見出し画像

IVESって何?:電気治療について

お疲れ様です!はらリハです!

本日は…
電気治療:IVES」について簡単に解説していきます。

当事者に向けての投稿です。

はじめに

 電気刺激療法を聞いたことがある方は多いと思います。

 電気刺激療法は、電気刺激を神経や筋肉に与えるリハビリ方法で、脳卒中後遺症に伴う運動麻痺の症状を改善に有効性があると、世界的に報告されています。

 電気刺激療法には様々な種類がありますが、その中でも筋電トリガー式電気刺激として『IVES :アイビス』を紹介します。

IVESとは?

 IVESは、筋電トリガー式電気刺激を与えることができる機品です。

筋電トリガー式電気刺激とは?
筋肉の動きを電気信号(筋活動電位=筋電)として読み取り、動きに応じた電気刺激を筋肉に与える。
つまり、何もしなければ電気は流れないが、対象者自身が手や足を動かそうとした時にその動きをアシストするように電気が流れるタイプの電気刺激。

 

 簡単に紹介します。

1)サイズ

 重量は95gで小型で軽量です。
 首に下げたり、ポケットに入れた状態でも使用できます。

2)多彩なモード設定

 6種類の治療モードを搭載しており、1台で様々な状態の患者に治療ができ、上記の目的以外にも、鎮痛、筋萎縮改善を目的とした治療が行えます。

【6種類の治療モード】
PA:パワーアシストモード
EA:外部アシストモード
T:トリガーモード
ET:外部トリガーモード
N:ノーマルモード
ST:センサトリガーモード

3)対象の部位

 上下肢の両方に使用ができます。

4)パワーアシスト

 治療対象部位の筋活動電位に比例した電気刺激をリアルタイムで感知し、それを補助するように電気刺激を入れることが可能です。

つまり…

脳から治療部位に運動指令を送る

運動指令により発生した筋活動電位をIVESが感知する

筋活動電位に比例した電気刺激を出力する

 上記の流れで筋肉に電気刺激を入れるだけでなく、脳から手足に運動指令を入れて、その指令に伴う筋活動を補助することが可能なため、一般家庭で準備できる単純な電気刺激ではできないことを可能にしています。

 以上。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?