麻痺側下肢の振り出し【内反尖足編】
片麻痺の症状で多い内反尖足…
この症状に悩んでいる方は多いと思います。
歩く時に、足裏はピタッと床につかず、ひっくり返ったような形で歩いてしまう…
この状態が続くと、姿勢の歪みや麻痺側の痛み、歩行の不安定感など、様々な問題を来します。
本日は…
この「内反尖足」を解決する為に、
歩く時の麻痺側の振り出し方を解説します。
なぜ内反尖足になるのか??
内反尖足の多くの方は…
『足を前に降り出す時、非麻痺側のお尻の内側』
を使って振り出しています。
まわし蹴りのイメージです。
本来の足の振り出し方ではない方法で歩くと、
麻痺側下肢は過度に緊張が高まり、内反尖足など、必要のない関節の動きが起こります。
その為、振り出しの方法から練習しなければ、歩く時に起こる「内反尖足」は改善しない可能性があります。
なので…
振り出しの方法から変えてみましょう!
内反尖足を軽減させる自主トレ
[ リハビリの目的と効果 ]
このリハビリでは、脚を振り出す為に最も必要な「楽に脚を振り出す感覚」を覚える事が目的です。
この感覚を覚えると、内反尖足の歩行だけでなく、脚が楽に、軽く振り出せるようになります。 このリハビリで重要なポイントは、脚を振り出す手前にあります。
本来、振り出す脚とは反対側に体重が移動します。支えている脚は重くなり、振り出す脚は軽くなります。
しかし、脳卒中後遺症の方は「さぁ出すぞ」という瞬間でも脚が軽くならないことが多いです。脚がずっと支 えている状態なのに、無理に出そうとすれば、麻痺側の脚が重く感じる、出しにくく感じるのは当然です。
これを改善させる為には、麻痺側を振り出すときに...
☑︎ 非麻痺側に体重を移動させる
☑︎ 麻痺側が軽くなる感覚
を覚える必要があります。
その方法をこのリハビリで覚えましょう。
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