見出し画像

【脳卒中リハビリ公開】歩けるようになって欲しい!!徳島からご入所頂きました!!歩行を獲得するために必要なこととは?


はじめに


こんにちは、ノーポラスチャンネルの作業療法士、山本です。今回は、施設での回復期以上のリハビリについてお送りします。大阪の鹿島にあるエバーライフ鹿島さんと提携して、リハビリの様子をご紹介します。

患者様の状態と課題


今回の患者様は、司法出血により歩行がうまく行えない状態です。入院中も車椅子の状態で施設に来られました。患者様の課題としては、以下の3つが挙げられます。

  1. 支えることの難しさ: 足をついた時に支えにくい

  2. 足の置く位置の問題: 歩行する際に足をどこに置けば良いか悩んでいる

  3. 足首の制御: 足がしっかりと設置できず、曲がってしまう

これらの課題を解決するために、3つのトレーニングを行いたいと思います。

トレーニング1: 股関節のコントロール


まずは、股関節のトレーニングを行います。股関節は歩行において非常に重要な関節です。以下の手順でトレーニングを行います。

  1. 内側への動き: 股関節の内側に力を入れます。

  2. 外側への動き: 股関節の外側に力を入れます。

これにより、股関節周囲の筋肉を鍛え、歩行時の安定性を高めることができます。

トレーニング2: 歩行時の足の制御


次に、歩行時の足の制御に焦点を当てたトレーニングを行います。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 足を支える方向のトレーニング: 右足をついた際に体重をかけることが難しい場合、足を支える方向に力を入れます。

  2. 足を前に出す方向のトレーニング: 足を前に出す際につまずいたり、思った方向に足が開かない場合に、前方に足を出すトレーニングを行います。

これにより、足の制御を向上させ、方向転換時のスムーズな動きを実現します。

トレーニング3: 聴覚と緊張の制御


最後に、聴覚と緊張の制御に関するトレーニングを行います。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 聴覚への刺激: 音楽を使って、ガクガクとなってしまう力を一気に止めるトレーニングを行います。口から揃えて止めることがポイントです。

  2. 緊張の制御: 緊張が力の一定制御に影響を与えることがあるため、リラックスした状態でトレーニングを行います。

これにより、聴覚と緊張の問題に対処し、トレーニングの効果を最大化します。

結びに


以上、リハビリセラピストの視点から、施設での回復期以上のリハビリについてご紹介しました。股関節のコントロール、歩行時の足の制御、聴覚と緊張の制御といった要素をトレーニングすることで、患者様の回復を促進させることができます。私たちノーポラスチャンネルは、脳卒中後遺症の方々のフルリカバリーを目指し、日々リハビリに取り組んでいます。後遺症でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。今後も、皆さまの応援をよろしくお願いします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?