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学生を前にすると大人は嘘をつけないし真剣になる話(noteの紹介)

農業大学校で毎日の様に学生と相対していると、新鮮な感情や懐かしい感情になることがよくあります。
昨年の12月から今年の3月まで行っていた三重県明和町での学生を対象とした起業勉強会でも同じ様な感情に。

↓では学生との勉強会で本気になる企業の方について書いています。
よろしければご一読ください。

今回は学生を相手にしたら大人は本気になってしまうということについて書いています。


起業勉強会で感じた大人の本気!

2023年12月に開催した三重県明和町での起業勉強会ですが、印象深かったのは企業の方がかなり本気で取り組んでくれたことです。

学生が考えたビジネスプランに助言をしたり、フィードバックを行うという点で参加された企業の方。
自社にとってはプラスとなるかが、見えていない状況下にも関わらず熱量が半端なかったです。

勉強会の前日の懇親会から学生のビジネスプランについての議論が巻き起こるほど。
そして当日も昼食の時間を削ってでも、話し合いを行う熱の入れ様。

大人同士の勉強会や話し合いに何度も参加したことありますが、この様な状況は初めてです。
学生よりも企業の方の熱量の方が大きいのではないかと思うほど。

第1回目の勉強会が終わった後に企業の方に話を聞くことができたので、
学生の印象を聞いてみました。
詳しくは↑のnoteに書いていますが、学生の素直さが企業の方に刺さった印象。

普段は空気を読んだり、いつもの流れの中で話し合いをするということに慣れている大人にとって学生の直球な質問や実直な姿勢に心が動いた様です。

こういった経験が僕自身も農業大学校であったかなと思い、考えを巡らせてみました。

素直な学生には嘘をつけない!

この様な経験は、僕にもありました。

学生の印象としては、起業勉強会に参加した学生と同じ様に農業大学校にいる学生も素直。

たまにされる質問もかなり直球という印象があります。
少し前ですが、学生にされた質問は
「人を好きになるってどういうことですか?」
というものでした。

面食らったというか、こんな質問される日がくるとは思いませんでした。

相手は結構、本気というか真面目な感じ。
さらに考える時間は数秒しかない様な状況でした。

頭をフル回転させて出た答えが
「嫌いじゃなければ、好きってことじゃない?」
という毒にも薬にもならないものでした。

学生の顔をみたら、ぽかんとしていたので「間違えた」と思い、何とか取り戻そうとちょっと間を置いてから、再度答えました。
「人を好きになったことない人はいないと思う。ただ、好きにも種類があるから見えにくいだけだよ」
という感じでなんとかその場を収めました。

「自分で考えてみたら」
「分からない」

恐らく今までの自分だと、そういう言葉で収めていましたが、真剣に聞いてくる学生を前にしたら自分の中から答えを絞り出さないといけない。
そういう気持ちにさせるのが、学生の特権だと思います。

まとめ

人生経験が少ない学生の言葉は、シンプルな分、刺さることも多いのです。
大人になればなるほど、頭で理解していくことが増えているのでどこか予定調和になっていくことに慣れている自分が。
学生の素直さを当てられると、自分の中で真摯に対応したいと思う気持ちが芽生えて嘘をつけない様になったのではないでしょうか。


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