「検査値から読み解くリハビリ目的の進め方③」~DダイマーでみるDVT(深部静脈血栓症)リスク~
いつも臨床BATONをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
154日目を担当致します、他業種の経験を経てOTになり日々奮闘しているおじさんOTこと、ごっちんです。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年に引き続きまだまだ大変な状況は続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。くれぐれもお体のほうご自愛いただきながら過ごしていただきたいと思います。
前回は「検査値から読み解くリハビリの進め方②」~HbとAlb~編をお伝えさせていただきました。前回の内容はこちら↓
はじめに
本日は、「検査値から読み解くリハビリの進め方③」
~DダイマーでみるDVT(深部静脈血栓症)リスク~についてお伝えしていきたいと思います。皆様はDダイマーと聞いてどんなイメージを持たれますか?
私が経験の浅い頃、PTの先輩と同じ対象者様を担当した時の話ですが、血液検査を見たところ、特に逸脱した数値はなかったので、「離床を進めていっても大丈夫ですよね。」と聞いたところ「でもDダイマー高いですからね、DVT(深部静脈血栓症)もあったりすると怖いですし、もし血栓飛んだら怖いんで気をつけないといけませんね」と言ってもらったことを思い出します。
当時の私は血液検査でも前回のブログの血液凝固系に対しての理解が難しく、数字が逸脱しているだけでも不安で仕方がなかったことを記憶しています。
Dダイマーを見る目的
Dダイマーでみる深部静脈血栓症(DVT)リスクというものがあります。
長期臥床に伴う不動
下肢に麻痺がある
整形外科術後による不動
によるリスク因子が大きいと考えられます。
臨床では無症状である深部静脈血栓症(DVT)リスク患者が多数存在するのです。
だからこそ、リハスタッフは「Dダイマー」に注意する必要性があります!
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