グループ展「突然変異のための坩堝」思想

こんにちは。脳海です。

この記事では目次別にグループ展について、また今後についてお話いたします。




「グループ展を企画したきっかけ」



2019年の年末、突然の閃きがありました

部屋で読書をしていた時のことです



世界や個人の世界を写す写真はルールに収まるようなものではない


また、見る側は少なからず撮影者の経歴やSNS上のいいねの数で作品を見ているように感じる

見た人自身が作品そのものだけをどう感じたか評価してほしい


ぜひその場を設けたい、それなら私だけでなく綺麗なのにSNSの急流に流れてしまう作品と一緒に

そして新しい芸術を見る視点、新しい価値観を生み出したい、と考えが浮かんで一つの道になりました


人の評価は必要ない人もいる事は承知しております

でも色んな人がいるSNSで単純に自分の作品を良いと言ってもらえたら嬉しいですよね

人に褒められて嬉しくない人はいないのではないでしょうか

私は嬉しいです


また作品を通しての自分の考えでもいい

皆様がそれぞれ伝えたい事を発信する場でもありたいです



実力にそぐわない点数、評価なら必要ないし

芸術はいいねの数、成績表の数字じゃない



ツイッター、インスタグラムでしか投稿していない人

いつの間にかいいねの数が自分の作品の価値だと思ってませんか



評価される作品を意識して

自分を見失ってませんか





「題名の意味」



最近よく感じることがあります

成熟した都市、日本ゆえの目新しさを失ったある種の飽和した空気が充満していると


その緩流の中は安心も感じるかもしれない

今後5G等ネット環境の整備が進めば風通しは良くなるでしょう

でもそれと同じ速度で情報も溢れて、充満した空間がただ広がっていくように感じる



非常にもどかしい

快適ではある

でも情報に埋もれて真実にはたどり着けないし、何も生まれない


新しいものを生み出すには不満のない快適な環境だけじゃダメなんだ


創作においての新しいアイデアは、いらない情報を取り除き、必要な情報だけで頭の中を充満、過密させる


そしてある時源泉を掘り当てたような、アイデアが溢れて止まらなくなって

乾いていた土地には様々な生物が生まれていく



グループ展「突然変異のための坩堝」は皆様とコラボという認識はないです


「人種の坩堝」のように多種多様な人や作品が一挙に集中することで

出展された方、見た方、私、物事や仕組みに対して突然変異を起こしたい


全く新しい流れ 心の動き 脳の考え方 仕組み


出展される方、応援してくださる方と今まで存在しなかった

新しい何かを誕生させたい



飽和した環境から坩堝に入る

そして変異して坩堝から飛び出す

もしくは収まりきらなくなって坩堝が壊れてもいい



この企画を通してこの企画に収まらない価値観、アイデアを

新たな視点によって今までの世界がまるで違って見えるように



この企画は皆様の突然変異のための坩堝です





「今後のビジョン」



ここまで読んでくださりありがとうございます。


以降は「突然変異のための坩堝」の今後やその他の活動、

医療系の心理学を学んでいた身として皆様の協力があれば出来る表現活動

等についてお話いたします。


まだ公開するには早いかな!というような内容ですので、今の段階で

一緒に何かしたい、応援したいと思って頂けましたら、良ければ

以降の有料記事を購入していただけると...と思いましたが、せっかくですので無料公開にします!良ければ是非読んでください!





現在グループ展を企画している段階ですが、今後何をしたいか、何が出来るのか、何が必要か考えております。



1つとして、ギャラリーにとどまらず芸術が必要な場所に作品を展示したいと考えています。


先日、病院に作品を展示したい!とツイートしました


病院ってなんであんなに徹底的に無機質なんだろう...と思ったためです


衛生面や精神関係の病院では配慮の必要がありますが、あれだけ何もない

空間にいたら健康な人も健康でなくなるような気がするんです


実際に私の身内は身体的な病気で入院していた時、入院の原因と関係なく

長期入院が原因で自律神経を失調し、幻覚を見たと言っていました



また、心理学を学んでいた時に精神病院や老人ホームへ実習に行きました

家族からも疎遠になった方、本人が高齢で身寄りのいない方

施設も人手不足で外出できるのは年に1回、あるかないかなんです


私の実習先だった精神病院は10年、20年ずっと入院されている方もいらっしゃいました


しかもそれは珍しいことではない

病床を減らし、地域と連携しようという方針はあるけど問題だらけで正直

現状はすぐに変えられない


何十年も入院したらどうなる?

何十年も施設にいて人は健康になるのでしょうか?


「ショーシャンクの空に」という映画をご存知でしょうか?

これは刑務所の話であり入院、入所されている方との違いはありますが

共通点があります


何十年も社会から隔離されることによって

早く外に出たいという気持ちから、段々その場に慣れ始め、

いつしか望んだはずの外の世界が怖くなる

という気持ちの変化が起きるのです


そして外の世界で生きてる私たちもなんとなく怖い

関わり方が分からない

それは隔離するが故に隔たりが生まれているからです


新学期や新生活で新しいクラス、新しい職場、どんな人がいるか、場に馴染めるか不安ですよね

(私もグループ展当日はどうなるのか怖いです)

怖いのは分からないからです

相手を知って、その場、世界を知れば怖いことなどないんです



施設、病院で暮らすことを余儀なくされている方と、こうして記事を読んでくださり自由のある方が同じ作品を鑑賞する機会があったら、

また一緒の空間で作品を鑑賞する機会があったら

お互いに忘れられない良い瞬間になるのではないでしょうか


社会は障害と名付けて分断しているけど、

人と人との心の壁はなくなるのではないでしょうか


そういう機会が増えたらそれが当たり前になって、社会の分断はなくなるかなと、

なくなったらこんなに幸せなことはないなと思います



精神面や知的の面で障害がなくても、現代では多くの方が病院、または

老人ホームで亡くなっています


亡くなる直前に病院に駆け込む方もいれば

亡くなる何年も前、何十年も前からずっと入院されている方もいます


隔離というのは他人事ではないんです

当たり前の自由がある日突然奪われることは少なくないです


昔は医療が進歩しておらず今では救われた命が救われなかった

でも命が残り続けてもずっと病院にいる方は果たして幸せなのか

私は退屈なんじゃないか、それ以上に苦痛、孤独を感じている方も

多いんじゃないかと思う


その方たちに私たちは何が出来るのか

そしてそれはいつか自分自身にも起きることです



現在数十名もの方々のグループ展へのご参加が決定しています

これだけの方々が一緒に行動するという事は物凄い影響力になるんです


私は素敵な方々との影響力を、また別の方々のために活かしていきたいです

活動の根本的な軸はこれです


人と影響を受けあって自分が突然変異する

そしてそのエネルギーの行き先は人



私の経験上から医療や福祉施設での開催を考えておりますが、

少子化と過疎化の深刻な地方の商店街、ホテル等への展示によって

知名度や魅力が伝わったり、実際にその地を訪れてくださるきっかけにしたい考えもあります


今後は働き方の自由化やネットの普及(高速通信 自動運転)によって

都会から地方へ人が分散したりアクセスしやすくなるとは思いますが、

私は何者なんだとなりそうなアイデアの混じり具合ですので早めに考えを

まとめていくつもりです



最後までお読みいただき本当にありがとうございます


良ければ今後も応援よろしくお願いいたします!!!!!!!!




脳海

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