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半側空間無視とは??

お疲れ様です。はらリハです。

本日は…
半側空間無視:半側空間無視の定義」について解説します。

※ 引用、参考書籍

はじめに

 半側空間無視では…

☑︎ いつも右側を向いている
☑︎ 食事は左側だけ残している
☑︎ 左側だけ髭が伸びている
☑︎ 左側の寝癖だけ治っていない

 など、左側の世界がなくなったかのような現象が起きます。

「食事の左側のお皿に気づかず茶碗の右半分しか食べない」
「ひまわりの絵を模写すると右半分しか描けない」
「水平な線を自信もって右寄り二等分する」

 これらの現象を半側空間無視と呼びますが、この症状がある時、外界はどのように見えているのでしょうか?

 見落としを指摘すると「左のものを見落とすので、よく左側を見るように注意しているのですが」ということも少なくありません。

 ただ、人の顔を見たり、ひまわりの花を見たときに『左半分ありません』という半側空間無視患者はいません。

 たいていは、左側のものが見つからないで他人に指摘されたり、ものにぶつかっておかしいと思ったり、誰かに指摘されたり、体験することで無視症状について学習しています。

 実際に「自分で左側が不注意だと思いますか?」と問うと…

 「自分ではしっかり見ているつもりだけど、先生に注意される」という発言が主です。

 ここで分かるのは…

 「見えていない」ではなく「そもそもないけど?」

 ということです。

半側空間無視の定義

 半側空間無視は以下に定義されています。

大脳半球病巣反対側に提示された刺激を、報告する、刺激に反応する、与えられた刺激を定位することの障害であり、感覚障害、運動障害では説明できないもの」と定義している

heilman(1993)

 ここでは、損傷半球と反対の刺激(視覚/聴覚/体性感覚)を無視し、その刺激に対して注意を向けることができないことを指します。

 半側空間無視は、基本的には頭部や視線の動きの中でも生じる症状です。

 「左側から呼びかけても右側を探す」という、目から得られる視覚情報に限らず、情報として入ってくる刺激に対して、右側への反応が強まる傾向があります。

 他にも、左右方向で体幹の正中を基準とした座標系を重視することが多く、この空間座標において、左に行くほど発見や反応が困難になります。

 無視される一定の「境界」が存在するわけでもなく、課題や状況によって無視される範囲は変化します。

 単純に左側が見えにくくなる症状とは捉えてはいけないことがわかります。

終わりに

 ここまで、読んで頂きありがとうございます。

 最後に、脳卒中後遺症の改善に向けた自主トレメニュー(有料500円)を紹介します。

 上記で説明している通り、 

 「病院でやっていたリハビリ」と「本来回復に必要なリハビリ」

がズレていることが非常に多いです。

 よく聞くのが「原因は筋肉」という話。

 筋肉トレーニングも必要ですが、よくよく考えると根本的な問題って脳じゃないですか?

 だって脳の損傷なんですもん・・・

 脳の回復に必要なリハビリしないといけないじゃないですか。

 そこをピックアップした自主トレを提供しています。

 なぜ自主トレで回復するのか・・・

 根本的な問題である脳の問題に対して「脳と手足の神経の繋がりを作るリハビリ」を根源に作った自主トレメニューだからこそ「改善する」がついてきます。

 根本的な問題に着目したメニューなら回復も見込めると思いませんか?

 今よりも10歩も20歩も先の自分になるためにも、使えるものは何でも利用しましょう。

 内容は大きく分けて3つです。

 ☑︎ 病態、症状の理解
 ☑︎ 病態、症状の原因
 ☑︎ 自主トレメニュー

 となっています。

 病態を理解することで、なぜ自分がこのような状態になり、どこに問題があり、どこを気をつけることでその症状が緩和するのか、図や写真を使いながら分かりやすく解説しています。

 全く動かせない方から、症状が軽いけどうまくいかない方まで、必要な機能的要素と脳科学的な知見を併用したメニューになっています。

 根本的な問題の解決をテーマに、最高の技術と知識をフル活動させて作った自主トレメニューです。

 販売してから既にnote経由を合わせて50件以上、おかげさまで好評を頂いています。

 500円で購入できますが、安価で買えるような自主トレメニューではないです。 

 一人でも多くの方が麻痺のない生活に少しでも戻れるように願いを込めて作りました。

 ぜひ、使って見てください。

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