脳卒中再発に気づく為の4つのポイント《FAST》
お疲れ様です。はらリハです。
本日は…
「脳卒中発症後の再発チェックポイント(FAST)」について解説します。
脳卒中=血管の病気
脳卒中は脳血管の病気の為…
『血管の健康状態を保つ』
ことが最も重要になります。
脳卒中は、何の前触れもなく突然起こる病気のため、事前に予防をするのは難しいですが、上記でも述べているように、脳卒中は脳の血管の病気の為、その前段階で予防することは可能です。
そのことを踏まえて、「脳卒中後の再発リスクを減らす方法」を説明していきます。
再発リスクは
厚生労働省では…
と報告があります。
この結果から分かるように脳卒中は「再発しやすい病気」と言えます。
なぜ、再発リスクが高いのかというと…
脳卒中を一度起こした方は、脳卒中を起こす下地となる生活習慣(飲酒、喫煙、食生活など)や病気(糖尿病、高血圧、心臓病など)などを持っているためです。
これらが基に「動脈硬化」と呼ばれる血管が固くなり、弾力性が失われた状態になることで、血管が詰まったり、血管が破れることが起きます。
つまり、根本的な問題は「生活習慣病」の原因である…
を解決することが、脳卒中再発のリスクの軽減に繋がります。
脳卒中発症チェック(FAST)
脳卒中の再発時に最も大切なのは、早急に病院に行くことです。
脳卒中後の対応は、経静脈血栓溶解療法や局所線溶治療など治療をおこないますが、発症から4時間や6時間以内と、治療するには迅速な対応が必要不可欠です。
そこを踏まえて…
脳卒中を「迅速に/容易に/効率的に判断する方法」をFASTを通して覚えましょう。
「FAST」は、脳卒中の典型的な3つの症状の頭文字とT=Timeを組み合わせたものです。
◉ Face(フェイス)
Faceは、顔の歪みがないかを確認するものです。顔に歪みがあると、笑顔の時に片側の口角が下がってしまうことがあります。
また、口角からよだれが垂れたり、片側から食べ物が落ちたり、こぼれたりすることもあります。
◉ Arm(アーム)
Armでは、片腕に麻痺がないかを確認します。両腕を胸の高さで伸ばし、手の平を上にして床と水平になるようにキープできるか確認します。
片腕が下がってしまうときは、麻痺のサインです。 箸や茶碗を急に持てなくなったときも、要注意です。
◉ Speech(スピーチ)
Speechでは、言葉に障害がないかをチェックします。普段通りにしゃべることができているかの確認です。
うまく言葉が出てこなかったり、違った回答をしたときや、ろれつに問題があるときは、言語障害の可能性があります。
◉ Time(タイム)
最後は、Timeです。Face、Arm、Speechのチェックで1つでも症状があれば、脳梗塞が疑われます。救急車を頼んですぐに病院に行きましょう。
発症からどの程度経過しているかで治療法が異なります。症状に気づいた時間を確認しておくことが大事です。
終わりに
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