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東京生まれ東京育ちの私が、婚活にて100人の男性と会った結果、田舎の農家に嫁いだ話


タイトルが長えよ。ラノベか。

婚活生活4年と時を経て、やっと運命の人に巡り会えました!やったね!
婚活パーティー、街コン、マッチングアプリ、相席屋、相席バー、合コン、友達の紹介ともうめちゃくちゃ婚活しました!出会った男の人は多分100人超えてるはず!!!!

友達に婚活の話するといつも笑ってもらえて、この間本にしたらと言われたので調子乗ってnoteにまとめました。

いずれは婚活のコツとかをまとめて載せたいなと思ってます!
全て実話ですが、まあなんかの物語だと思って笑って読んでもらえたら嬉しいです!!

では、はじまりはじまり〜〜!!!!!






私が初めて婚活パーティーに行ったのは2016年11月13日。

人生で1番好きで好きでどうしようもなかった人に振られた1週間後ぐらいだった。
振られた当日はもう悲しくて悲しくてどうしようもなかった。
でも、泣いてても時間の無駄だ、もう自分は27歳。
1ヶ月後には28歳になってしまう。
早くしないとあっという間に30歳だ。
出会いがないなんて嘆いている場合でもない。
行かねば!!!と自分を奮い立たせ3日後には婚活パーティーで検索をかけ、調べて予約をいれていた。

そこから私の目眩く、婚活の日々が始まったのであった。


第1話「はじめての婚活パーティー」


いよいよ明日は婚活パーティーだ…とドキドキしながら仕事を終えた私は気がついた。

洋服がなくない…????

普段からデニムにリュックな私はいわゆる"女子っぽい服"をひとつも持っていなかったのだ。

どうしよう。

パーティーというのだからドレスでもいいのか?
結婚式に着て行くドレスならあるけどあれで良いの?
え、本当???と混乱したまま『婚活パーティー 女 冬 服装』で検索をかけた。
「ニットにスカートが良いでしょう。」と出てきたのがCanCamに出てきそうな綺麗目な服装だった。
やばい。ない。ピッタリしたニットはあるけど、スカートはロングスカートしかないし、それで行っても鞄もない。買いに行かねば。

現在時刻20時、今から都心に行く時間はない…ユニクロだ!ユニクロに行けば良い!電車を途中で降りて急いでユニクロに向かった。
そして出来上がった服装がこちら

擬態するヲタク


えっめっちゃ可愛いじゃーん!!!!
モテそう!!!いけるいける!!!


(鏡の周りは見なかったことにしてください)

・ニット(アパレル時代に買った何年物かわかんないやつ)
・スカート(ユニクロで1900円)
・鞄(その辺のよくわからない店で買った1500円)

私はaikoが大好きなので、とにかく今まではaikoみたいな服装しかしなかったし、こういった女性っぽい服は"自分には似合わない"と思ってたし、女性らしさを出すのがとにかく恥ずかしかったのだ。

でもそんなこと言ってる場合じゃない!!


鞄は小さい方がモテる、タイツは30デニールの方が良い、胸がでかいのは長所だと思って主張していけという謎理論を全て駆使して、慣れないヒールを履き、いざ!!!パーティー会場へ!!!!

パーティー会場についた私はドキドキしながらエレベーターを上がった。
受付をすまして、iPadと番号札をもらう。そして席に案内してもらう。

パーティー…???



半個室で楽しくおしゃべり!と書かれていた婚活パーティーの説明にどんな感じなのだろう。
緊張しながらも私が思い描いていたものは、グラスを片手に華やかな場所で行うバチェラーのカクテルパーティーみたいなものだった。(当時まだバチェラーはやってないので例えです)
しかし実際に見た光景は白い壁に区切られている、まるでそう、個別指導塾みたいな場所だった。

想像と違うけど、まあ良いか。こっちの方が緊張しないし。
そしてテーブルの上に置かれた200mlのペットボトルのお茶。
ワンドリンク付きとなってたので、まあ確かにワンドリンクだけど!
持って帰れるし小さい鞄にも入るから良いけど!
私はグラス片手にを想像していたのに!

緊張と混乱の中、私は貸してもらったiPadを見た。参加者のプロフィールがつらつらと並んでいる。

へ〜〜〜こんな感じで見れるんだ。男性のほうには女性陣のプロフィールが並んでるんだろうなぁ。もっとちゃんと細かく書いておけばよかったと反省しながらも本日の参加者のプロフィールを確認した。

その日は男性は8人だった。
プロフィールだけでは特に惹かれる要素もなく(漫画好き〜とか書いてあったら食いついていたかも)実際に話すから良いかと思って、200mlのお茶を飲もうとした時、

「失礼しますぅ。」

突然隣に男性がそう言って横に座ってきた。

あっえっ何?こんな感じ????

開始時間まであと5分。どうやら女性は座ったままで男性が動くスタイルらしいのだが、最初の人は始まるまでどこかで待機とかではなくずっと隣にいるらしい。

耳を澄ますとちらほらもう話している声が聞こえた。

隣に座ってきた男性はメガネをかけていて真面目そうな人だった。
まあ普通に出会っていたらまず好きにならないであろう、少し大人しめなタイプだ。(私は当時、ノリが良くて少しチャラい人が好きだった)

これは話した方が良いのだろうかと思い、
「今日初めて来て、緊張してるんです。」みたいな当たり障りない会話をした。

そしたら司会のお姉さんがマイクを使って今日の説明を始めた。
持ち時間は1人5分。5分経ったら1人ずつ男性が前の席にずれていく。一周したらもう次は1人3分でもう1周する。

計8分でその人の何がわかるんだろう…と思いながら、そもそもそのシステムなら最初に隣に座ってる人が1番話せるから運もあるよなぁって考えていた。

隣の男性も緊張してたみたいで、すごくぎこちなかったけど一生懸命さは伝わってきた。名前は覚えてないのでメガネ君と呼ぶ。
メガネ君の仕事は確か鉄道関係だった気がする(もう5年前なので覚えてない)
私は最初は緊張したものの、接客業で培った会話スキルを駆使してその場を盛り上げた。

「はーい、では男性の方あと1分で移動でーす」


司会のお姉さんがマイクで明るく伝えた。

「あっという間ですね…ありがとうございました。とても話しやすくて良かったです」

メガネ君は丁寧にお礼を伝えてくれて、全然タイプではないしときめきもしなかったけど、【良い人】なんだろうなぁというのは凄く伝わってきた。

「では移動してくださーい!」

移動のアナウンスがあり、男性は荷物を持ってバタバタと移動していった。

「どーも!お願いしゃーす!」


次にきたのは横にも縦にも大きい男の人だった。すごい明るく挨拶してきたから、わー話しやすそうって思ったけど服装がスウェットだった。

え、スウェット…????

しかもあれなの!お洒落スウェットじゃなくてさ、なんか地元のヤンキーが履くようなちょっとでかいワンポイントが入ってるスウェットなのよ!嘘でしょ!仮にも婚活パーティーだよ!?場所は個別指導塾だけどさ!!!!!!!

まあ服装はよほどのこだわりがない限り変えられるから大丈夫。とりあえず話そうと思い、プロフィールを見る。

年収1000万以上


う、嘘だろ…このスウェットが…!!????
あれか、服装はこんなんだけど実は仕事バリバリできまーすのギャップ狙いなのか!?
でもここに食い付いたらなんかいかにも金目当てっぽいから辞めとこうと思った時、あっちから仕事の話を持ち出してきた。

「へーフィットネスクラブで働いてるんだ〜」
「あっそうなんで「俺はね、なんとかって仕事しててナンチャラカンチャラ〜〜〜〜ペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラ…あっもう5分!?じゃあまたねー!!」

……

つ、つまんねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
なに今の!?びっくりしたわ!!!仕事アピールすごいな!!!!


そんな感じで次の人、次の人と順々に男の人が回ってきてやっと1回目が全て終わった。

つ、疲れる〜〜なにこれ…もう誰が誰だか覚えてないよ…なんにも覚えてないよ!!!!
(メガネ君とスウェットしか印象になかったので他の人は割愛します)

「では2週目に入る前に良かった人を3人までハートを押してください」
司会のお姉さんが説明してくれた。

3人もいねえ…てゆうか誰も良い人いないよ…どうしよう……(これ後で知ったけど別に押さなくても良いらしい)
とりあえずメガネ君と他2人をテキトーに押したらメガネ君も私のこと良いね押してくれていた。これとても気まずいな。隣にいるのまじでやめてほしいな。

そんな事を思いながら2週目スタート。

「あっありがとうございます。押してくれて嬉しいです…」
「いえいえこちらこそ…」
メガネ君めちゃくちゃ謙虚や〜!!!!!

2週目は緊張も少し解けたのか1週目より楽しく話せた気がする。

そして2週目も終わり、最終的に良いなと思った人に1.2.3の順番でいいねを押すと、相手も押してくれていたらカップル成立になるらしい。
例えば私が
1、メガネ君 2.スウェット 3.他男
みたいな感じでいいねを押して、1同士とか1の人が他の人を指名して2の人が私を1にあげてくれてたら1.2でカップル成立的な!(説明が下手!!!!)

誰もいねえな…と思ったけど、うーんまあ強いて言うのであればメガネ君が1番良い人そうでまともだったよなぁ。と考えメガネ君を1で押した。

「では結果はiPadに表示されまーす」
お姉さんにそう言われてiPadを見ると、大きいハートが浮かんできてカップル成立の文字が出てきた。

ま、まじか!!!初回でカップル成立しちゃった!!!!

隣を見ると少し照れ臭そうに微笑んでるメガネ君。
なんかとても小っ恥ずかしくなった。

男性は先に出てカップル成立した方はエレベーターの下で女性を待っててくださいというアナウンスが流れ、その日の婚活パーティーは終了した。

14時ぐらいの婚活パーティーに参加したので時刻はまだ16時。
エレベーター下で待っていたメガネ君とLINEを交換して、この後ご飯行きますか?と聞かれたけどなんかとても疲れたし猛烈にカラオケに行きたかったので予定があると断った(最低)

その後、メガネ君とは1日に1.2回のLINEをして翌月の休みの日にデートの約束をしたんだけど、もう本当に最低な私は、時間が経つにつれ本当にあの人のこと好きになるか?無理じゃない?テンション全然上がらなくないか????と自問自答を繰り返した結果、超絶めんどくさくなってしまって断りのLINEを入れてしまった…

ごめんねメガネ君…貴方は何も悪くないのです…私が全て悪いのです…

そんなこんなで1回目の婚活が終わりました。

教訓
ピンとこないならとりあえずマシだったからで選ぶのをやめよう。



まさかこの時はあんなに婚活をする羽目になるとは思いもしなかった………

続く

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