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『冒険の書』AI時代のアンラーニングを学び、未来への冒険を始めよう

「好きなことだけしてちゃダメですか?」

そんなメッセージに目を引くは、孫 泰蔵氏の『冒険の書』をご紹介します。
AI時代のアンラーニングについて考察した本書は、AI開発の最前線で活躍する孫氏の鋭い観察と学びが詰まっています。
・AI時代のアンラーニング(孫 泰蔵 (著))
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1. 自分の得意や好きなことを大事に育てる

この本を読んで強く感じたのは、好きなことを追求することの大切さです。
「冒険の書」は、既存の教育の枠組み、つまり情報の詰め込みや暗記がもはや役立たないと訴えています。そこで強調されるのは、各個人の得意や好きなことを大事に育てることです。
また、過去には大人と子どもの区別は存在しなかったと語ります。子どもが守られるべき存在となっているのは、大人に合わせた社会システムの結果であり、”遊び、学び、働く期間”の区別はなく、すべてが連続的につながるべきだと述べています。

2. 本書の重要なキーワード「メリトクラシー」

あなたは「メリトクラシー」の言葉を聞いたことがありますか?
私は本書を通して初めて知りました。
その「メリトクラシー」について具体的に説明します。
メリトクラシーとは、人々がその能力や実績によって評価され、報酬を得るという考え方です。
たとえば、スポーツ大会で一番速く走った人が金メダルをもらうような仕組みです。なぜなら、練習を頑張って速く走れるようになった人が金メダルをもらうことを目的にするからです。
しかし、この本では、メリトクラシーだけではなく、”好きなことに専念することの大切さ”を説いています。つまり、速く走ることだけが大切なわけではなく、楽しく走ること、自分なりに工夫しながら走ることも大切だと言っているわけです。
そして、それが我々が生き残るカギとなると説いているのです。
いま私たちの社会はメリトクラシーが蔓延していますが、それを脱却して好きなことを追求することがこれから求められます。

3. 「アンラーニング」の大切さ

新しい時代に求められるのは、「アンラーニング」です。それは、今までの価値観や常識を見直し、本質を見つめ直すことです。
なぜなら、いまの社会の根幹となっている”資本主義”も”メリトクラシー”もAIにより覆される可能性を秘めているからです。
AIとの差別化戦略として人間は自身の創造力を発揮し続ける役割を果たすべきます。
これからの時代はAIが代替可能な単純作業を引き受けるため、我々、人間は自由な時間を得て、より創造的な活動に専念することが可能となるはずです。
「アンラーニング」により、我々、人間は自身の専門分野を超えて、新しい視点やアイディアを追求することが重要です。

4. 新たな挑戦を始めること

「冒険の書」から学んだことは、新たな挑戦を始めることです。それがどんなに小さなことであっても、始めてみることが重要です。web3コミュニティに参加して自分にできることを探してみる、家で農作物を育ててみる、今まで読んだことのない分野の本をを読んでみるなど、何でも良いのです。このような新たな挑戦は、我々が未来のAI時代に適応し、生き残るための重要な一歩となるでしょう。

「冒険の書」を読むことで、我々がこれからのAI時代にどのように適応し、自身の価値を見つけ出すべきかについてのヒントを得られるはずです。
私は、Metagri研究所という「農業×ブロックチェーン」を軸にAIを掛け合わせたながら、新しい農業の世界を創造する取り組みに挑戦しています。
ぜひ、我々と一緒に、Metagri研究所で好きなことや得意なことを追求してまいりましょう!
こちらから参加をお待ちしております:Discord
今回は孫 泰蔵氏の『冒険の書』についてお伝えしました。AI時代を生き抜くヒントが詰まったこの本をぜひ読んでみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます!

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