2022年12月の本棚
12月に読んだマンガまとめです。今年ももう終わり。
ラーメン赤猫 2 / アンギャマン(集英社)
1巻も面白かったけど2巻はもっと面白くてもっと好きになった。人間の新キャラはちょこちょこ増えるけど、猫の新キャラは全然増えない。ライバル店とかも出てこない。猫はそもそも働くのが嫌いな生き物なので納得。
奇跡的に働きたい猫たちが集まって、地に足つけてあくまで細々と、でも確かに繁盛しているラーメン赤猫。是非一度ご賞味ください。
恋人以上友人未満 2 / yatoyato(集英社)
文化祭に出る高校生たちの演技指導をしていく中で、忘れかけていた「自分が役者を目指した理由」を思い出す宮子。自分の気持ちにケリをつけ、正樹の花屋でバイトも始め、ここから二人の距離が縮まっていくことに期待です。
アオのハコ 8 / 三浦糀(集英社)
文化祭で雛ちゃんとの外堀が埋まりそうになるも、あくまで千夏先輩一筋を貫く大喜はとりあえず置いておいて、勝ち目ゼロでも前向きに恋を楽しむ健気な雛ちゃんをもう応援せざるを得ない。
千夏先輩の恋愛観も徐々に描写されるようになってきたところに、掻き乱し役のビッチ(千夏先輩の親友の妹・悪い気はない)が出てきて秋合宿編へ続く。こういう察しの良い行動力おばけみたいなキャラは便利そう。
バド・バスケ・新体操で合同合宿するのは流石に無理あるでしょ!って思ったけど。そんなことある?笑
あかね噺 4 / 末永裕樹・馬上鷹将(集英社)
可楽杯を寿限無一本縛りで優勝した朱音は、父の仇・阿良川一生との面会権を得る。一生の口から直接語られる落語の「真髄」とは。
今一度、気を引き締めた朱音は、落語家として生きる術を身につけるべく、老舗劇場・弥栄亭の楽屋で前座修行の日々を送る。
めちゃめちゃ少年マンガしていて、熱くて面白いです。
SANDA 6 / 板垣巴留(秋田書店)
三田を追う新たな赤衣の刺客が登場。トナカイの血の結晶で作られたという緋色の弾丸の脅威に脅かされながら三田が出会ったのは、トナカイの末裔の美少年・隣甲斐だった。性格に少々難ありの彼と、三田は手を組むことはできるのか。
もう少しテンポ良くてもいいかな、とちょっと思ってる。面白いけど。
女の園の星 3 / 和山やま(祥伝社)
1年半ぶりくらいの新刊。懐事情と諸事情によりアニメBD付特装版は断念しました。そのうちちゃんとアニメ化されるのを待ちます。
内容に関しては、もう他の追随を許さないほどにぶっちぎりで面白い。積極的にギャグマンガを読む方ではないけど、作者の「下心」みたいなものをほとんど感じない作品はすごいと思う。キャラクターたちが勝手にバカなことを仕出かしていて自然と不自然な空気が醸し出されている、みたいな。
ただ「G」が結構ちゃんと長時間にわたって描写されていたことは正直キツかった。
ぼっち・ざ・ろっく! 1~5 / はまじあき(芳文社)
TVアニメのあまりの出来の良さに、思わず原作も買ってしまった。きらら連載の作品はアニメと原作は別物だと個人的には思っているので、読もうかどうしようか迷ったけど結果的に読んで大正解。
極度のコミュ障陰キャ・後藤ひとり(ぼっち)が、中学時代を犠牲に手にした超絶ギターテクを武器にバンドマンとして成長していく。結構ガチでバンドで食っていこう!という方向に展開されていくのがある意味珍しくて新鮮だった。後藤ひとりのキャラクターの性質上、女子高生がバンドやってみた!的な流れではなく、一人のバンドマンが世界に見つけられていくような流れなのが良い。作者サイドのアジカン愛、邦ロック愛も垣間見えてグッドでした。
きらら作品なのである程度は仕方ないですが、世間的には、カプ厨目線で語られることが多いようで、そこはちょっと辟易しちゃいますが原作に罪はない(し、そういう楽しみ方を否定したいわけでもないです)。
TVアニメも2期確実だろうし、これからも目が離せない注目作です。
可愛いだけじゃない式守さん 16 / 真木蛍五(講談社)
和泉と犬束、男の友情。キャラクターたちが泣いてるとこっちまで涙出そうになっちゃう。誰にでも焼き餅焼きな式守さんが可愛い。表紙可愛くないですか?
きみとピコピコ 4 / ゆずチリ(秋田書店)
文化祭ということでゲームを自作したりするゲーム部一同。結構あっさりゲーム作ったりするんだな、と思ったけどそこはギャグマンガのノリ。オタくんとアゲハさんの関係も進展はせずともイチャコラするのは眺めているだけ楽しい。
愛してるゲームを終わらせたい 3 / 堂本裕貴(小学館)
お泊まりして、添い寝して、お互い自分の成長を実感して、でもまだ相手の隣に立つには足りないと感じているらしくゲームは続く。いやこれもう愛してるゲーム終わらせればよくない…?
先輩幼なじみカップルも出てきたけど主人公二人の進展具合にはあまり関係なさそう。
ギュゲスのふたり1~2 / カトウタカヒロ(小学館)
担当編集者を憎む漫画家の藤堂健とそのアシスタントで、自分に自信を持てない日向優。
次回作の取材として神隠し伝説のある古びた神社を訪れた二人は拝殿にてそれぞれ願う。「憎いあいつを消し去りたい/いっそ消えてしまいたい」と。
”消せる”力を手に入れた藤堂と”消える”力を手に入れた優。透明化の超能力を手に入れてしまった二人の破滅へと続く物語。
燻る藤堂の唯一の理解者のような純粋な存在の優。藤堂は優を守ろうと透明化の能力を使い根回ししていくわけだけど、その全てが空回り、最悪へと向かって行ってしまう。嘘を隠すためにさらに別の嘘で上書きしていく修羅展開。ハッピーエンドにはならないだろうなということだけは分かる。
犬とサンドバッグ 上 / 尾崎かおり(小学館)
都会から故郷の島に戻ってきた34歳の日子は、空っぽの小さな島で犬のような青年・千真希と出会う。底抜けに明るいチマキに懐かれてしまった日子だったが、彼には信じがたいような過去があった。
過去に囚われた者同士の歳の差恋愛物語。おそらく上下巻なのでサクサク進んで読みやすかったです。島の穏やかな雰囲気と物語のダークな部分の対比が対照的で良い。
星のラブドール 1 / ぴのきみまる(徳間書店)
小学5年生のはるひとは性についての知識を一切持ち合わせない純粋無垢な少年。ある日、はるひとは不法投棄されていたAIラブドールのダミィといくつかのオモチャを拾う。オモチャの使い方、ダミィの正体、大人は何も教えてくれない中、分からないことだらけのはるひとのピュアで透き通った宝物のような日々が始まった。
世界観がちょっとふわっとしているけど「子どもの性教育に対して慎重で、AI技術が発展した世界」っぽい。はるひとの周りの子たちははるひとよりかは進んでいて割と平均的な様子。お母さんが我が子の性教育にヤケに敏感な感じで、はるひとはその影響でここまで無知ってことでいいのかな。ダミィが儚げで可愛い。
ひみつのはんぶんこ / ぴのきみまる(徳間書店)
上記の『星のラブドール』の前作。同じスイミングスクールに通う幼なじみの楓と塁。物心ついた時から一緒に育ってきた二人の「ひとつだけちがうこと」、それは、楓は女の子で、塁は男の子だということ。少しずつ女性になっていく自分に対しての戸惑いと、塁への想いを募らせていく楓を見て塁は何を思うのか。第二次性徴期の男女の成長物語。
霧尾ファンクラブ 1 / 地球のお魚ぽんちゃん(実業之日本社)
女子高生の藍美と波は同じ学校の同じ人を好きになった。その相手は、霧尾くん。親友でありライバルでもある二人の話題は常に「霧尾くん」で持ちきり。ある時は霧尾くんの忘れ物の学ランを奪い合い、またある時は霧尾くんを夢に出すため謎の儀式を執り行う。二人の内、霧尾くんと付き合えるのは果たしてどちらか。
一生「霧尾くん」をネタに漫才を続けるのかってくらい怒涛の霧尾くんトークを繰り広げる構成が面白すぎた。病的なまでに霧尾くんに執着する二人が今後どうなっていくのか。最後の引きが気になりすぎる。ちなみに霧尾くんの素顔は一切出てきません。
生き残った6人によると 4 / 山本和音(KADOKAWA)
7人になった生き残りメンバーたち。ここに来て序盤で死んだ木内を巡る人間関係が効いてきていて面白い。タイトルの「生き残った6人」の面子は最終的にどうなるのか。段々着地地点が想像できるようになってきて、なんとなくそこから逆算していくような読み方ができている気がする。次回、Uber参戦!(増えたら減り、減ったら増える)
白聖女と黒牧師 11 / 和武はざの(講談社)
自分の想いに向き合いながらも悶えるローレンといつも通り可愛い聖女セシリア。そんな中、セシリアが失踪。何とか探し、見つけた田舎町の小さな家でローレンが知る「聖女様の昔話」とは。アニメも楽しみです。
私の胎の中の化け物 3 / 中村すすむ(講談社)
化け物vs化け物の様相を呈したただの犯罪の応酬、というのは一旦置いておいて、マラソン大会の最中、千夏と青砥は互いの破壊衝動のままにぶつかり合う。
化け物としての素質は千夏の方が一枚上手か。でも改めて読んでみたらこれ、ただの幼稚な厨二病の症状のそれに見えてきたかも。全部行動に移しちゃってるのが異常なだけで。どうなっても最悪な結末間違いなしなので続きが楽しみです。
生徒会にも穴はある! 2 / むちまろ(講談社)
愉快な生徒会の卑猥な日常、と思ったけど実はそこまでエロ要素もない気がしてきた気がしなくもない。どうしても『役員共』と比べてしまうからか、なんか「エロ」より「可愛さ」が勝っているくらいな感じ。でも全然大丈夫。これでいい。
よふかしのうた 14 / コトヤマ(小学館)
コウ母が放任主義ながら良き母でよかった。久しぶりにちゃんと善人が出てきた気がしてちょっと安心。学校の子たちとも程良く付き合えてて良かった。やっぱり校外に居場所ができると強い。
修学旅行に託けてコウくん(とナズナちゃんはじめ吸血鬼や探偵の皆さん)はキクとマヒルを追いかけて”約束の地”北海道へ出発!どうなる!?
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 28 完結 / 赤阪アカ(集英社)
かぐや様も遂に完結。正直、物語の区切りはもう何度か通過していたので、最終巻は余韻だった。長いようであっという間に過ぎ去っていくのが青春。登場人物みんなに幸あれ。
ウマ娘 シンデレラグレイ 9 / 久住太陽・杉浦理史ほか(集英社)
新章開幕。”大井の最終兵器”イナリワン登場。追う側から追われる側へと変わっていくオグリの立ち位置と怪我と向き合うウマ娘たちの姿が描かれる。毎日王冠の栄光は果たして誰の手に。
『シンデレラグレイ』って「無名から成り上がる芦毛」って意味だと思ってたけど、「シンデレラ」の部分は「ガラスの靴」→「ガラスの脚」→「怪我が付き物なウマ娘たち(とりわけオグリ)の宿命」という意味だったのか、と今さら気がついた。エモいやん。
少年のアビス 11 / 峰山りょう(集英社)
黒瀬夕子という”悪魔”に魅せられた似非森少年の過去と現在に続く物語が語られる。あの時、夕子の心中を止めなければ今頃はこんなことにはなっていなかったのに…と後悔の念は尽きない(読者目線の感想)
もう誰目線で見てもバッドエンドしか想像できないので思う存分アビスってほしいところです(アビス-る【動詞】)。ここからの柴ちゃん先生の大逆転に期待。
隣のお姉さんが好き 2 / 藤近小梅(秋田書店)
自己肯定感の高いたーくんを振り回すようで逆に振り回されているような心愛さん。夏休み。友達と一緒に心愛さんのバイト先のファミレスに行ってしまったり、心愛さんの友達も交えて一緒に映画を観たり、二人で映画を観に行ったり。近づいたと思ったら離れていくような関係が大変もどかしい。
紡兄が良いお兄ちゃんすぎる。
ごくちゅう! 3 / こんぱる&ふじしまペポ・草下シンヤ・雨宮(講談社)
フィリピン人の新囚人も入ってきて楽しい夏の監獄生活が続く。夏の獄中は地獄かと思いきや、カラオケ大会やアイス支給、浴衣で盆踊りと意外と楽しそう。アイス食べる描写気合い入りまくりで笑った。次回「めんかい!」
はじめての諏訪さん 3 完結 / 真沼靖佳(スクウェア・エニックス)
表紙からしてもう最高な最終巻。寂しいけど3巻も全ページ尊くて(あえて「尊い」と言いたい)もう文句なしでした。告白から始まる話だったのでノンストレスでひたすら諏訪さんとヤマナカを見ていられたと思う。諏訪さんの方が基本上手なんだけど、真正面からヤマナカに接して、ちゃんと照れたりするところも多くて、そういうところも全部ひっくるめて好き。
中学を卒業して高校へ進学して物語はおしまい。成就した恋ほど語るに値しないものはないってやつですね。これくらいスパッと終わる方がいいのかもしれません。
メダリスト 7 / つるまいかだ(講談社)
全日本ノービスで光と渡り合うための必須条件として新たなジャンプの習得を目指すいのりと司。新たな先生、新たな武器、新たなライバル。多くを吸収しながら進化する二人。競合集う全国の舞台に向けて静かに、しかしどこまでも鋭く、その刃を研ぐ。
前巻に引き続き、というか毎度のことながらかなりの熱量だった。名古屋から新潟への車内泊ドライブのシーンも大好き。連載時は省かざるを得なかったであろう注釈、アニメ化も秒読みだろうけど、こういうコンプラ的な視点が邪魔してる気はする。熱いのは間違いないけど、かなりロリコンホイホイだからなぁ。
サクラ、サク。 6 / 咲坂伊緒(集英社)
「少女漫画とは斯く在るべし」と思い知らされるレベルで一冊丸々すれ違いの連続だった。こうも人はすれ違えるのかと言わざるを得ないレベルで見事にすれ違う。こんなのあり?ってくらいもう盛大にすれ違う。頼むから「好き」って言ってくれ、お互いに。
日常 11 / あらゐけいいち(KADOKAWA)
帰ってきた"日常"。10巻が出たのが丁度7年前ですか。いやはや感慨深い。そのブランクを一切感じさせないほどに1ページ目からいつもの日常ワールド全開で安心しました。なんか主要人物総出でどんちゃん騒ぎだった。最高。
雨宮さん 1 / あらゐけいいいち(KADOKAWA)
『日常』と同時進行で連載されているあらゐけいいち先生の新作。「下ろし立ての靴の匂い」、「バスの停車ボタンの感触」といった日常に転がる些細な事象に対して「なんか好き」の精神を持つマイペース少女・雨宮さん。彼女のなんか変で、なんか良い毎日を覗く、なんか好きになってしまう、なんて素敵な作品が誕生しました。
作風が合うかどうかはあらゐけいいち先生あるあるなので今更ですが、自分の「好き」に正直な雨宮さんの姿は見ていてとても気持ちがいいので好きです。特別版も買おうか迷い中。
あらゐけいいち先生ご自身でセルフアニメ化もしています。すごい。というか寧ろこっちが先。
染色体 田川とまた短編集 / 田川とまた(少年画報社)
表題作【染色体】は田川とまた先生らしい生々しさのある人間模様を描く内容でした。【しょうがない家族】が好きです。
おねぇちゃん日和 2 / ネリ夫(KADOKAWA)
関西のどこか郊外に住む姉妹によるユルユルのんびりコメディ。1巻の時以上にノリが馴染んできた感じがしてより一層笑えました。
一冊を通して感動回とかは全くなく、あくまで淡々と、ぬるま湯くらいの笑いが生み出され続けていく。一周回ってこういうマンガを描くのが一番難しそう。かなり面白いです。
セシルの女王 3 / こざき亜衣(小学館)
セシルの進学先のケンブリッジ大学総長にしてカトリック司教・フィッシャー。カトリックとプロテスタントの対立の中、国王支持を拒否するフィッシャー司教はロンドン塔に収監される。死をも怖れない確固たる思想を持った人を前にセシルは考える。
一方、「男の世継ぎ誕生」が最優先される宮廷では、何もかもがねじれながら最悪の方向へと物語が進む。「ただひと目、あの方にお会いしたい」というセシルの願いがどうか叶いますように。
本の虫ミミズクくん 2 / カラシユニコ(小学館)
読書をこよなく愛する本の虫の加藤剣。今回も数々の名著がミミズくん自身はもちろん、周りの他の人たちの背中をそっと押してくれます。『100万回生きた猫』と『カラマーゾフの兄弟』の回が特に良かった。
毎話毎話、文学作品を登場させ、それを読むミミズクくんのその時の状況と作品の内容をリンクさせ、作品の全体の結末は極力伏せつつ、ミミズクくんの話のオチに持っていく、という構成が美しすぎて拍手したくなる。お見事です。
香山哲のプロジェクト発酵記 / 香山哲(イースト・プレス)
『ベルリンうわの空』の香山哲先生の次なる連載に向けた準備期間をマンガにしたもの。とは言っても、啓発本的な思考術の紹介が主な内容なので、読んだマンガのまとめに入れるのもアレな気がしましたが、まぁマンガはマンガなので。多分。
刊行されていることを知らずにたまたま旅行先で立ち寄った本屋さんで見つけたので、そういう出会いも含めて良い一冊でした。発酵させた新連載を読むのも今から楽しみです。
緑の歌-収集群風- 上下 完結 / 高妍(KADOKAWA)
台湾・台北で暮らす少女・林緑は、引っ込み思案な性格もあり、進学した大学に馴染めず、大好きな音楽も楽しめなくなっていた。そんな時、偶然出会った青年・簡南峻に誘われるがまま、ライブハウス「海辺のカフカ」へ。日本のカルチャーと南峻への淡い恋心が、緑の世界を変えていく。
内容はあくまでフィクションですが、台湾出身の作者の体験を元にした私小説のような作品。繊細なタッチで描かれる少女の等身大の姿が爽やかで甘酸っぱくて素敵でした。世代や国境を飛び越えていく「好き」の気持ち。
雑記
以上、12月に読んだマンガたちでした。
個人的に大きかったのは『日常』復活と『はじめての諏訪さん』完結が大きかったです。『雨宮さん』『犬とサンドバッグ』『霧尾ファンクラブ』などの面白い新作にも出会えました。
『あかね噺』『女の園の星』『本の虫 ミミズクくん』『セシルの女王』など強いものは強い!という作品も豊作でした。一年を締め括るには十分すぎるラインナップ。特に『ミミズクくん』は本当に面白い。
あと、香川県・高松美術館にて開催されていた「さくらももこ展」にも無事行けて良かったです。自分が如何にさくらももこ先生によって形作られていたのか、ということを改めて感じる旅でした。
*
12月は「このマンガがすごい!」などをはじめ、世間的にも一年を総括するようなランキングも多く公開されました。今年出た面白い作品で未読のものをいくつか読もうと試みるも、あまり他の人のおすすめの作品まで読めなかったな…
やっぱり年末になってバタバタと帳尻合わせにいくのはダメですね。その中でも『緑の歌』は今年中に読めて良かったです。とても。
一応、今年の総決算的なものもまとめたので、よければこちらもご覧ください。
ではでは良いお年を~
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