見出し画像

「成人の日」から考える: 新しい世代のキャリアと自己実現

2024年1月8日、今日は「成人の日」。
18歳の新成人106万人で過去最少を更新しました。

私が15年前に20歳で成人を迎えた頃とは時代も大きく変化しています。
この変化は、社会人として、または大学生として新たな一歩を踏み出す人々にとって、どのような意味を持つのでしょうか?
そんな新成人になる人口が減少する中、新しい世代のキャリアについて、小説『何者』と重ね合わせて考察していきたいと思います。

📚「何者」朝井 リョウ (著)


小説『何者』と成人の日

朝井リョウさんの小説『何者』は、これから社会人を迎える学生たちのリアルな姿を描いています。登場人物は大学4年生であるため既に成人を迎えている人たちではありますが、社会に出てからが成人とする見方もあると思います。
そんな新社会人になるに向けて、就職活動を通じて自分たちが「何者」になるのかを模索する彼らの姿は、新成人や新社会人にとって大きなヒントを与えます。この小説から学ぶことで、私たちはどのように自分自身のキャリアパスを考え、社会における自分の位置を見つけることができるのでしょうか?

新成人と社会人の立場 - 理想と現実のギャップ

私が15年前に「成人の日」を迎えた時、大学2年生でした。社会人としての立場はまだ遠いものでしたが、現在の若者たちは18歳で社会に出る選択をすることも珍しくありません。大学への進学、起業、あるいは直接社会に出る道。選択肢は広がっていますが、理想と現実の間でどのようにバランスを取るべきなのでしょうか?

『何者』で描かれるように、就職活動は単なる職を得るプロセスではありません。それは自分が社会で「何者」になるかを見つける旅でもあります。多くの学生が名門企業への就職を目指し、ブランド意識や外見だけに焦点を当てがちですが、真の自己実現とは何か?この疑問に私たちはどう向き合うべきでしょうか?

新しい時代の成人たちへ - キャリアと自己実現の道

新成人や新社会人になるということは、多くの選択肢とともに責任も伴います。『何者』で描かれるような苦悩や選択の葛藤を経験することは必至です。しかし、これらの経験は自己成長の糧となります。今日の成人の日に、新たな一歩を踏み出す皆さんに、自分自身の道を信じ、前進する勇気を持って欲しいと思います。

新成人や新社会人にとって、就職は大きな一歩です。私自身、新卒で就職した経験から、その重要性を実感しています。就職は多様な経験を積む場であり、特に大手企業や中小企業では、独自の風土や文化を学ぶ貴重な機会になります。一方で、起業するという選択肢もあります。自分でビジネスを立ち上げることは別の経験を提供しますが、大手企業との取引や社内のルールなど、企業文化の理解は依然として重要です。

大手企業就職の意義とチャレンジ

就職活動において、多くの学生はブランド名のある大手企業を目指します。しかし、就職する先のブランドよりも、そこでどのような経験を積むかが重要です。私自身、最初に就職した会社は大手ではありませんでしたが、そこで得た経験とチャレンジが、後のキャリア形成に大きく貢献しました。企業に入った後、どのような目標を持ち、どのような成長を目指すかが、自分を「何者か」に変える重要なステップです。

『何者』の中で描かれるように、就職してからが本当の挑戦です。会社に入ってから、自分がどんな役割を果たし、どのような目標を持って働くかが大切です。新卒で就職することは、単に仕事を得るだけでなく、社会の中で自分自身の役割を見つけ、充実したキャリアを築くための第一歩です。

時代の変化と新たな挑戦の重要性

現代は変化が激しい時代です。就職後も、働き方は多様化しています。会社を辞めて起業することも、新しいプロジェクトに挑戦することも、すべてが自分のキャリア形成の一部です。重要なのは、常に新しい挑戦を恐れずに進むことです。答えはないかもしれませんが、自分の道を模索し続けることが、最終的に豊かな人生を築く鍵になります。

最後に - あなた自身の道を見つけて

成人の日に、新しい社会人生活を迎える皆さんへ、このメッセージを贈ります。人生には答えがないかもしれませんが、"自分ならではの道"を模索し、"新しい挑戦を続ける"ことで、自分自身の存在意義、すなわち「何者」であるかを見出すことができます。
農業と新技術の分野で活動している私自身も、常に新たな挑戦を続けています。それが、「何者」かになるための重要なステップだと捉えています。
ぜひ、自分の可能性を信じ、新たな一歩を踏み出してください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?