仕事と趣味

「農」と「農業」という言葉があります。
私はどっちも一緒だと思っていました。
Google先生によると、

農＝田畑を耕し、穀物や野菜などを作ること。

農業＝土地の力を利用して、有用な作物を栽培する有機的な生産業のこと。

とあります。

「農業」は産業の中の1つで、農作物を作り、それをお金に変えること。

「農」は家庭菜園などを行い、食べ物を作ることを通して、人生の豊かさや幸福度を満たすこと。

わかりやすく言えば、「お金」が発生するかしないか、ということです。なので、

農＝趣味。農業＝仕事。

と分けられることが多いです。

農業に関する様々な本を読み、勉強をしている中で、「農」と「農業」という言葉がきちんと区別されていて、それらが対立するような構造で語られることが多く見受けられました。

そんな中で、私たちがやりたいことと照らし合わせた時にどちらもしっくりこなかったので、「nou」 という名前をつけました。
私たちは食べ物を作ることを目的に活動しています。
「農」が目的です。
しかし、生きていく上で必要最小限のお金は稼がないといけません。お金が発生するということは「農業」をやることになります。

だから私たちは、
農と農業の境目をなくして、
仕事と趣味を一緒にしたい。と考えます。

自分たちの手の届く範囲で、 楽しく仕事がしたいです。

「仕事と趣味は分けた方がいい」とよく言われますが、「楽しくやりたいなら、趣味の中でやらないといけない」ということは決してないと思います。

いわゆる「農」はまだしも、「農業」なんてしたことがない私たちですが、幅広く体験や経験をして、自分たちの考えにあった「nou」を探していきます。

その、第一弾として
「農業体験」
菊芋の乾燥チップを作るお手伝いをしています。

畑から菊芋を掘り起こします。
次に形が悪い部分を切り落としながら洗浄します。とても根気のいる作業です。気が遠くなりますが、ひとつずつ丁寧に行います。

次にスライスします。
この作業は比較的、容易です。
ただ腰にきます。

最後に専用のざるにのせ、乾燥させます。

とても、重労働です。なんといっても、「洗浄」。３時間ほど立ちっぱなしで作業を行います。

これからも継続して、農と農業の間を探り続けます。

最後まで、ありがとうございました。