見出し画像

脳卒中再発に気づく為の4つのポイント《FAST》

お疲れ様です。はらリハです。

本日は…
脳卒中発症後の再発チェックポイント(FAST」について解説します。

脳卒中=血管の病気

脳卒中は脳血管の病気の為…

血管の健康状態を保つ

ことが最も重要になります。

脳卒中は、何の前触れもなく突然起こる病気のため、事前に予防をするのは難しいですが、上記でも述べているように、脳卒中は脳の血管の病気の為、その前段階で予防することは可能です。

そのことを踏まえて、「脳卒中後の再発リスクを減らす方法」を説明していきます。

再発リスクは

厚生労働省では…

脳卒中発症から👇
☑︎ 1年以内に再発する割合を13%
☑︎ 5年以内は35%
☑︎ 10年以内は50%
2017年2月3日 第2回脳卒中に係るワーキンググループ

と報告があります。

この結果から分かるように脳卒中は「再発しやすい病気」と言えます。

なぜ、再発リスクが高いのかというと…

脳卒中を一度起こした方は、脳卒中を起こす下地となる生活習慣(飲酒、喫煙、食生活など)や病気(糖尿病、高血圧、心臓病など)などを持っているためです。

これらが基に「動脈硬化」と呼ばれる血管が固くなり、弾力性が失われた状態になることで、血管が詰まったり、血管が破れることが起きます。

つまり、根本的な問題は「生活習慣病」の原因である…

☑︎ 偏った食事
☑︎ 過度な飲酒
☑︎ 喫煙
☑︎ 運動不足
☑︎ 睡眠不足
☑︎ ストレス …

を解決することが、脳卒中再発のリスクの軽減に繋がります。

1.食事を管理しよう
2.アルコールは適量に
3.タバコはやめよう
4.エクササイズに取り組もう
5.良質な睡眠を取ろう
6.血圧を管理しよう
7.脳卒中発症チェック(FAST

脳卒中発症チェック(FAST)

脳卒中の再発時に最も大切なのは、早急に病院に行くことです。

脳卒中後の対応は、経静脈血栓溶解療法や局所線溶治療など治療をおこないますが、発症から4時間や6時間以内と、治療するには迅速な対応が必要不可欠です。

そこを踏まえて…
 
脳卒中を「迅速に/容易に/効率的に判断する方法」をFASTを通して覚えましょう。

FAST」は、脳卒中の典型的な3つの症状の頭文字とT=Timeを組み合わせたものです。

https://www.cocofump.co.jp/articles/byoki/7/#19

◉ Face(フェイス)

Faceは、顔の歪みがないかを確認するものです。顔に歪みがあると、笑顔の時に片側の口角が下がってしまうことがあります。

また、口角からよだれが垂れたり、片側から食べ物が落ちたり、こぼれたりすることもあります。

◉ Arm(アーム)

Armでは、片腕に麻痺がないかを確認します。両腕を胸の高さで伸ばし、手の平を上にして床と水平になるようにキープできるか確認します。
 
片腕が下がってしまうときは、麻痺のサインです。 箸や茶碗を急に持てなくなったときも、要注意です。

◉ Speech(スピーチ)

Speechでは、言葉に障害がないかをチェックします。普段通りにしゃべることができているかの確認です。

うまく言葉が出てこなかったり、違った回答をしたときや、ろれつに問題があるときは、言語障害の可能性があります。

◉ Time(タイム)

最後は、Timeです。Face、Arm、Speechのチェックで1つでも症状があれば、脳梗塞が疑われます。救急車を頼んですぐに病院に行きましょう。

発症からどの程度経過しているかで治療法が異なります。症状に気づいた時間を確認しておくことが大事です。

相手に笑ってもらう
☑︎ 左右対称の表情か?
☑︎ 一側の表情筋が垂れ下がっていないか?
相手に単純な文「今日は空が青い」などを読んでもらう
☑︎ 声の質を注意深く聞き、不明瞭な発音になっていないか確認
両手を挙げてもらう
☑︎ 一側の手が揺れていないか?
☑︎ 左右の手の高さは同じか?

終わりに

ここまで読んで頂きありがとうございます。

はらリハでは、自費リハビリを受けたいが、金銭的に難しい方に向けて、有料の自主トレメニューを販売しています。

回復を諦めていない方、身体の動きが伸び悩んでいる方、新しいリハビリを体験したい方に向けて、記事を作成しています。

興味のある方は、たった500円で体験できるので、ぜひご利用下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?