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見習い農家(?)の作業日誌~その17~緑肥について後編

どうも、見習い農家(?)こと、ヤスです。
前回に引き続いて「緑肥の話」です
なかなか1つの記事にまとめるのは難しいと感じる今日この頃ですが、
なんとかまとめてみたいと思います(`・ω・´)ゞ


緑肥を使うメリットは?

前回にチラっと書きましたが、
「マメ科の窒素固定能力」
単純に肥料代を浮かす効果がありますし、
「イネ科の水はけがよくなる」は、
土壌を改良してくれるので、土壌改良資材や、水はけを良くするために大型機械を買わなくて済む、などの可能性があったりと、土壌改良資材・大型機械での土壌改善効果を比較と言うのは簡単には出来ませんが、これらを
「緑肥」で賄うことが出来たら、費用対効果が結構大きい感じがしますよね
ましてや、大型機械は置いておく場所も必要なので種袋だけで済むのも地味に大きいと思います(*‘ω‘ *)

逆に緑肥のデメリットは?

もちろん、デメリットもありまして、それは
「栽培しても売り物にならない」
「栽培してる期間はそこに野菜を植えれない(場所を取る)」

と言う事です
要は「お金にならない」んですね
「限られてる農地の中でお金にならない物を栽培する」
と言うのは、種植えから収穫まで約60~90日程かかってしまう農家としては、機会損失のダメージが結構痛いと言う事です(ノД`)・゜・。
コレを考慮した上で「緑肥」を栽培すると言う事を考えるのが非常に難しいところなんですね

それならなぜ緑肥がある?

単純に収入の機会が減ってまで緑肥を栽培するのかと言うと、
「緑肥を使う事で収量が上がる」
「病害虫の予防になる」

といった効果がありまして、「収量が上がる」というのは読んで字のごとく収益性が増えますし、「病害虫の予防」は農薬を減らす事が出来ます
要は、緑肥と言うものは
「収入の機会は減るけど、他の出費を減らし、収益性を上げる物」
という見方が出来ます
他には、耕作放棄地があったりしますが、そこに緑肥を植える事で
「景観が良くなった」
などの副次的効果もあります(*‘ω‘ *)

自然・植物のチカラ

そもそも、自然は肥料や堆肥を使わなくても自生してますよね?
野菜も自然の1部分でしかなく、人間や動物が食べるから野菜として存在してるので、その観点で見ると
「肥料をあげて育ててる方が不自然」なわけです
別に、「慣行農法がダメだ!」
なんて言う気は全くないですが、人工的な肥料などを使わなくても、
「自然の力で野菜は育つし、自然の力が環境を整えてくれる」
なので「緑肥」とはそういう自然のチカラを借りるものだと思いました(*‘ω‘ *)

終わりに

前後編に分けて「緑肥」について書いていきましたが、書いてる本人が前後編になるとは思ってなかったですが、「緑肥」の細かい効果などを書いていくと、まだまだ終わりそうもないので、この辺りにしたいと思います。
それでは皆さん、最後まで読んで頂きありがとうございました
(@^^)/~~~バイバイ

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