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無料コラム 〜オススメの本〜

おはようございます(^ ^)

本日も臨床BATONへお越し頂き、ありがとうございます。
462日目を担当するのは理学療法士のゆーすけです。
今回のテーマは、「オススメの本」です。

私のオススメの本は鴨頭嘉人さんの「人前で話す極意」です。

この本は、人前で話をする時に緊張しない秘訣は?や人前で話をする時にどこを見て話すのが良いか?などよくある話し方の悩みに対しての対処の仕方から、講演会での話の組み立てなどへの具体的な方法が書かれています。
テーマによってはQRコードから動画へ飛んで見ることもでき、理解が進みやすいように構成されています。

「人生の質はスピーチで決まる」と言われるぐらい鴨頭さんは想いの伝達がうまくいくかどうかが日々の生活やビジネスにおいて重要だと説いています。
なぜならば、日本人の95%は、話すことに対して苦手意識を持っているというデータがあり、苦手意識の根本は、「自分の想いを言葉にできない」という経験や、「自分の想いを言葉にして伝えてみたが、誤解や否定されてしまった」という過去の失敗によるものではないかと言われています。

自分自身、仕事やそれ以外の場面(例えば結婚式でのスピーチなど)でも人前で話すことが増えてきたため、実践的なものを身につけようと思ってこの本を手に取りました。
読んでみて、実際に人前で話す際に使えるように実践的な内容が多く参考になることが多かったです。そればかりではなく、どうやったら部下や同僚をやる気にさせる話ができるようになるか?などマネジメントをする立場の方にも使える内容もあり、ビジネスにも活かせることもありました。

この本を読んでみて最も参考になったのが、伝わる話し方の極意の中で「聞き力」が「話す力」を伸ばすということでした。
聞き力と聞けば、「傾聴」が浮かぶかと思います。
傾聴とは、相手の話したいことに対して深く丁寧に耳を傾け相手に肯定的な関心を寄せ、内容の真意をはっきりさせながら共感的に理解を示すこといいます。
人の話を聞くときは傾聴は大事ですが、ここではもう一つの視点として同じストーリーを話すなら自分ならどうするか?を考えることがトレーニングになると言われています。

スピーチには成功法則が成り立ち辛い面があり、「自分にはセンスがない」「スピーチは難しいから自分には無理」と諦めがちだと思いますが、「スピーチは技術です。学べば誰でも必ず変われます」と鴨頭さんは言われています。

一朝一夕で身につけることは難しいかもしれませんが、普段の生活の中で少し意識を変えることで少しずつ身につけていくことは可能であるとこの本を通して学びました。

臨床の中で患者様への説明や、職場でのコミュニケーション、マネジメントを任される方でスピーチに悩みがある方は是非読んでみてはどうでしょうか。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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