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学校生活事件簿 おっさんのパンツがどうでもよくないこともある!

農業大学校に住み込んで早3ヶ月。
それなりに色々と事件はありました。
今回は普段と趣向を変えて、住んでいるから起こった事件を紹介。


おっさんのパンツ発見!どうする?

これはつい先日の出来事です。
寮の自分の部屋はほぼ、ビジネスホテルの様な形状。

作りおきの長い机と床より硬いベッド、縦長すぎて余白ありありのクローゼットと昔感あるユニットバスがあります。
クローゼットがそんなに大きくないので、2ヶ月に1回程度、服の整理をするのですが、今回の事件はその際に発生。

何気なくクローゼット内の服を着る着ないで分けていたところ、違和感を感じました。
自分が手に取った布があまりにつるつるしていて、ハンカチにしては綺麗すぎる。
よく見ると「パンツ」です。

紫と黒のヒョウ柄の、ほぼブーメランのパンツ。
よく見たのですが「これ...違うよな」と。
自分のパンツではないパンツが紛れ込んでいたのです。

人のパンツほど困るものはない!

このヒョウ柄のブーメラン(Sサイズ)のパンツは、恐らく洗濯の際に紛れ込んだものということは理解。

僕が宿泊する棟は社会人寮なので、他にも農業を志すおじさんたちが入寮していました。

過去形です。

実は、1月末で入寮していたおじさんたちは卒業済。
過去に靴下紛れ込みは何度もあったのですが、パンツは初めてです。

さらに現状、この寮には僕1人きり。
ヒョウ柄のブーメランパンツ(ほぼTバック)を片手に途方にくれたのですが、職員室に一応報告しようと思い、とりあえずクローゼットの上の棚にしまっておくことにしておきました。

眠れないほど気になるおっさんのパンツ!

とりあえずパンツを棚にしまい「寝よう」と床についたのです。

しかし「あれは..誰のパンツだろう?」と気になって眠れないこと…。

「ここを卒業したら、ねぎを作って」
「すでに土地を買っているので」
「Iターンで農業をしたくて来て」

ついこないだまで同じ寮にいたおっさんたちの顔が思い浮かびます。

たまに洗濯を待つ時間を横の談話室で共に過ごしたおっさんたち。
その時も、ヒョウ柄ブーメランを履いていたのかと思っていると気になる事が思い浮かびます。

「農作業中にブーメランパンツ?」
「大浴場で出会った時に、ブーメランパンツを脱いだ?」

今、ちょうど放送中のドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」
古い価値観を持ったカタブツの「おっさん」がアップデートしていく話です。

(いいドラマなのでチェックしてみてください)

毎週、原田泰造の演技を見ていて「まだ自分はこんなおっさんではないな」と思っていたのです。

しかし僕もブーメランパンツをおっさんが履くということに違和感を感じる古い価値観の人間だったと実感。

まさかブーメランパンツに価値観を教わるとは思いませんでした。

後日談

パンツはとりあえずこっそり、学校の研修生担当の先生に報告。
一旦、クローゼットの上(簡易神棚)から離れることとなりました。

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