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無職とカメノテ

26歳無職である。

無職は日常に刺激がない。強いていうならお祈りメールをもらう瞬間くらいだが、これはネガティヴな刺激である。ポジティヴな刺激が欲しい。

そこで私が今回購入したのは「カメノテ」である。
カメノテと言っても、タートルのハンドではなく、
海辺の岩にくっついている甲殻類らしい。

ただ、見た目は本当に亀の手のようである。もしくは亀の足のようである。

スーパーの鮮魚コーナーにて40%オフの300円ほどで叩き売られていた。もちろん食べたことがない。

その場で調べてみると、茹でるだけでいけるらしく、カニやエビのような味がするらしい。

これが本当であれば、ポジティヴな刺激になりそうだ。

また、話題になる。会話のネタは増やせる時に増やしておくべきだ。

味噌汁の具にしてもいいらしいが、今回はシンプルに塩と醤油で茹でることにした。

調理は簡単。

まずはカメノテを洗う。割と砂が入っている。また、先端の部分がナイフのように鋭く、指を切りそうになった。そこだけは注意が必要だ。

その後は塩水と醤油で茹でた後、少し放置して味を染み込ませるだけだ。

特にアクシデントもなく無事完成。

香りはカニみたいでとても良い。

食べるのには苦労するかと思いきや、あみあみの部分を破るだけでOK。

最初は口で破っていたが、汁が恐ろしいほど発射されるので、手で破ったほうが無難だと思う。ちなみにこの汁はうまい。

身の方は貝7割えび3割といった味であった。

癖もなく食べやすいが、量が少ないのでご飯のおかずというよりは、酒のつまみに向いていると思う。

無事完食したが、気になったのはうっすらコケのような緑になっている箇所があったことだ。これは大丈夫なやつなのか?と少し後悔している。

無事にお腹に刺激がいかなかった場合、リピートして次回は味噌汁にぶち込もうと思う。







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