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新規ボツリヌス療法【ゼオマイン筋注用】

お疲れ様です。脳リハです、

本日は脳卒中後遺症者向けの投稿です。

内容は…
新規ボツリヌス療法(ゼオマイン筋中用)」の紹介です。

ぜひ、参考にして頂けると幸いです。

ボツリヌス療法とは??

まずは、ボツリヌス療法について説明します。

ボツリヌス療法とは…

ボツリヌス菌が産生する天然のタンパク質「ボツリヌストキシン」を主原料とした薬を筋肉内に注射する治療方法です。

ボツリヌストキシンは、筋肉が収縮する力を抑える作用があり、筋緊張が亢進して思うように動かない手足の過剰な緊張を菌を使って弛緩状態するのことが効果です。

ボツリヌスとゼオマインの違いは何??

これまでボツリヌス療法はボトックスだけでしたが、2020年11月に新たなボツリヌス毒素製剤、ゼオマイン筋注用が薬価収載になりました。

ボツリヌスとゼオマインの違いは…

ゼオマインの方がより純度の高いボツリヌス製剤』という点です。

従来のボツリヌスでは、投与を続けると効果が弱まるという現象が見られていました。

その為、効果を弱まるのを避ける目的で投与間隔を12週間以上あける規定がありました。

ゼオマインの場合は…

純粋なA型ボツリヌス毒素でできているの…

☑︎ 効果が弱まる可能性が低くなり
☑︎ 投与間隔を10週に短縮が可能(症状においては)

になりました。

おわりに

少しずつではありますが、医療は進歩しています。

いつか、脳卒中後遺症が完治する日を目指して、いま出来ることを精一杯取り組んでいきましょう。

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