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インピーダンスの検討

ビクターFB-5をいじくり倒そう企画第二弾。
見た目強そうで、かつ安く抑えられるところは安く、しかし妥協せずに満足できるものを目指すということで、スピーカーユニットはド定番Fostex FE166NVを2発、お好みでオン・オフ可能なスーパーツイーターにFT17Hを1発、着脱可能なサブバッフルに取り付けようかなと検討中です。
取り急ぎこの組み合わせでインピーダンス上破綻が無いかどうかの確認をしました。

スピーカー内部の配線

文章で説明するより回路図貼ったほうが早いですね。

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アンプの負荷を考えると(特に今回は真空管アンプで駆動するので)、あんまり並列に繋いでインピーダンスを下げたくないのですが、ユニットの特性が違った際のロスの少なさを考えてこういう形にしました。
FE166NVを単純に2発並列するだけなら、取説のインピーダンス特性を2で割れば済むので楽です。
しかし欲張ってFT17Hとそのハイパスフィルタまでつなぐので、一応ちゃんと計算したほうがいいなとなりました。
ちなみにツイーターの配線は、一度バッフルの表にケーブルとターミナルを引き出してスイッチ代わりにしようかと思っています(回路図中のJPの部分)。

ユニットごとの特性の読み取り


インピーダンス特性は当然ながら周波数によって変わるので、取説のグラフを読んでExcel(今回はGoogleスプレッドシートだけど)に纏めます。

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他にもっとうまい方法があるのかもしれませんが、今回はインピーダンスが4Ωを大幅に下回らないことを確認できればよかったので、大雑把に読み取ります。
一番右のLPFの値はツイーターに直列でつなぐコンデンサの容量性リアクタンスですね。

グラフを描く

各ユニットのインピーダンスやらLPFのリアクタンスが分かったので、脳死で合成抵抗を求めてやります。
本当はちゃんと交流のお作法で解くべきなんでしょうけど、まあ説明読んでもよく分からんので(馬鹿)、直流的にやります。

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LPFは1.5μFのフィルムコンデンサ1個噛ませるだけのつもりで、まあこんな感じなんでしょうかね。
クロスオーバー周波数付近でインピーダンスがガッツリ下がることを心配していたんですが、FE166NVのインピーダンスが思っていたより低い周波数から上がってくれたお陰で、50~50kHzの範囲では4Ωを割るということは無さそうです(多分)。

感想

インピーダンスの計算とか真面目にやったら死にますよアレ。
それに単純なコイルではないスピーカーの場合はどう扱えば良いんでしょうね。
何もわかりません。
ただ、恐らく、哀れなアンプくんがあまりの低インピーダンスに耐えられず、短絡防止で音が切れるということは多分無いでしょう。
あとは能率がちゃんとマッチングしてバランスのいい音が出るかどうかですが……
正直もう考えるのが疲れたのでとりあえずこの辺りで。

追記

普通に回路シュミレーターで各スピーカーユニットの等価回路組んで、それでシュミレーションした方が早いのでは?(沼)

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