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P01-1 映画「ひとにぎりの塩」から「知って・わかって・支援する」



活動について

 2024年1 月1 日に起こった「能登半島地震」によって大きな被害を受けた能登半島は、「能登の里山里海」として2011年6月に日本で初めて世界農業遺産に認定されている地域です。
 その豊かな自然が育む食をきっかけに、墨田と能登は交流を広げてきました。

 輪島市にある「里山まるごとホテル」は曳舟駅前で開催される「すみだ青空市ヤッチャバ」への出店、「東向島珈琲店」監修のレアチーズの提供を通して相互に関係を深めてきたほか、「東向島珈琲店」は能登の"ナツハゼ"など里山の果実を名物であるレアチーズのソースに使用し、「スパイスカフェ」は能登の甲箱ガニを使用したビリヤニを提供し、石川県出身・墨田在住者による「もこや」では能登の食材を存分に味わえる企画を京島の「Halahelu 」にて開催するなど、交流が様々なかたちで広まってきました。
 また、能登と墨田で二拠点生活をされている方も近所にいらっしゃったりと、墨田と能登のつながりが少しずつ身近なものになってきました。

 今回の災害に対して私たちは、今まで交流を深めてきた能登の方達への顔の見える支援を軸に、まずは「知って・わかって・支援する」ところから、明朗で確かな支援の輪を身近なところから広げていくことを目的とし「能登のわプロジェクト」を進めて参ります。


イベント当日


 2024年1月13日に開催された第1回能登のわプロジェクトのために、Facebookのイベントページを作成し、2日間という告知期間の非常に短い中、13名の方にお集まりいただきました。


 16:50開場。まず主催者による挨拶があり、石川県能登半島の最北端に位置する珠洲(すず)で塩づくりに勤しむ職人たちの姿を追ったドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』を上映。

主催者の本多秀行(中央男性)
映画スタート。塩づくりが営まれていた海岸地帯は、今回の地震で地殻変動が起き、塩づくりが再開できるか不明とのこと。映画を観る我々にも思いがこもる



 会場に能登で「里山まるごとホテル」を運営し、精力的に活動されている山本亮さんと、『ひとにぎりの塩』監督の石井かほりさんをお招きし、能登の現状や映画を撮影するに至った撮影秘話などをお話しいただきました。

能登の地図を持ち、説明する山本さん(中央、タオルを頭に巻いた男性)


 映画終了後、会場を提供して下さったオーロラキッチンさんのご厚意で、能登産のお米、塩、梅干しなどを使ったおにぎりを作っていただきました。
 食べながら、みなさんの能登への想いや今できることは何かを語らい、集合写真を撮って会は終了。

塩むすび。一口目は素材の味を楽しむ為にそのままで。二口目から、能登産の梅干しを載せて食べたり。能登を思い、味わう。


 今回集まった支援金は59,860円。集まった支援金は一部経費を除き、ほくりくみらい基金さんへの寄付とつながりのある関係各所への効果的な使い方を考えております。


刻一刻と状況の変化する今、今ここで出来ることを模索していきたいと思います。

ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

集合写真。急遽にも関わらずお集まりいただいた皆様、ありがとうございました。

※能登のわプロジェクトでは復興までの長期的な支援の視点から、PROJECT単位で支援の形をフェーズ分けしています。今回のPROJECT01「知って・わかって・支援する」は、能登と能登の現状を知り、理解を得た上で、支援をしてもらうことを目的としています。

次回の日程


1/26(金)
18:30開場、19:00開演、21:30終了
会場:旧邸稽古場(〒131-0041 東京都墨田区八広 2-45-9)

上映作品は石井かほりさん監督『一献の系譜』です。

 次回も能登の食材を使ったおにぎりなどの軽食、能登で作られたお酒をご用意する予定です。

ご参加お待ちしています。

【詳細はこちら】


【お申込みはこちら】


〈主催者〉能登のわプロジェクト
本多秀行/瀧口幸恵/上島和也/小林千夏/林光太郎/小鯛夕希子

〈会場提供〉
オーロラキッチン
(墨田区京島3‐62‐2)

〈ゲスト〉
山本亮さん(里山まるごとホテル 代表)
石井かほりさん(映画監督)

〈協力〉
のとと、
水谷亮子

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