダル 80 / 渡辺航(秋田書店)

遂に80巻目に到達。黒田は自慢の猫足が”しならず”、真波に敗北。このスポーツが成り立つためにはアシストの働きが必要不可欠だけど、だからこそ、そのアシストたちも一度は勝利の夢を見る。アシストの燻銀のカッコよさが好きです。

クライマー対決が決着し、新エースアシストの高田城と新エースの新開悠人が葦木場に挑む。憧れの兄がいて、尊敬する先輩もいて、つくづく美味しいポジションだなと感じる悠人というキャラクター。流石に一日に二度負けるのは悠人も嫌だろうけど葦木場に勝ってほしい。葦木場好きなので。


のボルダ 2 / 鬼頭莫宏(新潮社)

ボルダリングを楽しむ人たちの物語。主人公トウコの友人・ユリもボルダリングに挑戦して、その魅力にハマっていく展開。

ボルダリングはどれだけやっても常に「出来ない」を突きつけられるスポーツ。だからずっと初心者の気持ちに寄り添えるんだとか。ユリと正反対なトウコの、失敗を取り繕わない自然体な姿勢が素敵でした。


可愛いだけじゃない式守さん 15 / 真木蛍五(講談社)

式守さんに反発していた後輩の隼瀬さん。中学時代に自分を救ってくれた式守さんにちゃんとお礼と謝罪の言葉を伝えたい、と和泉くんの協力の下、想いを伝えることに。隼瀬さん関連の話がどれも妙に涙腺に来る。

そしてまたしても八満(はちみつ)の良い奴エピソードが増えた。八満が一番好き。


これ描いて死ね 2 / とよ田みのる(小学館)

女子高生たちが漫画を描く漫画。転校生の「ストーンドラゴン」こと、石龍さんも仲間に加わり、みんなでコミティアに参加するために東京遠征。漫画を読むこと。漫画を描くこと。漫画を売ること。何もかもが尊くて愛おしくて眩しい。

そして顧問であり、師匠であり、憧れである手島先生のキャラクターが堪らなく大好き。過去編の『ロストワールド』が本編なまである。全体的にサクサク話が進むのも好きポイントです。


クジマ歌えば家ほろろ 2 / 紺野アキラ(小学館)

ロシアから渡ってきた謎の鳥的人間・クジマと過ごす冬の日々。クジマに対して好意的な弟・新と対照的に、クジマと敵対する兄・英。英の浪人生設定が絶妙に気まずい空気を醸し出していて良い。その中で縦横無尽にはしゃぐクジマ。異質なはずなのに和む不思議な癒しマンガです。


矢野くんの普通の日々 4 / 田村結衣(講談社)

矢野くんがどうしても明かそうとしない「眼帯をつける理由」。心配する吉田さんに頑なに真実を打ち明けない理由は一体何なのか?…ということは一旦置いておいて、誕生日のお祝いや吉田さん家で勉強会、文化祭に後夜祭とはしゃぐ矢野くん。

眼帯の秘密、ちょっと引っ張りすぎな気もするけど、多分そんな大したことはないと踏んでいる。今回も穏やかでほっこりできました。


R15+じゃダメですか? 2 / 谷口轟・裏谷なぎ(講談社)

刺激的なコンテンツに慣れるため、映画研究会に入り浸り、R15+映画を観るようになった天羽さん。正式な入部を親が許してくれないと決め込む天羽さんに対して、半ば強制的に家庭訪問を申し出る冬峰くん。

娘の映画(含めさまざまなエンタメ)摂取を頑なに良しとしない天羽母。「不健全で教育上よろしくない」「自身の黒歴史を蒸し返される恐れがある」とそれらしい理由を並べながらも最終的には入部を許してくれて一件落着!!…と思ったけど、どうやら本当の理由は別にあるらしい。いや、気になりすぎるんだけど!!

今回も登場映画はどれも面白そうでした。『ジョン・ウィッグ』ってシリーズものだったんだ(無知)。『ビバリウム』はめっちゃ怖そうだけどネタバレ見た感じちょっとB級映画っぽい感じ?「不気味の谷曲線」という言葉を初めて知ったけど興味深いな。


舞妓さんちのまかないさん 21巻 / 小山愛子(小学館)

祇園祭の季節。それぞれの夏休み。すーちゃんの「すみれ」と「百はな」との間で揺れ動く気持ちを、百子さん姉さんがちゃんと理解してくれるところが素敵。

キヨちゃんと健太との三角関係(?)は一向に進展しなさそうですが、それでいいのです。


やきゅうみようよ! 3 完結 / 辻島もと(小学館)

12球団全ての野球応援部見学を終えた葵と杏音の二人が入部を決めた部活は果たしてどれか。最後は「オールスターゲーム」という名の学園祭でおしまい。短くも野球愛に溢れた良い作品でした。やっぱり野球っていいなって思います。

辻島もと先生の新連載も始まっていて、こちらも楽しみです。

連載は終わったけど、プロ野球の結果イラストの投稿は今後も続けていくのかな?


あした死ぬには、 4 完結 / 雁須磨子(太田出版)

40代で直面する「更年期障害」を題材に、大人たちの葛藤を描いた作品完結巻。心の変化、身体の変化、環境の変化。自分も周りも変わっていく中で、いかに自分らしく生きていけるか。1巻を読んだ時の感覚が良い意味でそのまま変わらず最後まで読めてよかったです。ラストのフレーズ好き。


虎は龍をまだ喰べない。 弐 / 一七八ハチ( KADOKAWA)

龍の行方を追うもう一匹の龍・深翠。追手から逃げるように旅する虎・白麗と龍・碧童を待ち受ける運命と二匹の不思議な関係の行方は如何に。共に生きていくべき相手が必ずしも同族である必要はない。


ブレス 2 / 園山ゆきの(講談社)

腕を上げるためメイクスクールへ入学するアイア。同世代のライバルたちに刺激を受けながら技術を磨いていく中で感じる「切磋琢磨できる仲間」の存在。いざ次のステージへ。


私の胎の中の化け物 2 / 中村すすむ(講談社)

千夏が抱く醜い悪意は周囲の人間にも伝染していく。静かな破壊活動を行う中で、青砥という男に出会った千夏は、かつて地元で起こった事件に興味を持つ。

出会ったしまった二人の化け物。最凶vs最凶。生き残るのは果たしてどちらか(バトルもの?)


サンダー3 1 / 池田祐輝(講談社)

ほのぼのとした日常を過ごす中学生男子3人組、通称”スモール3”。3人の生活はある日、担任教師から借りた謎のDVDを見たことでパラレルワールドへと繋がってしまう。宇宙人が襲来する平行世界で、拉致されてしまった妹を助ける3人の少年の冒険が始まる。

まんま『GANTZ』っぽい設定やタッチ(『GANTZ』も触り部分しか知らない)ではあったけど、表紙や導入のユルい絵柄からパラレルワールドのリアルで緻密な描写で一気に引き込まれた。異世界無双ラノベみたく宇宙人を蹂躙していくのかな。妹のふたばちゃんが可哀想なので早くお兄ちゃんに会わせてあげてほしい。


【推しの子】 9 / 赤坂アカ・横槍メンゴ(集英社)

「B小町」の人気もじわじわと広がる中、ルビーを中心にテレビ業界の闇が描かれる。闇といってもこれが日常茶飯事なんだろうし、やっぱテレビってクソだな、って。

2.5次元舞台編の時もそうだったけど「芸能界の裏側」みたいな部分は正直そこまで求めていなかったりする。本筋の続きがひたすら気になる。


かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 27 / 赤阪アカ(集英社)

四宮家の一件も無事終息し、生徒会には日常が戻ってきた、というのも束の間、白銀会長留学の為、渡米。遠距離恋愛編か〜と覚悟したのも束の間、かぐやも追いかけ、渡米。そういえばこの人セレブだった。週末通い妻状態の中、生徒会室に大型モニターも設置され「ビッグモニターシロガネ」爆誕。寧ろ距離が近くなったまである二人。このまま会長の留学は雑に終わりそう。笑

これくらいバカバカしい方が気楽で良い。かぐやのコロコロ変わる表情も久しぶりに沢山見られて満足。そして遂に12月発売の次巻で完結とのこと。ちゃんと終わってくれと願うばかり。


マリッジグレー 3 / 轍平(集英社)

新婚いちゃラブマンガの3巻。今回も実に「けしからん」内容だったけど、直継さんの弟がどうしようもないゴミクズ野郎で、そこはちょっと萎えた(結果オーライではあったけど)。童顔憙乃の嫁力が高すぎて「フィクションみ」が濃いので、やっぱり読む人を選びそうですが、僕は好きです。


アサシンズプライド 3~10 完結 / 天城ケイ・ニノモトニノ・加藤よし江(集英社)

訳あり騎士と無能力ヒロインの剣と魔法系ラノベが原作のコミカライズ。主人公とヒロインの関係が個人的にかなりツボで、ラノベ苦手ながらハマりました。

ただまぁ、やっぱり読みにくいな〜(作品の内容以前にラノベ特有のノリが苦手)と過去に2巻で止まってしまっていたところ、コミカライズが完結したということで、久しぶりに読んでみたら普通に面白かった。ヒロインのメリダお嬢様がね、可愛いんですよ、すっごく。連載お疲れ様でした。


乙嫁語り 14 / 森薫(KADOKAWA)

ロシア帝国の侵攻に備え、中央アジアの結束を強固にすべく「馬競べ」が開かれることに。馬の扱いが最大のステータスとなるこの時代。アゼルたちは一族の存亡、土地そのものの命運を懸け、馬を駆る。

躍動する馬体。美しい乙嫁。盛大且つ厳かに執り行われる婚姻の儀。これでもかという程『乙嫁語り』の魅力たっぷりの一冊だった。この雰囲気はちょっと久しぶりな気がする。キャラクターたち一人ひとりの気高く飢える生き様に胸を打たれる。アゼルたち3人の新妻乙嫁も最高。


乙嫁語り〈ワイド版〉 13 / 森薫(KADOKAWA)

二月に一冊くらいのペースで刊行されてきたワイド版もやっと追いついた、と思ったら通常版も新刊が出てしまい、またも追いつかず。12巻まではこのnote内で取り上げてきませんでしたが、おそらく切りのいいタイミングなので。

出費は痛いですが、一生ものと思えば安いと思ってここまで買い続けてきた甲斐あって、13冊も並ぶとまぁ壮観。もうシュリンクフィルムを剥がすのも勿体なくて途中から完全にインテリアと化しているのはここだけの話。


うちらきっとズッ友 -谷口菜津子短編集- / 谷口菜津子(双葉社)

谷口菜津子先生の「友情」をテーマにした短編集。嘘つきな転校生と夢見がちな少女の遠い友情、高校生の見栄と性欲の間で揺れる友情、姑と息子の嫁の憎めない友情、子育てを終えた母の望む本当の友情、腐れ縁の男女の醜くも忘れらない友情、似たもの同士のきっとずっと続く友情。どれも良かったです。

今の関係がこの先もずっと続いていくと勝手に決めつけて毎日を過ごしているけど、その全部がどうして成り立っているのか、全く説明できる気がしない。仲良くしてくれる人たちに、この場を借りて感謝申し上げたい(届かない声)


ちびまる子ちゃん 18 / さくらももこ・さくらプロダクション 小萩ぼたん(集英社)

故・さくらももこ先生の遺したシナリオをアシスタントの小萩ぼたん先生が作画し掲載、コミックス化。これだけでもうちょっと涙腺が緩みます。収録話も全部(もちろん良い意味で)くだらなくて笑えちゃった。そして少し泣く。

『ちびまる子ちゃん』が自分のマンガ体験の原点なので、こうやって新作を読めるだけでも沁みるものがあります。ありがとう。大好き。

さくらももこ展も開催されるらしく、行くしかないよ、こりゃ。


宙に参る 3 / 肋骨凹介(リイド社)

夫の遺骨を義母に届ける宇宙旅行。第二の港地「ジヒ」へと着いたソラと宙二郎。ちょっと小難しいけど、雰囲気やタッチは優しい、数少ない購読してるSF作品です。


トリリオンゲーム 5 / 稲垣理一郎・池上遼一(小学館)

稲垣理一郎先生&池上遼一先生の最強タッグでお送りする、痛快マネーゲームマンガ。

蛇島を仲間に加えたガクたちはついにトリリオンゲームのソシャゲ『プチプチランド』をリリース。裏で根回ししていたハルのお膳立てもあり、ドラゴンバンクの嫌がらせも見事返り討ちにし順調に会社は成長していく。成長し過ぎていく。

富も名誉も手にしたガクは、同窓会で学生時代の想い人と再会し、自分の現状を改めて顧みる。ガクはガクのまま、ハルはハルのまま、進んでいってほしい。ハルについては心配ないか。

ソシャゲについての運営側の視点が描かれていたシーンも興味深かった。課金させる仕組みとか。


うみそらかぜに花 3 / 大石まさる(少年画報社)

前巻のアミとカナメが同棲していたという事実が親友たちにバレてしまったシーンの続きから。カナメたち男子チームはケロッと仲直りするけど、アミたち女子チームはちょっと険悪ムードに。それでも最後はアミの誠意が伝わって仲直り。あとはもう夏休みが何もかも吹き飛ばしてくれる。

「学生時代の夏休み」という圧倒的無敵感をもう自分は味わえないんだと思うと、ただただツラい。

学生にとって 夏休みとは!
無限の時間!無限の解放!無限の太陽!
少年老い易く学成り難し!光陰矢の如し!
かつて少年少女だったあなたには
時は瞬く間に過ぎてゆく!
これを経験上の事実としてご存じであろう!
ならば彼らにアドバイスはひとつ!
遊べ!遊べ!遊べっ!!
夏休みは 永遠だっ!!
『うみそらかぜに花』3巻 p.166-167



雑記

10月もお疲れ様でした。ついこの前10月になったと思ったらもう11月です。早すぎる。

今月は待ちに待った舟本絵理歌先生の新連載『双影双書』がスタートしたことが記憶に新しいです。1話からかなり"良い"ので、ぜひ読んでみてほしい。コミックスの発売も楽しみです。

他には『チェンソーマン』のアニメがスタートしたり、『HUNTER×HUNTER』が3年半ぶりに連載再開されたり、『ちびまる子ちゃん』の新刊が4年ぶりに発売されたり、オリックス・バファローズが26年ぶりに日本一になったり、と色々「待ちに待ったもの尽くし」だった印象です。

あと、マンガ特集の雑誌をよく読んだ月でもありました。主に(というか全て)『ひらやすみ』特集・真造圭伍先生特集目当てですが。こういう高尚な雑誌でマンガが大々的に取り上げられる時代ですね。

色んなタイプの作家さんがいますが、ある程度メディア露出のある方(ほう)がファンとしては嬉しいのでよいです。というか真造先生にいたっては週刊連載で、インタビュー取材やラジオ出演もするってまぁまぁハードなのでは。

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