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症例から考える頭頂連合野の機能〜半側空間無視と身体図式障害〜

脳外ブログ 臨床BATON

皆さんこんにちは😆🎵🎵

臨床BATON 233日目を担当します、急性期でスーパーSTを目指すyuccoです。
S Tの仕事と育児、脳外臨床研究会での活動に奮闘中です♪
脳外臨床研究会の活動の一つ、脳外臨床研究会山本秀一朗のセミナー動画(20分)とセミナーレポートをまとめたnoteはこちらからどうぞ💕
新人教育や日々の臨床の悩みのヒントが見つかるかも❣️

また、今までのyuccoが書いた臨床BATONの記事はこちらからどうぞ↓
#臨床BATONスーパーST

《はじめに》

臨床において患者さんの症状の現象を見た時に、少しのキーワードだけで、きっとこうゆうことなんだろうと決めつけてしまい、原因分析ができていなかった症例さんのことを考え直したいと思ってまとめました!

今回は、右頭頂葉の出血と左側に気づけなかったり左側の運動でエラーが起こるという情報だけで、左半側空間無視だと障害名をラベリングし、本質の原因を見れていませんでした。
アプローチすべき、脳の機能は何だったのか紐解いていきたいと思います‼︎

《症例紹介》

70代、男性。
車を運転中に左車輪を左側溝に落ちてしまう自損事故をおこし、救急搬送され右後頭頭頂葉皮質下出血を認め入院となった症例さん。

・車椅子では左側のフットレストに乗せない、降ろさない。
・ベッドへ移乗する際にベッドよりも遠い位置で座ろうとする。
・スリッパが左側が脱げていても気づかない
・椅子に座った際に左の肘掛けに足が乗っていてもそのまま修正しない
・歩いていると右には曲がれるが、左側には曲がらない
・全て声かけにて修正可能。

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これらの現象の原因は何でしょうか??
左という言葉に、すぐに左半側空間無視が浮かんできました。
ではスリッパが脱げても気づかないことも、椅子の左肘掛けに左足をかけたまま座り、修正しないことの原因は左半側空間無視だけなのでしょうか?

《脳画像》

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症例は半卵円中心レベルから基底核レベルまでの7スライスに至る出血でした。

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